【裏表】と【表裏】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「裏表」(読み方:うらおもて)と「表裏」(読み方:おもてうら)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「裏表」と「表裏」という言葉は、どちらも「表と裏」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




裏表と表裏の違い

裏表と表裏の意味の違い

裏表と表裏の違いを分かりやすく言うと、裏表とは裏側を強調した言葉、表裏とは表側と裏側をフラットに表現した言葉という違いです。

裏表と表裏の使い方の違い

一つ目の裏表を使った分かりやすい例としては、「裏表のある人には気を付けてください」「政界の裏表に通じている」「不織布マスクの裏表が分かりづらい」「Tシャツを裏表に着てしまった」などがあります。

二つ目の表裏を使った分かりやすい例としては、「木材に表裏があるって本当ですか」「生地の表裏を見分ける方法を教えてもらった」「ライスペーパーの表裏を確認する」「誰しも表裏があると思います」などがあります。

裏表と表裏の使い分け方

裏表と表裏という言葉は、どちらも物事の表面と裏面を表しますが、意味や使い方には違いがあります。

裏表とは、物の表面と裏面を意味し、裏面を先に言うことで裏側を強調した表現になります。そのため、「裏表のある人」「彼女は裏表がない」のような使い方で、人の言動が一致していないという意味で使用されることがほとんどです。

表裏とは、表と裏の関係を意味します。表と裏は物の道理の順序であり、表と裏について強弱なく表現した言葉です。基本的には「木材に表裏がある」「ライスペーパーの表裏」のように、物理的な物事の表側と裏側について使用されています。

つまり、裏表とは裏側を強調した表現であり、おもに人の本音と建前について用いられています。一方の表裏とは表側と裏側をフラットに表現しており、おもに形のある実体について使用されています。二つの言葉はどっちも裏と表を意味しますが、ニュアンスは異なるので区別して使うようにしましょう。

裏表と表裏の英語表記の違い

裏表も表裏も英語にすると「two faces」「both sides」「double-dealing」となり、例えば上記の「裏表のある人」を英語にすると「a two‐faced person」となります。

裏表の意味

裏表とは

裏表とは、物の表面と裏面を意味しています。

その他にも、「表面に現れている事柄と裏に隠されている事情、表面と内情」「人の見ているところと見ていないところとで、態度や行動が違うこと」「裏を表側にすること、裏返し」の意味も持っています。

裏表の使い方

「キッチンペーパーに裏表はありません」の文中で使われている裏表は「物の表面と裏面」の意味で、「IT業界の裏表を教えましょう」の文中で使われている裏表は「表面に現れている事柄と裏に隠されている事情」の意味で使われています。

一方、「嘘を平気でつくことは裏表がある人の特徴です」の文中で使われている裏表は「人の見ているところと見ていないところとで、態度や行動が違うこと」の意味で、「トレーナーを裏表に着ている」の文中で使われている裏表は「裏を表側にすること」の意味で使われています。

裏表とは、上記の例文にあるように複数の意味を持ち、それぞれの意味で用いられているため、文脈により意味を捉える必要があります。裏表の「裏」は表の反対側や 物の内側を表し、「表」は 物のあらわれ出ている面や外側を表す漢字です。

裏表を用いたことわざ

裏表を用いたことわざには「一枚の紙にも裏表」があります。「一枚の紙にも裏表」とは、単純な作りの紙にも裏表があることを意味し、何事にも裏と表があり、物事の表面だけを見て判断してはいけないことを表しています。

裏表の対義語

裏表の対義語・反対語としては、相反する二つのものが二ついっしょで一つになることを意味する「表裏一体」などがあります。

裏表の類語

裏表の類語・類義語としては、物事の位置や方向などが逆の関係にあることを意味する「反対」、背と腹や裏と表を意味する「裏腹」、人の見ている所と見ていない所とで言動が変わることを意味する「陰日向」(読み方:かげひなた)などがあります。

表裏の意味

表裏とは

表裏とは、表と裏、また、その関係にあることを意味しています。

その他にも、「外面と内実とで違いがあること、人前での言動と内心とが相違すること」の意味も持っています。

表裏の使い方

「コインの表裏で決めよう」「表裏別々でデータを入稿してください」「用紙の表裏に2ページずつ印刷します」「表裏の組み合わせを間違ってしまった」などの文中で使われている表裏は、「表と裏、その関係にあること」の意味で使われています。

一方、「表裏のある人の付き合いを避ける」「あの人は表裏がないので信用できます」「表裏がない女には共通する特徴があります」などの文中で使われている表裏は、「外面と内実とで違いがあること」の意味で使われています。

表裏の読み方

表裏の読み方は「うらおもて」の他に「ひょうり」とも読みます。「ひょうり」と読む場合は、たいてい「表裏一体」という四字熟語で使用されています。

表裏の特徴

表裏とは、上記の例文にあるように二つの意味を持ちますが、どちらかと言えば「表と裏、その関係にあること」の意味で使用されることが多くなっています。おもに紙や布など物理的な表と裏を指す言葉です。

表裏という言葉は、反対の意味を持つ漢字を重ねて一つの熟語を構成しています。「前後」「強弱」「売買」のように、二つの異なる要素が密接に関わり合っている状態や、対立するものが実は同じものの一部であることを示しています。

表裏の対義語

表裏の対義語・反対語としては、二つ以上の物事が一つになることを意味する「一致」などがあります。

表裏の類語

表裏の類語・類義語としては、ある位置を境にした前と後ろを意味する「前後」、高い方と低い方を意味する「上下」、正反対なことを意味する「真逆」、物事が裏表の関係にあることを意味する「背中合わせ」、位置や順序などが通常の状態とは反対であることを意味する「あべこべ」などがあります。

裏表の例文

1.クッキングペーパーには裏表があるものもあるので、説明書きを読んでください。
2.業界の裏表を知りつくす経営コンサルタントに、新規ビジネスのアドバイスをもらう。
3.付き合うならノリのいい人ですが、結婚するなら裏表がない誠実な男性にしたいです。
4.裏表がある性格の人とは、距離を置いてなるべく関わらないようにしています。
5.英語の講義で隣に座っていた人の服が、裏表逆だったので気になってしまった。

この言葉がよく使われる場面としては、布や紙などの表面と裏面、物事の表面にあらわれた部分と内に隠された部分、表面にあらわれたものと内面にかくされたものとが食い違うこと、裏を表にすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、裏表という言葉は、物事や人柄などの裏側を強調したい場面で使用されています。

表裏の例文

1.このコピー機は、一度の操作で表裏をいっぺんに読み込んでくれるのでとても便利です。
2.アルミホイルに表裏があることを知らず、逆の面で包んでしまいました。
3.おにぎりの海苔を表裏逆に付けてしまうと、風味が変わってしまいます。
4.これまでの人生経験から、全く表裏のない人なんていないと思うようになりました。
5.英語の先生はいつもニコニコしていますが、表裏がありそうで怖いです。

この言葉がよく使われる場面としては、物の表面と裏面、人目に立つ態度と心のうちを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、表裏という言葉は、物事や人柄などの表と裏をフラットに表現したい場面で使用されています。

裏表と表裏という言葉は、どちらも「表面と裏側」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、裏を強調したい時は「裏表」を、表と裏をフラットに表現したい時は「表裏」を使うようにしましょう。

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