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【誉れ】と【誇り】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「誉れ」(読み方:ほまれ)と「誇り」(読み方:ほこり)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「誉れ」と「誇り」という言葉は、どちらも名誉に感じることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「誉れ」と「誇り」の違い

「誉れ」と「誇り」の意味の違い

「誉れ」と「誇り」の違いを分かりやすく言うと、「誉れ」は一般的に使われていない、「誇り」は一般的に使われているという違いです。

「誉れ」と「誇り」の使い方の違い

一つ目の「誉れ」を使った分かりやすい例としては、「彼女は秀才の誉れが高いです」「あなたは私たちのチームの誉れです」「彼女は一族の誉れのために戦いました」「命を捨てることが武士の誉れということはありません」などがあります。

二つ目の「誇り」を使った分かりやすい例としては、「私は自分の仕事に誇りを持っています」「空手の大会で優勝した息子を誇りに思う」「誇りを傷つけられたらのなら、黙ってるわけにはいきません」「あなたの息子であることを誇りに思います」などがあります。

「誉れ」と「誇り」の使い分け方

「誉れ」と「誇り」はどちらも名誉に感じることを意味する言葉で、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「誉れ」は一般的に使われていないのに対して、「誇り」は一般的に使われているという点です。

また、「彼は一族の誉れです」を「彼は一族の誇りです」のように、お互いに置き換えることもできます。

「誉れ」と「誇り」の英語表記の違い

「誉れ」を英語にすると「honor」「reputation」となり、例えば上記の「彼女は秀才の誉れが高いです」を英語にすると「She has a reputation for brilliance」となります。

一方、「誇り」を英語にすると「pride」「proud」となり、例えば上記の「あなたの息子であることを誇りに思います」を英語にすると「I’m so proud to be your son」となります。

「誉れ」の意味

「誉れ」とは

「誉れ」とは、誇りとするに足る事柄のことを意味しています。

「誉れ」の読み方

「誉れ」の読み方は「ほまれ」です。誤って「よれ」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「誉れです」「誉れ高い」「武士の誉れ」

「誉れです」「誉れ高い」「武士の誉れ」「誉れはないのか」などが、「誉れ」を使った一般的な言い回しになります。

「誉れ」の使い方

「誉れ」を使った分かりやすい例としては、「彼はノーベル賞を受賞した我が国の誉れです」「6歳の娘がピアノのコンクールで賞をもらい、人生初の誉れとなった」「彼女は誉れ高い女王として有名です」「この子は我が家の誉れである」などがあります。

「誉れ」は誇りとするに足る事柄のことや良いという評判を得ることを意味する名詞です。自分にとってとても誇りである場合や世間から素晴らしいと評価されている場合に使うため、プラスのイメージを伴っています。

しかし、「誉れ」は現代の日常生活やビジネスシーンなどではあまり使われていない少し古い言葉です。そのため、馴染みがない人も多いでしょう。もし、相手に伝わらないのであれば、「誇り」や「名誉」に置き換えてみるのもいいかもしれません。

「出藍の誉れ」の意味

「誉れ」を使った有名な言葉としては、「出藍の誉れ」があります。「出藍の誉れ」とは弟子がその師よりも優れていることを意味しています。したがって、弟子が師のレベルを超えた時や弟子の成果を誇りに感じた時に使う言葉と覚えておきましょう。

「誉れ」の類語

「誉れ」の類語・類義語としては、能力や行為について優れた評価を得ていることを意味する「名誉」、見た目に立派であることを意味する「栄え」、大きな名誉のことを意味する「栄光」、名誉ある評判のことを意味する「名声」などがあります。

「誇り」の意味

「誇り」とは

「誇り」とは、名誉に感じることを意味しています。

「誇り」の読み方

「誇り」の読み方は「ほこり」です。誤って「こり」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「誇りを持つ」「誇りに思う」「誇り高い」

「誇りを持つ」「誇りに思う」「誇り高い」「私の誇り」などが、「誇り」を使った一般的な言い回しになります。

「誇り」の使い方

「誇り」を使った分かりやすい例としては、「あなたには人間としての誇りはないのか」「彼は我が社の誇りである」「私は教師という仕事に誇りを持っています」「私は父と母の息子であることを誇りに思う」「彼は誇り高い戦士である」などがあります。

「誇り」は名誉に感じることや優れていると得意になることを意味する名詞です。基本的にはプラスのイメージで使う言葉ですが、実力を過信して思い上がって得意になっている人に対して、マイナスなイメージで使うこともあります。

「誇り高い」の意味

「誇り」を使った有名な言葉としては、「誇り高い」があります。「誇り高い」とは誇りを持ち品格を保っていることを意味しており、「彼は誇り高い戦士です」「彼女は誇り高い選手です」などの形で使うことが可能です。

「誇り」の類語

「誇り」の類語・類義語としては、自尊心のことを意味する「プライド」、自分で自分の能力や価値などを信じることを意味する「自信」、自分の人格を大切にする気持ちのことを意味する「自尊心」などがあります。

「誉れ」の例文

1.筋トレを1年間続けた結果、自分の身体を誉れと感じるようになりました。
2.日本のオタク文化は、世界における誉れの一つであることは間違いありません。
3.私の誉れは高校時代甲子園に出場し、ホームランを打ったことです。
4.オリンピックの自由形200Mで金メダルを取った彼は、我が国の誉れです。
5.この美しい景観は我が村の誉れです。それを観に毎年たくさんの旅行客が訪れてきます。
6.バレーボールで関東大会へ進んだ我がチームのことを、PTA会長がみなさんは郷土の誉れですと言って褒めてくれた。
7.この銅像はこの国で名君として誉れが高い皇帝もので、市民から街のシンボルとして慕われています。
8.弱小チームだった我がチームを全国大会に導いてくれたキャプテンは我がチームの誉れです。
9.同じようにみえる切腹と打ち首ですが、切腹は武士の誉れであり、打ち首とはまったく異なる意味合いを持っていました。
10.あなたは我が一族の誉れなのですから、庶民階級の女性と結婚するなど許されるはずがないでしょう。

この言葉がよく使われる場面としては、誇りとするに足る事柄のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「誉れ」はプラスのイメージで使う言葉です。

「誇り」の例文

1.自分の自尊心や誇りを傷つけられたら、大人であっても怒るのは当然だろう。
2.得点王になって優勝に導いた彼は、我がチームの誇りです。
3.私は彼らのような誇り高き戦士になるために、毎日トレーニングをしています。
4.お寿司は海外でも人気らしい、日本人として誇りに思います。
5.中学時代の教え子が日本代表に選ばれた、指導者としてとても誇りに思う。
6.民族としての誇りも行き過ぎれば排外主義に陥るのだから、国際交流の大切さを説きました。
7.大型のプロジェクトに成功したことで、社長は私のことを我が社の誇りであるとまで褒めそやしました。
8.私は教師という仕事に誇りを持っていますが、教師への社会のまなざしは厳しいものがありました。
9.あなたがたエリート社員にとって、この仕事は雑務に思えるだろうが、現場の社員は仕事に誇りを持っているのだ。
10.お受験エリートにとって、唯一自慢できる勉強ですら負けてしまったのだから、誇りを傷つけられたと思うのも無理はありません。

この言葉がよく使われる場面としては、名誉に感じることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「誇り」は基本的にプラスのイメージで使う言葉です。

「誉れ」と「誇り」はどちらも名誉に感じることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、一般的に使われていないのが「誉れ」、一般的に使われているのが「誇り」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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