似た意味を持つ「短期」(読み方:たんき)と「長期」(読み方:ちょうき)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「短期」と「長期」という言葉は、どちらも「期間」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
短期と長期の違い
短期と長期の意味の違い
短期と長期の違いを分かりやすく言うと、短期とは期間が短いこと、長期とは期間が長いことという違いです。
短期と長期の使い方の違い
一つ目の短期を使った分かりやすい例としては、「春休みはアメリカへ短期留学に行きます」「短期間で健康的に痩せたいです」「おすすめの短期バイトはありますか」「短期プライムレートは緩やかに推移しています」などがあります。
二つ目の長期を使った分かりやすい例としては、「長期的な視点で事業戦略を立案する」「長野市の長期予報をチェックする」「長期金利上昇の要因は何ですか」「住宅ローンの長期金利は右肩上がりで推移しています」などがあります。
短期と長期の使い分け方
短期と長期という言葉は、どちらも一定の時点から他の一定の時点までの時間的長さを表しますが、意味や使い方には違いがあります。
短期とは、短い期間を意味します。「短期バイト」とは、ふつう3カ月未満のアルバイトを指す言葉であり、3カ月以上の期間を働く「長期バイト」と区別されています。さらに短く1日から1週間以内で終了するアルバイトは「単発バイト」と呼ばれています。
長期とは、長い期間を意味します。上記例文にある「長期予報」とは、予報を行う時点から7日間先を超えた天気予報のことです。気象庁は、予報を行う時点から2日間以内の予報を「短期予報」、2日間先を超え7日間先以内の予報を「中期予報」と定義しています。
つまり、短期とは期間が短いことであり、長期とは期間が長いことを表す言葉です。「短期バイト」と「長期バイト」、「短期予報」と「長期予報」のように、二つの言葉は対になる表現として使用されることが多くあります。
短期と長期の英語表記の違い
短期を英語にすると「short term」「short time」「short duration」となり、例えば上記の「短期留学」を英語にすると「a short period of study abroad」となります。
一方、長期を英語にすると「long time」「long‐term」「long-run」となり、例えば上記の「長期的な視点」を英語にすると「a long term perspective」となります。
短期の意味
短期とは
短期とは、短い期間、短期間を意味しています。
短期の使い方
短期を使った分かりやすい例としては、「短期の賃貸マンションを紹介してもらう」「短期譲渡所得の税率を調べています」「 短期前払費用の特例が適用されました」「20代でも短期記憶障害を発症するのだろうか」などがあります。
その他にも、「短期バイトの求人情報をネットで見ています」「大阪で短期バイトを探しています」「日払いの短期バイトに応募しました」「祖父は短期入所生活介護を利用しています」「短期大学から4年生大学に編入しました」などがあります。
短期の定義
短期とは、「短期間」の略であり、わずなか間や短い期間を意味します。どれぐらいの期間を短期と言うかは定義されていませんが、おおよその目途では1年未満の期間を指し、1年以上になると「中期」あるいは「長期」となります。
表現方法は「短期プライムレート」
短期を用いた日本語には「短期プライムレート」があります。短期プライムレートとは、銀行が優良企業に向けて行う一年未満の融資に対して適用する最優遇貸出金利を意味します。「長期プライムレート」と対になる言葉であり、「短プラ」「標準金利」とも言います。
短期の対義語
短期の対義語・反対語としては、長い期間を意味する「長期」などがあります。
短期の類語
短期の類語・類義語としては、わずかの間や短い時間を意味する「短時間」、わずかな日数や短い期間を意味する「短時日」、わずかな期間や短い時日を意味する「一朝一夕」、短い期間を意味する「ショートスパン」などがあります。
長期の意味
長期とは
長期とは、長い期間、長期間を意味しています。
長期の使い方
長期を使った分かりやすい例としては、「投資の基本は長期の分散積立です」「長期レンタカーの格安プランを利用する」「長期収載品を一覧にまとめました」「長期金利のリアルタイムチャートをアプリで見ています」などがあります。
その他にも、「日本国債が売られると長期金利は上昇します」「長期優良住宅の認定条件を調べる」「長期インターンシップの給料はどれぐらいだろう」「長期プライムレートの推移を折れ線グラフにしました」などがあります。
長期の定義
長期とは、長期間のことであり、期間が長いことを表す言葉です。具体的に長期とはどのくらいの期間をいうのかという定義はありませんが、一般的には一年以上の期間を指す言葉です。何時間や何日などの単位の期間を「長期」と言うことはありません。
表現方法は「長期優良住宅」
長期を用いた日本語には「長期優良住宅」があります。長期優良住宅とは、長期間、快適に使用できる住宅のことであり、特に2009年施行の「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」の認定基準を満たした住宅を指します。認定を受けると税の優遇やローン金利の優遇を受けることができます。
長期の対義語
長期の対義語・反対語としては、わずかな期間を意味する「短期」などがあります。
長期の類語
長期の類語・類義語としては、長い時間を意味する「長時間」、長い年月や久しい間を意味する「長年」、多くの年月や長い年月を意味する「多年」、いつまでも果てしなく続くことを意味する「永遠」、長い期間や長期的な観点を意味する「ロングスパン」などがあります。
短期の例文
この言葉がよく使われる場面としては、期間が短いこと、わずかの期限を表現したい時などが挙げられます。
例文2にある「短期金利」とは、金融機関や政府などが、取引期間が1年未満の資金の貸し借りをした場合に適用される金利を意味します。1年以内の預金や債券あるいはコマーシャルペーパー(CP)などに適用される金利のことです。
長期の例文
この言葉がよく使われる場面としては、期間が長いことを表現したい時などが挙げられます。
例文5にある「長期金利」とは、お金を貸し借りする期間が1年超の場合に適用される金利を意味します。一般に、景気がよく物価が上昇する局面では長期金利は上昇し、景気が悪く物価が下落する局面では低下します。
短期と長期という言葉は、どちらも「期間」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、短い期間を表現したい時は「短期」を、長い期間を表現したい時は「長期」を使うようにしましょう。