似た意味を持つ「ドンピシャ」と「ドストライク」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「ドンピシャ」と「ドストライク」という言葉は、「完璧に合致している様子」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
ドンピシャとドストライクの違い
ドンピシャとドストライクの違いを分かりやすく言うと、ドンピシャは条件に合致する対象を表現する時に使い、ドストライクは嗜好に合致する対象を表現する時に使うという違いです。
一つ目のドンピシャを使った分かりやすい例としては、「ドンピシャのタイミングでやってきたため全員で乾杯することができた」「今の時期にドンピシャと言えるアイテムを購入できた」「低身長にドンピシャという謳い文句が目に入った」などがあります。
二つ目のドストライクを使った分かりやすい例としては、「勧められたこの映画はドストライクだった」「ドストライクの男性に出会ったが、気軽に話しかけにいけないタイミングだった」「ドストライクのキャラのために課金をしている」などがあります。
ドンピシャとドストライクはどちらも、完璧に合致している様子を表しますが、使う対象が若干異なります。
ドンピシャは、予想やタイミングなどがばっちり合う様子を指します。上記例文の「ドンピシャのタイミング」「今の時期にドンピシャ」「低身長にドンピシャ」などのように、対象の条件に合致している様子を表します。
一方のドストライクは、対象がかなり自分の好みの範囲内であることを指します。上記例文の「映画はドストライクだった」「ドストライクの男性」「ドストライクのキャラ」などのように使われています。
つまり、ドンピシャは条件に合致する対象に使い、ドストライクは嗜好に合致する対象に使うという違いがあります。
ドンピシャを英語にすると「perfect」「really hit」となり、例えば上記の「ドンピシャのタイミングで」を英語にすると「at this perfect timing」となります。
一方、ドストライクを英語にすると「right up my alley」「perfect」となり、例えば上記の「この映画はドストライクだ」を英語にすると「This movie is right up my alley」となります。
ドンピシャの意味
ドンピシャとは、予想やタイミングなどがばっちり合う様子を意味しています。
ドンピシャを使った分かりやすい例としては、「有名なアーティストの楽曲を聞いていたドンピシャ世代は今何歳なのだろうか」「ドンピシャという言葉は死語とされることもある」「今の若い人たちはドンピシャと言うことはないのかもしれない」などがあります。
その他にも、「先回りして彼を待てば会えるというアドバイスはドンピシャだった」「嫌な予感がドンピシャだったため、その場合の策を講じておいてよかった」「自分の笑いのツボにはドンピシャなネタだった」などがあります。
ドンピシャは、強調接頭語である「どん」と、少しの食い違いもなく合っている様子を意味する「ぴしゃり」が組み合わさった言葉「ドンピシャリ」が省略された表現とされています。
「ぴしゃり」は、平たい物を強く打つ音や、戸や障子などを激しく閉める音を表す擬音語であり、それが転じて、少しの狂いもなくピタリと合う様子を表すことに由来するという説もあり、他にもいくつかの説があります。
今日では、日常生活において用いられる言葉であり、公的な場面やビジネスシーンで用いる場合には「最適」「極めて正確」「寸分の狂いなく」などの表現に置き換えて使う必要があります。
ドンピシャの対義語・反対語としては、大事な点を外していることを意味する「的外れ」、推測や判断を誤ることを意味する「見当違い」があります。
ドンピシャの類語・類義語としては、ある物事をするのに最も適した時機や瞬間を意味する「タイムリー」、物事をするのにきわめて良いことを意味する「絶好」、などがあります。
ドストライクの意味
ドストライクとは、対象がかなり自分の好みの範囲内であることを意味しています。
ドストライクを使った分かりやすい例としては、「このアニメはドストライクだったため色んな人に見てもらいたい」「自分にとってドストライクでも、他者がどうかは分からない」「このアイドルは好みドストライクの女性だ」などがあります。
その他にも、「新しいキャラクターを見てドストライクだと感じた」「こんなにドストライクな俳優を見つけたのは久しぶりだ」「ドストライクは死語と思われることもあるそうだ」などがあります。
ドストライクは、強調接頭語である「ど」と、対象となる物が好みの範囲内であることを意味する「ストライク」を組み合わせた言葉とされています。
「ストライク」は、野球においては投げたボールが打者にとって打てるボールであったり、打てるゾーンを通過することを表し、ボウリングでは10本のピンを全て倒すことを意味します。
これが転じて、趣味嗜好など好みの範囲を指す言葉として「ストライクゾーン」が用いられるようになり、好みに合致している様子を表す「ストライク」を強調して、「ドストライク」という表現が用いられるようになりました。
ドストライクの対義語・反対語としては、得意ではないことを意味する「苦手」、関心がないことを意味する「無関心」があります。
ドストライクの類語・類義語としては、そのことが好きで楽しむことを意味する「愛好」、あるものを特別に好む性癖を意味する「嗜癖」などがあります。
ドンピシャの例文
この言葉がよく使われる場面としては、予想やタイミングなどがばっちり合う様子を意味する時などが挙げられます。
上記例文のように、対象が条件にぴったりと合致する様子を表す言葉として使われています。
ドストライクの例文
この言葉がよく使われる場面としては、対象がかなり自分の好みの範囲内であることを意味する時などが挙げられます。
上記例文のように、対象が好みにぴったりと合致する様子を表す言葉として使われています。
ドンピシャとドストライクは、どちらも「完璧に合致している様子」を表します。どちらを使うか迷った場合は、条件に合致する対象を表す場合は「ドンピシャ」を、嗜好に合致する対象を表す場合は「ドストライク」を使うと覚えておけば間違いありません。