似た意味を持つ「目もくれない」(読み方:めもくれない)と「目も当てられない」(読み方:めもあてられない)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「目もくれない」と「目も当てられない」という言葉は、似ているように見えて意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。
「目もくれない」と「目も当てられない」の違い
「目もくれない」と「目も当てられない」の意味の違い
「目もくれない」と「目も当てられない」の違いを分かりやすく言うと、「目もくれない」は全く気にしないこと、「目も当てられない」はひどくて見ていられないことという違いです。
「目もくれない」と「目も当てられない」の使い方の違い
一つ目の「目もくれない」を使った分かりやすい例としては、「彼は周囲の反対には目もくれないで挑戦を続けた」「彼女はブランド品には目もくれない」「子供はゲーム以外には目もくれない様子だった」「彼は人の評価には目もくれない性格です」などがあります。
二つ目の「目も当てられない」を使った分かりやすい例としては、「事故現場は目も当てられないほど悲惨な状態でした」「彼の部屋は散らかりすぎて目も当てられない」「試合は大差で負けて目も当てられない結果になった」「失敗続きで目も当てられない状況でした」などがあります。
「目もくれない」と「目も当てられない」の使い分け方
「目もくれない」と「目も当てられない」は似た表現に見えますが、意味は全く異なっているので混同しないように注意が必要です。
「目もくれない」は興味や関心を全く示さないことを意味しているので、「周囲の意見には目もくれない」「他人の評価には目もくれない」などのような使い方をします。
一方、「目も当てられない」は状況がひどすぎて見ていられないことを意味しているので、「目も当てられない惨状」「目も当てられない結果」などのように、悲惨さやひどさを強調する場合に使う言葉というのが違いです。
「目もくれない」と「目も当てられない」の英語表記の違い
「目もくれない」を英語にすると「pay no attention」「ignore」「not even look at」となり、例えば上記の「彼は人の評価には目もくれない性格です」を英語にすると「He pays no attention to other people’s opinions」となります。
一方、「目も当てられない」を英語にすると「too horrible to look at」「painful to watch」「a dreadful sight」となり、例えば上記の「事故現場は目も当てられないほど悲惨な状態でした」を英語にすると「The accident scene was too horrible to look at」となります。
「目もくれない」の意味
「目もくれない」とは
「目もくれない」とは、全く関心を示さないことを意味しています。
表現方法は「〜にも目もくれない」「全く目もくれない」
「〜にも目もくれない」「全く目もくれない」などが、「目もくれない」を使った一般的な言い回しになります。
「目もくれない」の使い方
「目もくれない」を使った分かりやすい例としては、「彼は世間の評価には目もくれないで研究を続けています」「彼女は流行には目もくれない性格です」「子供は周囲の声には目もくれないで遊び続けています」などがあります。
「目もくれない」は、周囲の物事や意見に対して関心や注意をまったく向けない様子を表す慣用句です。
「目もくれない」は単純に見ないという意味ではなく、関心がないため意識的に無視する、または気にも留めないというニュアンスで使うことが多いと覚えておきましょう。
また、「目もくれない」は会話や口頭の話言葉だけではなく、手紙やメールなどの書き言葉としても使うことが可能です。
「目」を使った別の慣用句
「目もくれない」の他にも「目」を使った慣用句は多数存在しており、「目が合う」「目が利く」「目が肥える」「目が霞む」などがあります。
「目もくれない」の類語
「目もくれない」の類語・類義語としては、全く気にしないことを意味する「無視する」、関心を示さないことを意味する「意に介さない」などがあります。
「目も当てられない」の意味
「目も当てられない」とは
「目も当てられない」とは、ひどすぎて見ていられないことを意味しています。
表現方法は「目も当てられない状況」「目も当てられない結果」
「目も当てられない状況」「目も当てられない結果」などが、「目も当てられない」を使った一般的な言い回しになります。
「目も当てられない」の使い方
「目も当てられない」を使った分かりやすい例としては、「事故現場は目も当てられないほど悲惨でした」「彼の部屋は散らかりすぎて目も当てられない状態です」「試合は大敗して目も当てられない結果になりました」「失敗続きで目も当てられない状況でした」などがあります。
「目も当てられない」は、状況や状態があまりにもひどく、見ていられないほど悲惨である様子を表す慣用句です。
「目も当てられない」は実際に視覚的に見られないという意味だけではなく、結果や状況が惨めであることを強調する比喩として使われることが多いと覚えておきましょう。
また、「目も当てられない」は会話や口頭の話言葉だけではなく、手紙やメールなどの書き言葉としても使うことが可能です。
「目」を使った別の慣用句
「目も当てられない」の他にも「目」を使った慣用句は多数存在しており、「目が覚める」「目が点になる」「目を疑う」「目を見張る」などがあります。
「目も当てられない」の類語
「目も当てられない」の類語・類義語としては、非常に悲惨な様子を意味する「惨憺たる」、見るに耐えないことを意味する「見るに堪えない」などがあります。
「目もくれない」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、関心や注意を全く向けないことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「目もくれない」は関心を示さないことを表現したい場合に使う言葉です。
「目も当てられない」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、状況や結果がひどくて見ていられないことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「目も当てられない」はひどくて見ていられないことを表現したい時に使う言葉です。
「目もくれない」と「目も当てられない」は似ている言葉に見えますが意味は全く異なっています。
どちらの言葉を使うか迷った場合、関心を示さないことを表現したい時は「目もくれない」を、状況がひどくて見ていられないことを表現したい時は「目も当てられない」を使うと覚えておきましょう。