【使い回し】と【使い古し】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「使い回し」(読み方:つかいまわし)と「使い古し」(読み方:つかいふるし)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「使い回し」と「使い古し」という言葉は、どちらも同じ物を何度も使うことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「使い回し」と「使い古し」の違い

「使い回し」と「使い古し」の違いを分かりやすく言うと、「使い回し」は行為や方法を表すこと、「使い古し」は結果として古くなった状態を表すことという違いです。

一つ目の「使い回し」を使った分かりやすい例としては、「資料を毎回少しだけ変えて使い回している」「去年の企画書を使い回したため新鮮味がなかった」「例文を使い回しているのがすぐ分かった」などがあります。

二つ目の「使い古し」を使った分かりやすい例としては、「使い古しの鞄だが愛着がある」「使い古しの表現で印象に残らなかった」「このフレーズは使い古しで新しさがない」などがあります。

「使い回し」と「使い古し」はどちらも同じ物を何度も使うことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「使い回し」は同じ物や内容を目的や場面を変えて繰り返し使うという行為そのものに焦点が当たる言葉で、「資料を使い回す」「服を兄弟で使い回す」のように、現在進行形の行動として使われます。

一方、「使い古し」は長期間使われた結果、古くなったり新鮮味を失った状態を表す言葉で、「使い古しの言い回し」「使い古しの道具」のように、物や表現の状態を評価する際に使われます。

つまり、行為や方法を表すのが「使い回し」、結果として古くなった状態を表すのが「使い古し」と覚えておきましょう。

「使い回し」を英語にすると「reuse」「recycle」「use repeatedly」などとなり、例えば「資料を使い回している」を英語にすると「They are reusing the same materials」となります。

一方、「使い古し」を英語にすると「worn-out」「overused」「timeworn」などとなり、
例えば「使い古しの表現だ」を英語にすると「It’s an overused expression」となります。

「使い回し」の意味

「使い回し」とは、いろいろに使うことを意味しています。

「同じ資料の使い回し」「ネタの使い回し」などが、「使い回し」を使った一般的な言い回しになります。

「使い回し」を使った分かりやすい例としては、「昨年の企画書を少し直して使い回しました」「同じ写真を何度も使い回しているのが分かります」「忙しい時は作り置きを上手に使い回しています」「説明文が以前のものの使い回しで新鮮味がありません」などがあります。

「使い回し」は、同じ物や内容などを繰り返して使用することを意味する名詞です。簡単に言うならば、「新しく用意せず、既存のものを再利用すること」を表します。

「使い回し」は効率性と評価が文脈によって分かれる点が特徴です。

例えば「食材を無駄にしないために使い回す」という場合は、合理的で前向きな意味合いになります。一方で「アイデアや表現の使い回しが目立つ」と言うと、新鮮さや工夫に欠けるという否定的な評価を含むことがあります。

このように、「使い回し」は単なる行為自体を指す言葉であり、良いか悪いかは状況や受け取り手によって変わる言葉です。そのため、効率化や節約の文脈では肯定的に、創造性や独自性が求められる場面では否定的に使われやすいと覚えておきましょう。

「使い回し」の類語・類義語としては、既存のものを再び利用することを意味する「再利用」、内容を流用することを意味する「流用」、手持ちのもので間に合わせる「間に合わせ」などがあります。

「使い古し」の意味

「使い古し」とは、長い間使って古くなることを意味しています。

「使い古しのタオル」「使い古しの道具」などが、「使い古し」を使った一般的な言い回しになります。

「使い古し」を使った分かりやすい例としては、「掃除には使い古しのタオルを活用しています」「このかばんは使い古しですが、まだ手放せません」「使い古しの道具には手になじんだ良さがあります」「使い古しの靴なので、多少の傷は気にしていません」などがあります。

「使い古し」は、長い間使われてきて古くなった物、またはその状態を意味する名詞です。簡単に言うならば、「使用を重ねた結果、年季が入っている物」を指します。

「使い古し」の特徴は、時間の経過や使用頻度による劣化や古さを強調する点にあります。

例えば「使い古しのタオル」と言うと、新品ではなく、何度も洗われて柔らかくなった状態が想像されます。また「使い古しの道具」という表現では、見た目は古くても、長年の使用によって手になじんでいる様子が伝わります。

そのため、「使い古し」は必ずしも否定的な言葉ではなく、文脈によっては愛着や信頼感を含む表現として使われるのが特徴です。一方で、新しさや清潔感が求められる場面では、マイナスのイメージを与える場合もあると覚えておきましょう。

「使い古し」の類語・類義語としては、長く使われて古くなったことを表す「年季が入った」、繰り返し使用されて摩耗したことを表す「くたびれた」、使用感が強いことを表す「古びた」などがあります。

「使い回し」の例文

1.会議資料は毎回少し手直しするだけで、実質的には使い回しになっています。
2.忙しさを理由に、夕食のおかずを前日の残りで使い回してしまいました。
3.監督は若手選手を試さず、同じ戦術とメンバーを使い回し続けています。
4.プレゼンの冒頭トークが毎回同じで、本人だけが新鮮だと思っています。
5.宣伝文句を使い回した結果、かえって説得力が弱くなったと感じました。

この言葉がよく使われる場面としては、いろいろに使うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「使い回し」は行為や方法を表す時に使う言葉です。

「使い古し」の例文

1.その言い訳は何度も聞いた使い古しで、誰も本気にしていませんでした。
2.使い古しのタオルですが、吸水性がよく今でも重宝しています。
3.解説者のコメントは使い古しの表現ばかりで、新鮮味に欠けました。
4.そのキャッチコピーは使い古しの印象が強く、購買意欲が湧きませんでした。
5.彼の自慢話は使い古しすぎて、オチを聞く前に皆が笑っていました。

この言葉がよく使われる場面としては、長い間使って古くなることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「使い古し」は結果として古くなった状態を表す時に使う言葉です。

「使い回し」と「使い古し」はどちらも同じ物を何度も使うことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、行為や方法を表すのが「使い回し」、結果として古くなった状態を表すのが「使い古し」と覚えておきましょう。

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