【一日おき】と【二日に一回】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「一日おき」(読み方:いちにちおき)と「二日に一回」(読み方:ふつかにいっかい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「一日おき」と「二日に一回」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。




「一日おき」と「二日に一回」の違い

「一日おき」と「二日に一回」の意味の違い

「一日おき」と「二日に一回」の違いを分かりやすく言うと、「一日おき」とはその日にあることをして翌日はやめて翌々日にまたそのことをすること、「二日に一回」とは二日間のうちどちらかすることという違いです。

「一日おき」と「二日に一回」の使い方の違い

一つ目の「一日おき」を使った分かりやすい例としては、「この船は一日おきに出発します」「私は一日おきにお風呂に入ります」「彼女への電話は一日おきにするようにしています」「彼は一日おきにラジオ体操をしている」「私は一日おきに車で通勤します」などがあります。

二つ目の「二日に一回」を使った分かりやすい例としては、「二日に一回自分へのご褒美でアイスを食べています」「洗濯は二日に一回は行うようにしています」「私がお風呂に入る頻度は二日に一回です」「私は二日に一回カフェ行っています」などがあります。

「一日おき」と「二日に一回」の使い分け方

「一日おき」と「二日に一回」は似た言葉ではあるものの、意味は異なっているので間違えないように注意しましょう。

「一日おき」とはその日にあることをして翌日はやめて翌々日にまたそのことをすることを意味しており、中に1日挟んで何かをする場合に使います。

一方、「二日に一回」は二日間のうちどちらかすることを意味しており、二日のうちで何かを1回するので日程次第では連続で起ることもあります。

「一日おき」と「二日に一回」は一見同じような意味に思いますが実は違うのです。

例えば、「離島への船は一日おきです」とすると、「〇×/〇×/〇×/〇×/〇×」と中一日挟んで一定の形で船が運行します。

一方、「離島への船は二日に一回です」とすると、「〇×/〇×/×〇/〇×/〇×」のように、二日間で区切られているため、日によっては連続で運行する場合もあるのです。したがって、絶対に一日おきになるとは限りません。

「一日おき」と「二日に一回」の英語表記の違い

「一日おき」を英語にすると「every other day」となり、例えば上記の「私は一日おきに車で通勤します」を英語にすると「I drive to work every other day」となります。

一方、「二日に一回」を英語にすると「once every two days」となり、例えば上記の「私は二日に一回カフェ行っています」を英語にすると「I visit cafe once every two days」となります。

「一日おき」の意味

「一日おき」とは

「一日おき」とは、その日にあることをして翌日はやめて翌々日にまたそのことをすることを意味しています。

「一日おき」の漢字表記

「一日おき」を漢字にすると、「一日置き」と表記することができます。

「一日おき」の使い方

「一日おき」を使った分かりやすい例としては、「健康のために一日おきに徒歩で通勤するようにしています」「一日おきに連絡するようにお願いされました」「昼食は一日おきに作るようにしています」「私は一日おきに図書館へ行く」などがあります。

「一日おき」はその日にあることをして翌日はやめて翌々日にまたそのことをすることを意味する名詞です。

分かりやすく解説するならば、「列車は一日おきに出発します」とした場合、12月1日に出発したとすると、1日、3日、5日、7日、9日、11日、13日、15日、17日、19日、21日、23日、25日、27日、29日、31日のように、隔日で出発することを表しています。

「一日おき」の特徴

「一日おき」は「一日おきに会議を行なう」「一日おきに植物に水をやる」などのように、ビジネスシーンと日常生活のどちらでも使うことができる言葉です。

「一日おき」の類語

「一日おき」の類語・類義語としては、一日おきであることを意味する「隔日」があります。

「二日に一回」の意味

「二日に一回」とは

「二日に一回」とは、二日間のうちどちらかすることを意味しています。

「二日に一回」の使い方

「二日に一回」を使った分かりやすい例としては、「筋トレは二日に一回は行うようにしています」「カップルの電話の頻度は二日に一回が良いと言われています」「私が髪を洗う頻度は二日に一回です」「二日に一回はお見舞いに行くようにしています」などがあります。

「二日に一回」は二日間のうちどちらかすることを意味する言葉です。

分かりやすく解説するならば、「列車は二日に一回出発します」とした場合、月曜日と火曜日のどちらかで列車が出発、水曜日と木曜日のどちらかで列車が出発、金曜日と土曜日のどちらかで列車が出発となります。

そのため、月曜日で列車が出発し火曜日がお休み、水曜日もお休みし木曜日で列車が出発なんてこともあるのです。したがって、一日おきとは違い、必ずしも隔日になるわけではないと覚えておきましょう。

「二日に一回」の特徴

「二日に一回」は「会議は二日に一回行います」「二日に一回はハンバーガーを食べています」などのように、ビジネスシーンと日常生活のどちらでも使うことができる言葉です。

「二日に一回」の類語

「二日に一回」の類語・類義語としては、1日または2日の間のことを意味する「一両日中」があります。

「一日おき」の例文

1.祖母が入院しているので、お見舞いは一日おきにするようにしています。
2.私はカレーが大好きなので、一日おきに食べるようにしています。
3.私は月、水、金の週3日間、一日おきに近所のスーパーでアルバイトをしています。
4.彼女とのラインは一日おきにしているので、これが長続きの秘訣だろう。
5.健康を維持するために、一日おきにスポーツジムへ通うようにしています。

この言葉がよく使われる場面としては、その日にあることをして翌日はやめて翌々日にまたそのことをすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「一日おき」はビジネスシーンと日常生活のどちらでも使うことができる言葉です。

「二日に一回」の例文

1.私はラーメンが大好きなので、二日に一回は食べに行くようにしています。
2.私の職場は変則的なシフトなので、二日に一回は夜勤があります。
3.二日に一回は運動しているので、年齢にしては健康的な体を維持できています。
4.風呂があまり好きではないけれど、二日に一回は入るようにしています。
5.長続きするカップルは、二日に一回は連絡を取っているらしいです。

この言葉がよく使われる場面としては、二日間のうちどちらかすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「二日に一回」はビジネスシーンと日常生活のどちらでも使うことができる言葉です。

「一日おき」と「二日に一回」は似た言葉ですが意味は異なっています。

どちらの言葉を使うか迷った場合、その日にあることをして翌日はやめて翌々日にまたそのことをすることを表現したい時は「一日おき」を、二日間のうちどちらかすることを表現したい時は「二日に一回」を使うと覚えておきましょう。

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