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【日程】と【日時】と【日付】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「日程」(読み方:にってい)と「日時」(読み方:にちじ)と「日付」(読み方:ひづけ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「日程」と「日時」と「日付」という言葉は、年月日という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




日程と日時と日付の違い

日程と日時と日付の使い分け方

日程と日時と日付の違いを分かりやすく言うと、日程は一日の予定を表現する時に使い、日時は年月日と時刻を表現する時に使い、日付は年月日のみを表現する時に使うという違いです。

日程と日時と日付の使い方の違い

日程という言葉は、「日程を調整して再度ご連絡致します」「空いている日程を教えてほしいと言われた」などの使い方で、仕事や行事などに関する一日や毎日の予定を意味します。

日時という言葉は、「会食の日時を連絡するためにメールを打つ」「提案された日時に再び彼女に会うことを決めた」などの使い方で、年月日と時刻を意味します。

日付という言葉は、「その日付は自分にとっては意味のある日である」「カレンダーの日付の下にマークが書かれている」などの使い方で、暦の上の年月日を意味します。

そのため、より多くのことを表す言葉の順番に並べると、日程>日時>日付の順になります。これが、三つの言葉の明確な違いです。

しかし、今日ではこういった違いを意識せずに使われることが多いため、細かな詳細がなくとも「日程」と表記されることもあります。

日程の意味

日程とは

日程とは、仕事などの一日や毎日の予定を意味しています。

「日程闘争」の意味

日程を使った言葉として、「日程闘争」があります。これは、国会において審議日程をめぐる与野党の駆け引きを指す言葉です。可決とならなかった案件は廃案になるため、与党は可決を急ぎ、野党は引き延ばして廃案に追い込もうとすることがあります。

表現方法は「日程調整」「日程が埋まる」「日程を組む」

日程を使った表現として、「日程調整」「日程変更」「日程が埋まる」「日程を押さえる」「日程を空ける」「日程を伺う」「日程を組む」などがあります。日常会話、ビジネス間での会話でも使うことができます。

日程の使い方

日程を使った分かりやすい例としては、「社長の日程調整をするのが社長秘書の仕事だ」「最近は私の日程が埋まるのが早いので予定は早めに決めてください」「旅行は日程を組む瞬間が一番楽しい」などがあります。

日程の類語

日程の類語・類義語としては、事を行う日を選んで決めることを意味する「日取り」、行事や行動を前もって定めることを意味する「予定」、計画や協議事項を意味する「アジェンダ」、予定を意味する「スケジュール」があります。

日時の意味

日時とは

日時とは、日付と時刻を意味しています。その他にも、ある長さの日数と時間も意味します。

日時の読み方

日時は「にちじ」という読み方をしますが、「じつじ」という読み方をすることも出来ます。意味はどちらも同じです。

表現方法は「日時指定」「日時の提案」「日時の変更」

日時を使った表現として、「日時指定」「日時の提示」「日時の提案」「日時の変更」などがあります。日常会話でも使うことができますが、ビジネス間での使用や敬うべき相手に対して敬語と共に使うことが多いです。

日時の使い方

日時を使った分かりやすい例としては、「この宅配会社では配達日時指定で送ることができる」「そうしましたら次回の会議の日時の提案をさせて頂きます」「日時の変更はメールにてお願いいたします」などがあります。

その日時の行動予定やその日時に関する場所も含む場合、もしくは年月日のみを指す場合は、日時を使うことはできません。前者の場合は日程という言葉を使い、後者の場合は日付という言葉を使います。

日時の類語

日時の類語・類義語としては、月と日を意味する「月日」、時の流れをあるまとまりで区切った期間を意味する「年代」、あることを行うと前もって特定されている日を意味する「期日」があります。

日付の意味

日付とは

日付とは、暦に記された年月日を意味しています。その他にも、文書を作成もしくは提出した年月日も意味します。

日付を日付けと書くのは間違い

日付という言葉は「日付」と表記して「ひづけ」と読みますが、「日付け」という表記をしている人もいます。しかし、文科省は活用のない語には送り仮名を付けないと定めているため、「日付」と表記するのが正しいとされています。

表現方法は「日付をまたぐ」「日付が変わる」「日付を間違える」

「日付をまたぐ」「日付が変わる」「日付を間違える」などが、日付を使った一般的な言い回しです。

日付の使い方

日付を使った分かりやすい例としては、「帰りが日付をまたぐ場合は必ず嫁に連絡している」「日付が変わる前にこの仕事を終わらせたい」「初デートの日付を間違えてしまい音信不通になった」などがあります。

「日付変更線」の意味

日付を使った言葉として、「日付変更線」があります。これは、世界各地で日付の違いが生じないように取り決められた境界線を指す言葉です。

時刻の基準となる本初子午線はイギリスのロンドンにあり、そこを経度0度として世界の時間が定められていますが、日付変更線は東経、西経ともに180度の太平洋上にあり、島や陸地を避けて設けられています。

日付の類語

日付の類語・類義語としては、年と月を意味する「年月」、1日1日を意味する「日日」(読み方:にちにち)があります。

日程の例文

1.忘年会の場所は決まっていないが、万が一のために日程だけでも押さえておいてほしいと友人に言われた。
2.日程の変更をする場合はメンバーだけではなく、予約している場所にも連絡する必要がある。
3.大勢での予定を立てる場合は、日程を決め打ちして参加を募るほうが楽であると感じている。

この言葉がよく使われる場面としては、仕事や行事などの1日の予定を意味する時などが挙げられます。

例文1の「日程を押さえる」とは、その日は約束した予定のために空けておき、他に予定を入れないでおくことを意味します。逆に予定が入ってしまうことを「日程が埋まる」と言います。

例文3の「日程の決め打ち」の決め打ちとは、物事の展開や結論を前もって決めておき、それに向けて行動をすることを意味します。そのため、日程を決めておくことを表すために使います。

日時の例文

1.後日場所と日時をまとめてメールで参加者に伝えなければいけないことを忘れないようにする。
2.憧れていたイベントの日時案内が送られてきて、ようやくイベントに参加するのだと言う実感が湧いてきた。
3.面接をするにあたって日時の相談をするために電話をしたが、担当者がいなかった。

この言葉がよく使われる場面としては、年月日と時刻を意味する時などが挙げられます。

どの例文も、イベントなどの出来事が起きる日を示していることから、日時を日程に置き換えて使うことができます。また、時刻の意味が含まれていなければ日付に置き換えて使うこともできます。

日付の例文

1.日付が書かれておらず自分で書き込むタイプの手帳を愛用し続けている。
2.生まれてから10000日を迎えるのは、27年と138日が経った日付である。
3.時計に日付が書かれている場合、物によっては自分で日付を調整しなければならない。

この言葉がよく使われる場面としては、年月日を意味する時などが挙げられます。

どの例文も、年月日以外も意味する日程や日時という言葉を置き換えて使うことができません。

日程と日時と日付どれを使うか迷った場合は、仕事などの一日の予定を表す場合は「日程」を、年月日と時刻を表す場合は「日時」を、年月日を表す場合は「日付」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
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