似た意味を持つ「折り入ってご相談」(読み方:おりいってごそうだん)と「折り入ってお願い」(読み方:おりいっておねがい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「折り入ってご相談」と「折り入ってお願い」という言葉は、どちらも特別なお願いや相談をすることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「折り入ってご相談」と「折り入ってお願い」の違い
「折り入ってご相談」と「折り入ってお願い」の意味の違い
「折り入ってご相談」と「折り入ってお願い」の違いを分かりやすく言うと、「折り入ってご相談」は目上の人に対してのみ使う、「折り入ってお願い」は目上と目下どちらの人に対しても使えるという違いです。
「折り入ってご相談」と「折り入ってお願い」の使い方の違い
一つ目の「折り入ってご相談」を使った分かりやすい例としては、「部長に折り入ってご相談があります」「折り入ってご相談したいことがありご連絡差し上げました」「お叱りは覚悟の上で折り入ってご相談したいことがあります」などがあります。
二つ目の「折り入ってお願い」を使った分かりやすい例としては、「折り入ってお願いしたいことがあるのでお時間いただけないでしょうか」「ご迷惑かもしれませんが折り入ってお願いしたいことがあります」「今期の予算について折り入ってお願いがございます」などがあります。
「折り入ってご相談」と「折り入ってお願い」の使い分け方
「折り入ってご相談」と「折り入ってお願い」はどちらも特別なお願いや相談をすることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。
「折り入ってご相談」は基本的に目上の人に対してのみ使うのに対して、「折ってお願い」は目上と目下立場関係なく使うことができるというのが違いになります。
また、どちらの言葉もビジネスシーンにおいてよく使われていると覚えておきましょう。
「折り入ってご相談」と「折り入ってお願い」の英語表記の違い
「折り入ってご相談」も「折り入ってお願い」も英語にすると「I have a special favor to ask of you」となります。
「折り入ってご相談」の意味
「折り入ってご相談」とは
「折り入ってご相談」とは、特別な相談をすることを意味しています。
表現方法は「折り入ってご相談があります」「折り入ってご相談がございます」
「折り入ってご相談があります」「折り入ってご相談がございます」などが、「折り入ってご相談」を使った一般的な言い回しになります。
「折り入ってご相談」の使い方
「折り入ってご相談」を使った分かりやすい例としては、「教授に折り入ってご相談があるのですがお時間いただけないでしょうか」「折り入ってご相談したいことがありメール差し上げました」「退職する件について折り入ってご相談があります」などがあります。
「折り入ってご相談」は特別なことを意味する「折り入って」に、接頭語の「ご」と、問題の解決のために話し合ったり他人の意見を聞いたりすることを意味する「相談」が合わさり、特別な相談をすることの意味で使われている言葉です。
「折り入ってご相談」は目上の人に使える
「折り入ってご相談」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉で、とても丁寧な表現なので目上の人に対して使うこともできます。
ただし、「折り入って」自体は敬語表現ではないので、「折り入ってご相談がございます」などのように、前後の文章を敬語表現にするようにしましょう。
「折り入ってご相談」の特徴
「折り入ってご相談」は真剣で真面目な態度で話したい時や真剣に相談したい時など、改まってお願いする際に使うというのが特徴です。
「折り入ってご相談」の注意点
「折り入ってご相談」を使う上で注意しなければならないのは、軽い相談に使うのは適していないという点になります。あくまで特別な相談に対してのみ使うようにしましょう。
「折り入ってご相談」の類語
「折り入ってご相談」の類語・類義語としては、特別に話したいことを意味する「折り入ってお話し」、特別に耳に入れておきたいことを意味する「折り入ってお耳に」などがあります。
「折り入ってお願い」の意味
「折り入ってお願い」とは
「折り入ってお願い」とは、特別なお願いをすることを意味しています。
表現方法は「折り入ってお願いがあるのですが」「折り入ってお願いがあります」
「折り入ってお願いがあるのですが」「折り入ってお願いがあります」などが、「折り入ってお願い」を使った一般的な言い回しになります。
「折り入ってお願い」の使い方
「折り入ってお願い」を使った分かりやすい例としては、「部長に折り入ってお願いがあります」「折り入ってお願いしたいことがございますのでお電話差し上げました」「週末の会議の件で折り入ってお願いしたいことがあります」などがあります。
「折り入ってお願い」は特別なことを意味する「折り入って」に、願うことを謙譲語である「お願い」が合わさり、特別なお願いをすることの意味で使われている言葉です。
「折り入ってお願い」は目上の人に使える
「折り入ってお願い」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉で、とても丁寧な表現なので目上の人に対して使うこともできます。
「折り入ってお願い」の特徴
また、「折り入ってお願い」は目上の人だけではなく、立場が同等の人や目下の人に対して使うことができるというのが特徴です。
「折り入ってお願い」の注意点
「折り入ってお願い」を使う上で注意しなければならないのは、軽い相談に使うのは適していないという点になります。あくまで特別な相談に対してのみ使うようにしましょう。
「折り入ってお願い」の類語
「折り入ってお願い」の類語・類義語としては、特別に頼むことを意味する「折り入って頼み」、厄介なお願いをすることを意味する「無理を承知でお願い」などがあります。
「折り入ってご相談」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、特別な相談をすることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「折り入ってご相談」はビジネスシーンにおいて使われている言葉です。
「折り入ってお願い」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、特別なお願いをすることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「折り入ってお願い」はビジネスシーンにおいて使われている言葉です。
「折り入ってご相談」と「折り入ってお願い」はどちらも特別なお願いや相談をすることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、目上の人に対してのみ使うのが「折り入ってご相談」、目上と目下どちらの人に対しても使えるのが「折り入ってお願い」と覚えておきましょう。