似た意味を持つ「グラス」と「ジョッキ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「グラス」と「ジョッキ」という言葉は、「飲み物を飲むための容器」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
グラスとジョッキの違い
グラスとジョッキの違いを分かりやすく言うと、グラスはガラス製のコップ全般を表現する時に使い、ジョッキは取っ手のついた容器を表現する時に使うという違いです。
一つ目のグラスを使った分かりやすい例としては、「お気に入りのグラスを壊したのがショックだった」「ロックグラスに大きな氷を入れて、ウイスキーを少しだけ入れて飲む」「シャンパングラスは自宅で使うには洗いにくいと感じる」などがあります。
二つ目のジョッキを使った分かりやすい例としては、「ビールジョッキを運ぶイベントで29杯を運んだ人がいるそうだ」「ジョッキを冷やしておき、冷たい飲み物を注げばしばらくはキンキンのまま楽しむことができる」などがあります。
グラスとジョッキはどちらも、飲み物を飲むための容器を表しますが、使い方が若干異なります。
グラスは、ガラス製のコップを指します。注ぐ飲み物によって用いられるグラスが異なり、特に酒類を注ぐグラスは「ロックグラス」「シャンパングラス」など様々であり、グラスによって飲み物が味が変わるとされています。
一方のジョッキは、取っ手のついた大型の容器を指します。厚手のガラス製であることが多く、飲み口は広く、容量が200mlから1000mlと大きいのが特徴の容器です。そのため、グラスの一種とされていますが、ガラス製ではないこともあります。
つまり、グラスはガラス製のコップ全般を指し、ジョッキは取っ手のついた容器を指すという違いがあります。
グラスを英語にすると「glass」となり、例えば上記の「グラスを壊した」を英語にすると「broke a glass」となります。一方、ジョッキを英語にすると「mug」となり、例えば上記の「ビールジョッキ」を英語にすると「a beer mug」となります。
グラスの意味
グラスとは、ガラス製のコップを意味しています。
その他にも、硬くて透明な物質であるガラスを表す言葉として使われています。
「食洗器を使うことができるグラスなのか不安だ」「セットで売られていたグラスの片方を割ってしまった」「丈夫で使いやすいグラスを自宅では使うようにしている」などの文中で使われているグラスは、「ガラス製のコップ」の意味で使われています。
一方、「ステンドグラスのきれいなチャペルだと思った」などの文中で使われているグラスは「ガラス」の意味で使われ、「日差しが強く、サングラスをしなければ運転できない」などの文中で使われているグラスは「眼鏡」の意味で使われています。
グラスは英語で「glass」と表記され、「ガラス」「ガラス製品」「コップ」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われており、特に冷たい飲み物を入れるガラス製のコップを指します。
注ぐ飲み物の種類でグラスが分けられており、一口で飲めるように小さい「ウイスキーグラス」、飲み口がすぼまっていて丸みがある「ワイングラス」、脚がついていて器が逆円錐形や丸形の「カクテルグラス」などのように、酒類は特に細かく分けられています。
今日では「パフェグラス」「サンデーグラス」などのように、アイスクリームやホイップクリーム、フルーツなどを盛り付けるデザートのために使われることや、その他料理を盛り付けるために使われることも多くあります。
また、グラスを含む言葉として、ガラスの断片を繋ぎ合わせて絵や模様を表現した芸術品である「ステンドグラス」や、舞台上の役者を細部まで見るための小型の双眼鏡である「オペラグラス」など、ガラスが用いられている製品を指すこともあります。
グラスの類語・類義語としては、取っ手がなく、底の平たい大型のガラスのコップを指す「タンブラー」、蓋の無い丸い器を指す「カップ」などがあります。
ジョッキの意味
ジョッキとは、取っ手のついた大型の容器を意味しています。
ジョッキを使った分かりやすい例としては、「ジョッキよりもタンカードやビアマグの方が小さいそうだ」「夏に冷やしたジョッキでビールを注いで飲むのが一番おいしい」「居酒屋の中ジョッキはどのくらいの大きさなのだろうか」などがあります。
その他にも、「ジョッキにストローがささっているものはソフトドリンクと説明された」「大ジョッキで飲み物を頼み方がコスパがいい」「片手では持つことができないジョッキがオクトーバーフェストで楽しむことができる」などがあります。
ジョッキは英語で「mug」と表記され、「大型カップ」「マグ」といった意味を持つ言葉です。英語で「水差し」を意味する「ジャグ」が転じた和製英語であるため、英語圏では「ジョッキ」は使うことができません。
ガラス製のものが多くありますが、木製のものや陶製のものもあります。取っ手がついており、厚手の器であり、飲み口が広いのが特徴とされています。
特に、ビールを飲むために用いられており、「ビールジョッキ」を指すことも多い言葉です。酸化を防ぐ目的や、温度の上昇を遅くするために蓋がついているジョッキが主流とされていたこともあります。
ジョッキの類語・類義語としては、水差しや、グラスやカップに注ぐために液体を入れておく容器を指す「ピッチャー」、取っ手のついた円筒形の茶碗を指す「マグ」などがあります。
グラスの例文
この言葉がよく使われる場面としては、ガラス製のコップを意味する時などが挙げられます。
例文4のガラスの断片を用いた芸術品である「ステンドグラス」や、例文5のガラス製のレンズを用いた「オペラグラス」など、ガラスを表す言葉として用いられることもあります。
ジョッキの例文
この言葉がよく使われる場面としては、取っ手のついた大型の容器を意味する時などが挙げられます。
取っ手がついていることに加えて、厚手の器であり、飲み口が広いのも特徴とされています。
グラスとジョッキは、どちらも「飲み物を飲むための容器」を表します。どちらを使うか迷った場合は、ガラス製のコップ全般を表す場合は「グラス」を、取っ手のついた容器を表す場合は「ジョッキ」を使うと覚えておけば間違いありません。