【通知】と【通告】と【通達】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「通知」(読み方:つうち)と「通告」(読み方:つうこく)と「通達」(読み方:つうたつ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「通知」と「通告」と「通達」という言葉は、相手に知らせることという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



通知と通告と通達の違い

通知と通告と通達の意味の違い

通知と通告と通達の違いを分かりやすく言うと、通知は私的な知らせを表現し、通告は相手に強制するような知らせを表現し、通達は上の立場の人から下の立場の人に対する知らせを表現するという違いです。

通知と通告と通達の使い方の違い

通知という言葉は、「スマートフォンの通知を入れておく」「合格通知書が届くのを待ち望んでいる」などの使い方で、公の立場からの知らせを意味しますが、個人が知らせる場合も含みます。

通告という言葉は、「児童虐待の通告は誰もが行うべきことだ」「解雇通告を受ける」などの使い方で、公から個人や他の団体に対して何かをさせるために知らせることを意味します。そのため、通知と比べると命令するような知らせを指します。

通達という言葉は、「規則に関する通達を公表する」「うがい手洗いをきちんと行うよう通達が出される」などの使い方で、上部から下部の組織に向けて出される知らせを意味します。

通知と通告と通達の使い分け方

そのため、通知は私的な場合に使い、通告と通達は公的な場合に使います。そして、通告は強制力がある場合、通達は上から下の立場の人に知らせが出される場合に使います。これらが、通知、通告、通達の明確な違いです。

通知の意味

通知とは

通知とは、告げ知らせることを意味しています。

表現方法は「通知する」「通知が来る」「通知が届く」

「通知する」「通知が来る」「通知が届く」などが、通知を使った一般的な言い回しです。

通知の使い方

通知を使った分かりやすい例としては、「先日採用の面談に来られた方に面談の結果を通知する」「ママ友グループに加入したらLINEの通知が大量に来るようになった」「第一志望の大学の合格通知が届いた」などがあります。

通知を使った言葉として、「通知預金」「通知ドット」があります。

「通知預金」の意味

一つ目の「通知預金」とは、お金を短期間だけ預ける時に使う預金です。普通預金よりも金利がやや高く付くメリットがあります。7日間は預けたままにする必要があり、引き出す2日前に通知しなければなりませんが個人でも法人でも活用することができます。

「通知ドット」の意味

二つ目の「通知ドット」とは、スマートフォンにおける通知方法の一つです。アプリケーションのアイコンをホーム画面から見た際に、アイコンに丸い小さなドットで通知があることを知らせる機能です。

例えば、ショップの新着情報が未読である場合や、メールやメッセージが未読である場合などが挙げられますが、後者の場合は未読の件数が書かれていることもあります。

通知の類語

通知の類語・類義語としては、一度告げ知らせることを意味する「一報」、人や物事のその時々の状態を意味する「消息」、告げ知らせることやその内容を意味する「報道」、人に頼んで相手に用件を伝えることを意味する「伝言」があります。

通知の知の字を使った別の言葉としては、上から下へ指図することを意味する「下知」(読み方:げじ)、知らせることを意味する「報知」、互いによく心を知りあった友を意味する「知音」、まだ知らないことを意味する「未知」などがあります。

通告の意味

通告とは

通告とは、相手方に決定事項や意向などを告げることを意味しています。

表現方法は「通告を受ける」「最後通告」「通告書」

「通告を受ける」「最後通告」「通告書」などが、通告を使った一般的な言い回しです。

通告の使い方

通告を使った分かりやすい例としては、「一回遅刻しただけで会社から解雇通告を受けた」「今回が最後通告だから肝に命じておくように」「住宅ローンの支払いをやめたら通告書が届いた」などがあります。

通告を使った言葉として、「戦力外通告」「交通反則通告制度」があります。

「戦力外通告」の意味

一つ目の「戦力外通告」とは、団体に所属している人に対して、その団体のトップなど上の立場の人がこれからの団体の活動においては必要ないと言われることを指す言葉で、主にスポーツ業界で多く見られる言葉です。

「交通反則通告制度」の意味

二つ目の「交通反則通告制度」とは、自動車などの運転者のした違反行為のうち、比較的軽いものについては、一定期間内に反則金を収めることで刑事裁判や家庭裁判所の審判を受けないで事件が処理される制度のことです。

通告の類語

通告の類語・類義語としては、告げ知らせることを意味する「告知」、事情や様子などを知らせることを意味する「案内」があります。

通告の告の字を使った別の言葉としては、秘密や心の中で思っていたことを打ち明けることを意味する「告白」、別れを告げることを意味する「告別」、告げ知らせることを意味する「宣告」、広く一般に告げ知らせることを意味する「布告」などがあります。

