【柔道】と【柔術】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「柔道」(読み方:じゅうどう)と「柔術」(読み方:じゅうじゅつ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「柔道」と「柔術」という言葉は、どちらも「日本で生まれた格闘技」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




柔道と柔術の違い

柔道と柔術の意味の違い

柔道と柔術の違いを分かりやすく言うと、柔道とは柔術を改良した武道、柔術とは柔道のもとになった武術という違いです。

柔道と柔術の使い方の違い

一つ目の柔道を使った分かりやすい例としては、「私は週に一度だけ柔道を習っています」「柔道の受け身をマスターする」「柔道の帯の色は白から黒まで8段階あります」「柔道で耳が潰れるって本当ですか」などがあります。

二つ目の柔術を使った分かりやすい例としては、「明日はブラジリアン柔術の大会を観に行きます」「ブラジリアン柔術のルールを教えてください」「柔術連盟のYouTubeチャンネルの登録者数が急激に増えています」などがあります。

柔道と柔術の使い分け方

柔道と柔術という言葉は、どちらも日本発祥の格闘技を表しますが、意味や使い方には違いがあります。

柔道とは、柔術に改良を加えた武道です。明治15年に古来の柔術をもととして嘉納治五郎により創始されました。柔道は立ち技や投げ技が中心で、投げの一本勝ちで勝負が決まることもあります。柔道はスポーツ化され、オリンピック種目にもなっています。

柔術とは、「柔よく剛を制す」の技法と精神を特徴とする日本古来の武術です。柔道や合気道の源流となっている一方、ブラジリアン柔術に代表されるように海外でアレンジされ人気を博しています。ブラジリアン柔術は寝技が中心であり、関節技や絞め技により相手を降参させて勝負を決めます。

つまり、柔道とは柔術を改良した武道であり、柔術とは柔道のもとになった武術です。二つの言葉は似ていますが、意味は異なるので区別して使うようにしましょう。

柔道と柔術の英語表記の違い

柔道を英語にすると「judo」となり、例えば上記の「柔道を習う」を英語にすると「take lessons in judo」となります。一方、柔術を英語にすると「jujutsu」となり、例えば上記の「ブラジリアン柔術」を英語にすると「Brazilian jujutsu」となります。

柔道の意味

柔道とは

柔道とは、日本古来の柔術諸流派をもとに、明治15年(1882)嘉納治五郎によって創始された格闘技を意味しています。

柔道の使い方

柔道を使った分かりやすい例としては、「柔道のルールをわかりやすく説明します」「授業で使う柔道着を学校で購入しました」「柔道着は家で洗濯しても大丈夫ですか」「柔道選手のイラスト素材をダウンロードする」などがあります。

その他にも、「息子は柔道整復師の専門学校に通っています」「柔道整復師の国家試験は年々難易度が高くなっています」「柔道整復師の平均年収をインターネットで調べてみました」「柔道整復師の求人をチェックする」などがあります。

柔道とは、古来の柔術に改良を加えて創始された武道であり、1882年に嘉納治五郎が「講道館」を設立して発展したものです。1964年の東京オリンピックから正式種目に採用され、「JUDO」として世界中に普及しています。

表現方法は「柔道整復師」

柔道を用いた日本語には「柔道整復師」があります。柔道整復師とは、柔道整復を業とするために、柔道整復師法に基づく免許を取得した者を意味します。「接骨医」「整骨医」「ほねつぎ」などの通称で呼ばれることがあります。

柔道の対義語

柔道の対義語・反対語としては、防具を身につけ竹刀を使ってする競技を意味する「剣道」などがあります。

柔道の類語

柔道の類語・類義語としては、武士として身につけるべき技を意味する「武道」、中国明代の拳法が沖縄の古武道と合体して発達した武術を意味する「空手」、相手の攻撃を無手で制する武道の一種を意味する「合気道」などがあります。

柔術の意味

柔術とは

柔術とは、徒手で打つ・突く・蹴る・投げる・組み伏せるなどの方法によって相手を攻撃し、また防御する日本古来の武術を意味しています。

柔術の使い方

柔術を使った分かりやすい例としては、「ブラジリアン柔術の階級を詳しく紹介します」「意外な芸能人が柔術に取り組んでいたりします」「ブラジリアン柔術の黒帯はレベルが高いことを示しています」などがあります。

その他にも、「世界最大級の柔術世界大会が開催されます」「生まれて初めて柔術の試合を観ました」「悩んだ末に青色の柔術着を買いました」「ブラジリアン柔術の帯は何色からスタートしますか」などがあります。

柔術の読み方

柔術の読み方は「じゅうじゅつ」です。誤って「じゅじゅつ」「にゅうじゅつ」などと読まないようにしましょう。

柔術とは、 武器を用いないで打つ・突く・蹴る・投げ・組み伏せる・絞めるなどして相手を攻撃または防御する日本古来の武術を意味します。柔術は武士の組み討ちの術として育ち、16世紀後半から17世紀にかけて体系づけられました。「やわら」とも呼ばれています。

表現方法は「古流柔術」

柔術を用いた日本語には「古流柔術」があります。古流柔術とは、江戸時代以前に創始された、日本の伝統的な徒手武術の総称です。甲冑着用を想定した「甲冑柔術」と、非着用を想定した江戸時代の「素肌柔術」があります。

柔術の対義語

柔術の対義語・反対語としては、剣で戦う武術を意味する「剣術」などがあります。

柔術の類語

柔術の類語・類義語としては、柔術を意味する「柔」(読み方:やわら)、素手あるいは短い武器をもって攻撃したり防御したりする術を意味する「体術」、武士として戦うのに必要な技術を意味する「武術」などがあります。

柔道の例文

1.職場の近くで、大人向け初心者クラスがある柔道教室を探しています。
2.ずっと応援してきた選手が、オリンピック柔道女子48キロ級で金メダルを獲得しました。
3.柔道の歴史は、嘉納治五郎が東京の永昌寺に「講道館」を創設したのが始まりです。
4.なぜ柔道の階級は体重で分けられているのか、あなたは知っていますか。
5.柔道男子の投げ技は、パワーを生かしたダイナミックな動きとスピード感が特徴です。

この言葉がよく使われる場面としては、武道のひとつとして古来の柔術の諸流をもとに、嘉納治五郎により創始されたものを表現したい時などが挙げられます。

例文4にある「柔道の階級」とは、体重別階級のことで選手を体重で分類して競技を行う制度のことです。男女ともに7階級に分かれています。

柔術の例文

1.ブラジリアン柔術の帯は、柔道と同じく技術習熟度によって色が変わります。
2.喧嘩の相手がブラジリアン柔術をやっていると聞いて、ヤバイと思って逃げました。
3.ブラジリアン柔術をやっている有名人や芸能人は、私が知っているだけでも沢山います。
4.ブラジリアン柔術の道着は、柔道着に比べてタイトな作りになっています。
5.沖縄には、アメリカ人インストラクターが英語で柔術を指導するクラスがあるそうです。

この言葉がよく使われる場面としては、柔道や合気道の源流とされる日本古来の武術を表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にある「ブラジリアン柔術」とは、日本の柔道がブラジルへ渡り、護身術として独自に発展した、打撃なしで寝技や組技に特化した格闘技です。

柔道と柔術という言葉は、どちらも「日本生まれの格闘技」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、柔術を発展させた武道を表現したい時は「柔道」を、武道のもとになった武術を表現したい時は「柔術」を使うようにしましょう。

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