似た意味を持つ「光栄に存じます」(読み方:こうえいにぞんじます)と「光栄に思います」(読み方:こうえいにおもいます)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「光栄に存じます」と「光栄に思います」という言葉は、どちらも名誉に思うことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「光栄に存じます」と「光栄に思います」の違い
「光栄に存じます」と「光栄に思います」の意味の違い
「光栄に存じます」と「光栄に思います」の違いを分かりやすく言うと、「光栄に存じます」の方が「光栄に思います」よりも丁寧な表現という違いです。
「光栄に存じます」と「光栄に思います」の使い方の違い
一つ目の「光栄に存じます」を使った分かりやすい例としては、「このような機会をいただき光栄に存じます」「遠路からはるばるお越しいただき光栄に存じます」「お褒めに預かり光栄に存じます」などがあります。
二つ目の「光栄に思います」を使った分かりやすい例としては、「部長からお褒めいただき光栄に思います」「ご多忙の中ご参加いただき光栄に思います」「私に任せてくださったことを光栄に思います」などがあります。
「光栄に存じます」と「光栄に思います」の使い分け方
「光栄に存じます」と「光栄に思います」はどちらも名誉に思うことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「光栄に存じます」の方が「光栄に思います」よりも丁寧な表現という点です。
またどちらも丁寧な表現ですが、よりかしこまった場面では「光栄に存じます」の方を使うのが適していると覚えておきましょう。
「光栄に存じます」と「光栄に思います」の英語表記の違い
「光栄に存じます」も「光栄に思います」も英語にすると「I am honored」「I am flattered」となります。
「光栄に存じます」の意味
「光栄に存じます」とは
「光栄に存じます」とは、名誉に思うことを意味しています。
表現方法は「大変光栄に存じます」「心より光栄に存じます」
「大変光栄に存じます」「心より光栄に存じます」などが、「光栄に存じます」を使った一般的な言い回しになります。
「光栄に存じます」の使い方
「光栄に存じます」を使った分かりやすい例としては、「これまでの努力を評価していただき光栄に存じます」「社長にお目にかかれて光栄に存じます」「この度はご一緒することができて光栄に存じます」「このような賞をいただけるとは光栄に存じます」などがあります。
「光栄に存じます」は業績や行動を褒められたり重要な役目を任されたりして名誉に思うことを意味する「光栄」に、思うの謙譲語である「存じます」が合わさり、名誉に思うことの意味で使われている言葉です。
「光栄に存じます」は主に二つの場面で使うことができます。一つ目は「あなたにお会いできて光栄に存じます」「このような場を設けていただき光栄に存じます」などのように、喜ばしい状況で感謝する場合です。
二つ目は、「お褒めにあずかり大変光栄に存じます」「そう仰っていただいて心より光栄に存じます」などのように、目上の人から褒められた時の返事として使う場合になります。
「光栄に存じます」はとても丁寧な表現なので、主にビジネスシーンなどのかしこまった場面で使う言葉です。そのため、日常生活などのカジュアルな場面で使われることはあまりありません。
「光栄に存じます」の特徴
また、「光栄に存じます」は会話だけではなく、手紙やメールなどの書き言葉としても使うことができるというのが特徴です。
「光栄に存じます」の類語
「光栄に存じます」の類語・類義語としては、恐れつつしみながらも大喜びすることを意味する「恐悦至極に存じます」、わが身にはありがたくもったいないことを意味する「恐れ多い」などがあります。
「光栄に思います」の意味
「光栄に思います」とは
「光栄に思います」とは、名誉に思うことを意味しています。
表現方法は「大変光栄に思います」「心から光栄に思います」
「大変光栄に思います」「心から光栄に思います」などが、「光栄に思います」を使った一般的な言い回しになります。
「光栄に思います」の使い方
「光栄に思います」を使った分かりやすい例としては、「このようなパーティーにご招待いただき光栄に思います」「あなたと一緒に仕事ができて光栄に思います」「今までの成果を評価していただき光栄に思います」などがあります。
「光栄に思います」は業績や行動を褒められたり重要な役目を任されたりして名誉に思うことを意味する「光栄」に、ある物事について考えを持つことを意味する「思う」が合わさり、名誉に思うことの意味で使われている言葉です。
「光栄に思います」は丁寧な表現なので、主にビジネスシーンなどのかしこまった場面で使う言葉になります。そのため、日常生活などのカジュアルな場面で使われることはあまりありません。
また、「光栄に思います」だけでも丁寧な表現なのですが、ビジネスシーンなどでよりかしこまった場面では、さらに丁寧な表現である「光栄に存じます」の方を使うのが適していると覚えておきましょう。
「光栄に思います」の特徴
「光栄に思います」は会話だけではなく、手紙やメールなどの書き言葉としても使うことができるというのが特徴です。
「光栄に思います」の類語
「光栄に思います」の類語・類義語としては、処遇が自分の身分や業績を超えてよすぎることを意味する「身に余る思いです」、身に過ぎて恐れ多い言葉のことを意味する「勿体ないお言葉です」などがあります。
「光栄に存じます」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、名誉に思うことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「光栄に存じます」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。
「光栄に思います」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、名誉に思うことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「光栄に思います」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。
「光栄に存じます」と「光栄に思います」はどちらもを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、どちらも丁寧な表現ですが、よりかしこまった場面では「光栄に存じます」の方を使うと覚えておきましょう。