似た意味を持つ「お試しください」(読み方:おためしください)と「お試しくださいませ」(読み方:おためしくださいませ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「お試しください」と「お試しくださいませ」という言葉は、どちらも試してみてほしいとお願いすることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「お試しください」と「お試しくださいませ」の違い
「お試しください」と「お試しくださいませ」の意味の違い
「お試しください」と「お試しくださいませ」の違いを分かりやすく言うと、「お試しください」より「お試しくださいませ」の方が丁寧な表現という違いです。
「お試しください」と「お試しくださいませ」の使い方の違い
一つ目の「お試しください」を使った分かりやすい例としては、「試供品になりますが、どうぞお試しください」「これを機に当社の製品をぜひお試しください」「こちらはご自由にお試しください」などがあります。
二つ目の「お試しくださいませ」を使った分かりやすい例としては、「よろしければ、どうぞお試しくださいませ」「こちらは無料ですので、ダウンロードしてお試しくださいませ」などがあります。
「お試しください」と「お試しくださいませ」の使い分け方
「お試しください」と「お試しくださいませ」はどちらも試してみてほしいとお願いすることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。
「お試しください」は「くれ」という命令形を敬語にした表現なので、少し冷たい印象を与える言葉になります。
一方、「お試しくださいませ」の「ませ」は丁寧の気持ちを込めて相手にある動作を要求することを意味しています。したがって、「お試しくださいませ」は相手に柔らかい印象を与えるとても丁寧な表現です。
つまり、「お試しください」よりも「お試しくださいませ」の方が丁寧な言い回しというのが違いになります。
「お試しください」と「お試しくださいませ」の英語表記の違い
「お試しください」も「お試しくださいませ」も英語にすると「Please give it a try」「have a trial of」となります。
「お試しください」の意味
「お試しください」とは
「お試しください」とは、試してみてほしいとお願いすることを意味しています。
表現方法は「ぜひお試しください」「どうぞお試しください」「一度お試しください」
「ぜひお試しください」「どうぞお試しください」「一度お試しください」などが、「お試しください」を使った一般的な言い回しになります。
「お試しください」の使い方
「お試しください」を使った分かりやすい例としては、「作成方法は簡単なのでぜひお試しください」「エラーが発生した場合はもう一度お試しください」「こちらは大人気商品ですので、ぜひお試しください」などがあります。
「お試しください」は「試し」の美化語である「お試し」に、「くれ」の尊敬語である「ください」が合わさり、試してみてほしいとお願いすることの意味で使われている敬語です。
「お試しください」はビジネスシーンにおいてよく使われており、敬語表現なので目上の人に対して使っても問題ありません。ただし、「くれ」という命令形を敬語にした表現なので、少し冷たい印象を与える言葉になります。
そのため、相手により丁寧な印象を与えたい場合は、「ぜひお試しください」「どうぞお試しください」「お試しくださいませ」などに言い換えるといいでしょう。
「お試しください」の類語
「お試しください」の類語・類義語としては、試しに使ってみることを意味する「試用」、食べ物の美味しさをよく味わって食べてくださいのことを意味する「ご賞味ください」などがあります。
「お試しくださいませ」の意味
「お試しくださいませ」とは
「お試しくださいませ」とは、試してみてほしいとお願いすることを意味しています。
表現方法は「ぜひお試しくださいませ」「どうぞお試しくださいませ」「一度お試しくださいませ」
「ぜひお試しくださいませ」「どうぞお試しくださいませ」「一度お試しくださいませ」などが、「お試しくださいませ」を使った一般的な言い回しになります。
「お試しくださいませ」の使い方
「お試しくださいませ」を使った分かりやすい例としては、「しばらく時間をおいてから、もう一度お試しくださいませ」「興味がある方は一度お試しくださいませ」「ぜひ一度ご家庭でお試しくださいませ」などがあります。
「お試しくださいませ」は「試し」の美化語である「お試し」に、「くれ」の尊敬語である「ください」、丁寧の気持ちを込めて相手にある動作を要求することを意味する「ませ」が合わさり、試してみてほしいとお願いすることの意味で使われている敬語です。
「お試しくださいませ」は「ませ」という表現を使用しているので、とても丁寧な表現になります。そのため、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対しても使うことが可能です。
また、「くださいませ」という表現は女性のみが使うイメージが強い言葉ですが、男性が使っても問題ありません。
「お試しくださいませ」の類語
「お試しくださいませ」の類語・類義語としては、つまらないものだが笑って食べてくださいのことを意味する「ご笑味ください」、十分に満足してお楽しみくださいのことを意味する「ご堪能ください」などがあります。
「お試しください」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、試してみてほしいとお願いすることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「お試しください」はビジネスシーンにおいてよく使われてる表現です。
「お試しくださいませ」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、試してみてほしいとお願いすることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「お試しくださいませ」はビジネスシーンにおいてよく使われてる表現です。
「お試しください」と「お試しくださいませ」はどちらも試してみてほしいとお願いすることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「お試しください」よりも「お試しくださいませ」の方が丁寧な表現と覚えておきましょう。