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【佇まい】と【居住まい】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「佇まい」(読み方:たたずまい)と「居住まい」(読み方:いずまい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「佇まい」と「居住まい」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。




佇まいと居住まいの違い

佇まいと居住まいの意味の違い

佇まいと居住まいの違いを分かりやすく言うと、佇まいは立っている場合に使い、居住まいは座っている場合に使うという違いです。

佇まいと居住まいの使い方の違い

一つ目の佇まいを使った分かりやすい例としては、「凛とした佇まいの女性に憧れている」「落ち着いた佇まいの町に住んでいます」「高級な佇まいの洋食屋で待ち合わせをした」「こどんまりとした閑静な佇まいをした美術館いきました」などがあります。

二つ目の居住まいを使った分かりやすい例としては、「居住まいを正しました」「居住まいを正す努力を始めた」「授業には居住まいを正して臨むことが大切です」「居住まいを正し正直でなければならない」「居住まいを直す」などがあります。

佇まいとは人や建物が立っている様子のこと、居住まいとは人が座っている姿勢のことが明確な違いです。また、佇まいは人だけではなく建物にも使えるのに対して、居住まいは人にしか使えないというのも違いになります。

その他の違いとして、居住まいを正すや居住まいを直すは正しい表現方法なのですが、佇まいを正すや佇まいを直すは間違った表現方法と覚えておいてください。

佇まいと居住まいの英語表記の違い

佇まいを英語にすると「appearance」となり、例えば上記の「凛とした佇まいの女性」を英語にすると「A woman with a dignified appearance」となります。

一方、居住まいを正す英語にすると「to sit up straight」となります。

佇まいの意味

佇まいとは

佇まいとは、立っている様子やそのものが醸し出す雰囲気を意味しています。その他にも、身を置くところや暮らし方の意味も持っています。

佇まいの使い方

佇まいを使った分かりやすい例としては、「彼女は凛とした佇まいをしています」「落ち着いた佇まいの喫茶店がお気に入りです」「荘厳な佇まいを守り続けている」「佇まいは高級インテリアのようです」「閑静な佇まいの住宅地に住んでいました」などがあります。

表現方法は「凛とした佇まい」「佇まいが美しい」「佇まいが綺麗」

佇まいは立っている人だけではなく、建物に対しても使うこともできる言葉です。また、「凛とした佇まい」「佇まいが美しい」「佇まいが綺麗」などと表現することが多いため、プラスのイメージを持つ言葉になっています。

佇まいの由来

佇まいの由来は、しばらく立ち止まっている「佇む」という言葉が変化したことです。「佇む」が「佇まふ」に変化し、それがさらに変化して「佇まい」という言葉になりました。

佇まいの類語

佇まいの類語・類義語としては、その人の容姿や態度などに現れる品格のことを意味する「風格」、外から見た感じのこと意味する「体裁」、外から観た感じを意味する「外観」、見た感じが良いことを意味する「見栄え」などがあります。

佇まいの佇の字を使った別の言葉としては、じっと立ち止まっていることを意味する「佇まう」、身の置きどころを意味する「佇み」、あちらこちらで止まりながら歩くことを意味する「佇み歩く」、しばらく立ち止まっていることを意味する「佇む」などがあります。

居住まいの意味

居住まいとは

居住まいとは、人が座っている姿勢を意味しています。その他にも、住んでいる環境の意味も持っています。

居住まいの使い方

居住まいを使った分かりやすい例としては、「居住まいを正すように努力した」「彼女はとても居住まいが良さそうだ」「居住まいを正してプレゼンに臨む」「ここはほっとする居住まいのお店です」などがあります。

表現方法は「居住まいを正す」「居住まいを直す」

居住まいという言葉は、「居住まいを正す」「居住まいを直す」という表現で使うのが一般的です。特に居住まいを正すという表現で使うのがほとんどでしょう。

「居住まいを正す」の意味

居住まいを正すとは、座っている姿勢をきちんとした姿勢に正すことの意味です。それが転じて、態度や気持ちを改める場合に、居住まいを正すと使うことが多くなりました。

居住まいの類語

居住まいの類語・類義語としては、周りを取り巻く周囲の状態や世界のことを意味する「環境」、身体の構え方を意味する「姿勢」、姿勢のことを意味する「ポーズ」、即座に有効な動きが出来るように整えた身体の格好のことを意味する「構え」などがあります。

居住まいの居の字を使った別の言葉としては、丁度その場にいることを意味する「居合わせる」、座り込むことを意味する「居入る」、座って寄り掛かることを意味する「居掛かる」、座に座って落ち着くことを意味する「居鎮まる」(読み方:いしずまる)などがあります。

佇まいの例文

1.凛とした佇まいの女性に惚れてしまったので、釣り合う男になるよう努力している。
2.将来は陽気な空気とも無縁な、落ち着いた佇まいの街に住もうと思っています。
3.このお寺は、荘厳な佇まいで訪れる人々を圧倒しています。
4.このお店は一見高級な佇まいだが、実はお手頃なお値段なので、何度も足を運んでしまう。
5.私のお気に入りのお店は、メインストリートから離れた閑静な佇まいの場所にあります。
6.友人の新築した家は洋風だが、縁側のようなテラスや石を配した小さな庭園がある落ち着いた佇まいで居心地がよかった。
7.主人の実家はなんとなく佇まいが私の実家に似ていて、行くたびに里帰りしたような気持ちになる。
8.彼は最近の新入社員にしては珍しく、肩から力が抜けた佇まいで落ち着きがある。
9.彼女は常に凛とした佇まいをしていて、どんな困難でも動じることがありません。
10.落ち着いた佇まいである山門は、近くに寄寓していた宮大工によるものだそうです。

この言葉がよく使われる場面としては、立っている様子やそのものの醸し出す雰囲気を表現したい時などが挙げられます。

佇まいは上記の例文のように、人と建物の両方に使うことができ、プラスなイメージを持つ言葉になります。

居住まいの例文

1.廊下から担任の声が聞こえたので、生徒たちは急いで居住まいを正した。
2.新たなプロジェクトのリーダーに抜擢されたので、居住まいを正して臨むことにする。
3.小さい頃からお母さんに居住まいを正しなさいと言われて育ちました。
4.志を失わず居住まいを正して生きていくのが私の目標です。
5.年が変わったからといって、特別何か変わるわけではないが、居住まいを正すような気分になりました。
6.美しい人に姿勢の悪い人はいないので、居住まいを正すだけでも3割増し美人に見える。
7.山の天気は変わりやすいので、雲が空を動く度に、山は居住まいを直したかのように姿を変える。
8.ここはホッとする居住まいの喫茶店なので、家族にさえ教えたくないと思ってしまいます。
9.これから大事な契約交渉を控えているので、居住まいを正して臨むことにしよう。
10.彼はたかが部長級が来たくらいで、居住まいを正す必要はないといった態度であった。

この言葉がよく使われる場面としては、人が座っている姿勢を表現したい時などが挙げられます。

居住まいは上記の例文のように、「居住まいを正す」という表現方法で使うのが一般的です。居住まいを正すとは、態度や気持ちを改めることです。

佇まいと居住まいは異なる意味を持つ言葉になります。人や建物が立っている様子や、そのものが醸し出している雰囲気を表現したい場合は「佇まい」を、人が座っている姿勢を表現したい場合は「居住まい」を使うと覚えておいてください。

言葉の使い方の例文
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