似た意味を持つ「今日も今日とて」(読み方:きょうもきょうとて)と「今日もまた」(読み方:きょうもまた)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「今日も今日とて」と「今日もまた」という言葉は、どちらも今日もいつもと変わらない同じ様子のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「今日も今日とて」と「今日もまた」の違い
「今日も今日とて」と「今日もまた」の意味の違い
「今日も今日とて」と「今日もまた」の違いを分かりやすく言うと、「今日も今日とて」とはオタクや若者用語、「今日もまた」とは一般用語という違いです。
「今日も今日とて」と「今日もまた」の使い方の違い
一つ目の「今日も今日とて」を使った分かりやすい例としては、「今日も今日とて可愛いねと言われたので少し面映ゆい」「今日も今日とて雨が降っている」「今日も今日とて仕事が忙しい」などがあります。
二つ目の「今日もまた」を使った分かりやすい例としては、「今日もまた終電まで仕事です」「今日もまた持ってくるのを忘れてしまいました」「今日もまたここに来れて嬉しいです」などがあります。
「今日も今日とて」と「今日もまた」の使い分け方
「今日も今日とて」と「今日もまた」はどちらも今日もいつもと変わらない同じ様子のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。
「今日も今日とて」は古くから存在する言い回しですが、現代ではアニメや漫画のタイトルやSNSなどの呟きで使われているオタクや若者用語になります。一方、「今日もまた」は一般の人々が使っている一般用語というのが違いです。
「今日も今日とて」と「今日もまた」の英語表記の違い
「今日も今日とて」も「今日もまた」を直訳した英語表現はないのですが、近い表現として「day after day」「everyday」「day in and day out」などがあります。
「今日も今日とて」の意味
「今日も今日とて」とは
「今日も今日とて」とは、今日もいつもと変わらない同じ様子のことを意味しています。
表現方法は「今日も今日とて推しが尊い」「今日も今日とて今日が始まる」
「今日も今日とて推しが尊い」「今日も今日とて今日が始まる」「今日も今日とてうざい」などが、「今日も今日とて」を使った一般的な言い回しになります。
「今日も今日とて」の使い方
「今日も今日とて」を使った分かりやすい例としては、「今日も今日とて推しが尊いです」「今日も今日とてオタク活動に励む」「今日も今日とて雪が降っている」「今日も今日とて上司に怒られました」などがあります。
「今日も今日とて」という言葉はプラスのイメージとマイナスのイメージどちらでも使うことができます。前後の表現によって、プラスのイメージになるかマイナスのイメージになるかが変わると覚えておきましょう。
「今日も今日とて」の元ネタは徒然草や土佐日記など
「今日も今日とて」という「とて」という表現は一般的であり例外ではないことを意味しており、徒然草や土佐日記などの古くから使われていた表現です。それに「今日も今日」が合わさり、今日もいつもと変わらない同じ様子という意味で使われるようになりました。
「今日も今日とて」は漫画・アニメ・SNSで使われている
「今日も今日とて」は日常生活やビジネスシーンではほとんど使わない言葉ですが、漫画、アニメの題名、SNSの呟きなど、インターンット上でオタクや若者の間で流行っています。
「今日も今日とて」の類語
「今日も今日とて」の類語・類義語としては、今までと変わった様子が見られないことを意味する「相も変わらず」、いつもと変わらないことを意味する「代わり映えのしない」などがあります。
「今日もまた」の意味
「今日もまた」とは
「今日もまた」とは、今日もいつもと変わらない同じ様子のことを意味しています。
表現方法は「今日もまた前を向こうとする」「今日もまた可愛いね」
「今日もまた前を向こうとする」「今日もまた可愛いね」が「今日もまた」を使った一般的な言い回しになります。
「今日もまた」の使い方
「今日もまた」を使った分かりやすい例としては、「今日もまた会社に泊まることになりそうだ」「彼女は今日もまた風邪を引いて学校を休んだらしいです」「今日もまた一日中雨でした」「今日もまた寒い一日になりそうです」などがあります。
「今日もまた」は今過ごしているこの日のことを意味する「今日」に、前にあったことがもう一度繰り返されることを意味する「また」が合わさり、今日もいつもと変わらない同じ様子という意味で使われる言葉です。
「今日もまた」は辞書に載っていない言葉ですが、日常生活などで使われている一般用語になります。
「今日もまた」という言葉はプラスのイメージとマイナスのイメージどちらでも使うことができます。前後の表現によって、プラスのイメージになるかマイナスのイメージになるかが変わると覚えておきましょう。
「今日もまた」の類語
「今日もまた」の類語・類義語としては、飽きもせず同じことを毎日続けることを意味する「明けても暮れても」、毎日同じことが繰り返されていることを意味する「来る日も来る日も」などがあります。
「今日も今日とて」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、今日もいつもと変わらない同じ様子のことを表現したい時などが挙げられます。
例文1と例文2の「今日も今日とて」はプラスなイメージで、例文4と例文5の「今日も今日とて」はマイナスなイメ-ジで使っています。
「今日もまた」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、今日もいつもと変わらない同じ様子のことを表現したい時などが挙げられます。
例文1と例文2の「今日もまた」はマイナスなイメージで、例文5の「今日もまた」はプラスなイメージで使っています。
「今日も今日とて」と「今日もまた」はどちらも今日もいつもと変わらない同じ様子のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「今日も今日とて」はオタクや若者用語、「今日もまた」は一般用語として使うと覚えておきましょう。