通達の意味

通達とは

通達とは、所管の機関や職員に文書で通知することを意味しています。その他にも、ある物事に深く通じることや、すみずみまで通じることも意味します。

通達の読み方

通達は「つうたつ」という読み方をしますが、「つうだつ」とも読みます。また、通達の意味の一つである機関や職員に対して文書で通知を行うことの旧称を「通牒」(読み方:つうちょう)と言います。

表現方法は「通達が出る」「通達する」「通達を受ける」

「通達が出る」「通達する」「通達を受ける」「通達がありました」などが、通達を使った一般的な言い回しです。

通達の使い方

通達を使った分かりやすい例としては、「そろそろ本社から転勤の通達が出る時期だ」「夏のボーナスの基準額を全社員に通達する」「国から通達を受けるためにはマイナンバーを登録しなければならない」などがあります。

通達を使った言葉として、「闇通達」「依命通達」があります。

「闇通達」の意味

一つ目の「闇通達」とは、管轄する部署に対して公にできない通達を発することを指す言葉です。

「依命通達」の意味

二つ目の「依命通達」とは、上位の行政機関である各大臣などから所管の諸機関および職員に発することが通常の通達ですが、各大臣らの代わりに補助機関が代理となって通達を発することを指す言葉です。

通達の類語

通達の類語・類義語としては、国家や地方公共団体などがある事項を公式に広く一般に知らせることを意味する「告示」、役所から民間へ告げ知らせることを意味する「告達」があります。

通達の達の字を使った別の言葉としては、厳しく言い渡すことを意味する「厳達」、上級官庁から下級官庁などに対して注意や指示をすることを意味する「示達」、上位の者の意向などを下位の者に伝えることを意味する「執達」(読み方:しったつ)などがあります。

通知の例文

1.携帯電話の通知機能を切ってしまうと、付けなおすタイミングを逃してしまう。
2.最近は宅配便を受け取った直後に配達完了通知が来るため、万が一手違いがあったとしてもわかるようになっている。
3.スマートフォンだけではなく、パソコンのウェブでもプッシュ通知を使うことができる。
4.自分の夢の一歩のため頑張ってきて大学試験の合格通知を受け取ったときはうれしかった。
5.このスマートフォンアプリは、設定を操作することで必要に応じて通知を切り替えることができる。
6.子どもの頃学期末の通知表をドキドキしながら親に見せたが、親となった今、見る方も結構ドキドキすることを知った。

この言葉がよく使われる場面としては、告げ知らせることを意味する時などが挙げられます。

例文3の「プッシュ通知」とは、アプリケーションやソフトなどで何らかの変化やお知らせがある場合、アプリ側から自発的に音や文字を表示して通知する機能です。設定で必要なもののプッシュ通知のみオンにすることもできます。

日常的に使われる通知は、私的なものに使われるため通告や通達に置き換えて使うことはできません。

通告の例文

1.支払ったと思っていた納税の通告を受けて、慌てて納税を行った。
2.身体にアザやケガが見られるだけではなく、長く外に締め出されていたりすることも全て、児童に対する虐待は通告しなければならない。
3.第二次世界大戦のとき、イギリスはナチス・ドイツに対して最後通告を行った。
4.今回の件に関しまして、事後通告となってしまい大変申し訳ございません。
5.会社側から一方的な解雇の通告があったが、労基署に相談しますと言ったら、翌日解雇の件は無かったことになっていた。
6.身に覚えのない料金請求最終通告書が届き、関係各所に問い合わせた結果、どうやらこれは架空請求であることが判明した。

この言葉がよく使われる場面としては、相手に決定事項や意向を知らせることを意味する時などが挙げられます。

例文3の「最後通告」とは最後通牒とも呼ばれる外交文書の一つです。最終的な要求を文書で提示することで交渉の終わりをほのめかし、それを相手国が受け入れなければ交渉を打ち切る意思を表明することです。

通達の例文

1.しばらくの間部活動を全面的に禁止する通達が出された。
2.業界に関する訓令や通達をまとめてくれるサイトがあるのは心強い。
3.有害だと思われる携帯アプリを消すよう通達を受けた。
4.会社から来年度の人事異動の通達が来て自分が望むところに配属となるのでうれしかった。
5.社内で使う通達文を書く仕事があるのだが、今まで書いたことがないので、ネットの情報を頼りに書き進めている。
6.相続税や贈与税の対象となる財産の評価基準となるものとして国税庁が定めた財産評価基本通達がある。

この言葉がよく使われる場面としては、上の立場から下の立場の人に知らせるを意味する時などが挙げられます。

そのため、下の立場の人から上の立場の人に何かを伝える場合は通達を使うことができません。

通知と通告と通達どれを使うか迷った場合は、私的なことを知らせることを表す場合は「通知」を、強制するために知らせることを表す場合は「通告」を、上が下の立場の人に知らせることを表す場合は「通達」を使うと覚えておけば間違いありません。

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