【守る】と【護る】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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同じ「まもる」という読み方の「守る」と「護る」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「守る」と「護る」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。



「守る」と「護る」の違い

「守る」と「護る」の意味の違い

「守る」と「護る」の違いを分かりやすく言うと、「守る」とは常用漢字表に載っている、「護る」とは常用漢字表に載っていないという違いです。

「守る」と「護る」の使い方の違い

一つ目の「守る」を使った分かりやすい例としては、「犯罪から子供を守るためにパトロールをしている」「彼は我がチームのゴールを守ってる」「彼女は約束を絶対守る人です」「私は約束を守らない人が嫌いです」などがあります。

二つ目の「護る」を使った分かりやすい例としては、「国を護るために極秘任務についた」「王宮を護る仕事をしています」「夜道を歩くことが多いので身を護る術を学びました」などがあります。

「守る」と「護る」の使い分け方

「守る」と「護る」の一番の違いは、「守る」は常用漢字表に載っているが、「護る」は載っていないということです。

常用漢字とは、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安として、内閣告示の常用漢字表で示された日本語の漢字のことです。現行の常用漢字表は、2010年11月30日に平成22年内閣告示第2号として告示され、2136字で成り立っています。

「守る」は文化庁が定める常用漢字表に記載されているため法令や新聞などで使用できますが、「護る」は常用漢字表に記載されていないため法令や新聞などの公用文では使用できません。そのため、公的な書類などに記載する際には「守る」を使う方が良いでしょう。

その他の違いとしては、「守る」よりも「護る」の方が「何かをかばいまもる」という意味合いが強いことです。また、「守る」には決めたことや規則に従うことやスポーツの試合などで守備することの意味があるのも違いになります。

「守る」と「護る」の英語表記の違い

「守る」も「護る」も英語にすると「defend」「guard」「protect」「keep」となり、例えば上記の「私は約束を守らない人が嫌いです」を英語にすると「I don’t like people who don’t keep their promises」となります。

「守る」の意味

「守る」とは

「守る」とは、侵されたり害が及ばないように防ぐことを意味しています。その他にも、決めたことや規則に従うことやスポーツの試合などで守備することの意味も持っています。

表現方法は「命を守る」「人を守る」「決まりを守る」

「命を守る」「人を守る」「決まりを守る」「ルールを守る」などが、「守る」を使った一般的な言い回しになります。

「守る」の使い方

「街の治安を守るためのボランティアをしています」「規則は絶対に守らなければならない」などの文中で使われている「守る」は、「侵されたり害が及ばないように防ぐことや決めたことや規則に従うこと」の意味で使われています。

一方、「彼がゴールマウスを守っているのなら安心です」「うちのチームの二塁手は高卒とは思えない素晴らしい守りをする」などの文中で使われている「守る」は、「スポーツの試合などで守備すること」の意味で使われています。

「守る」という言葉は日常生活よく見かけるため馴染みがある人も多いでしょう。外敵から何かを「守る」場合だけではなく、「規則を守る」「一塁を守る」などのように、規則に従うことや、スポーツにおいて守備することの意味でも使います。

「護る」の「護」が常用外漢字であるため、代用字として、常用漢字の「守」を用いた「守る」が使われるようになりました。

この代用字というのは、他の単語でも使用されるものです。例えば、本来は「怨む」であるところを「恨む」と表記するのが代用字です。本来の字が難しい字面であったり、常用漢字ではない場合に代用字が使われます。

「守る」の対義語

「守る」の対義語・反対語としては、攻撃することを意味する「攻める」、守るべき事柄に背くことを意味する「破る」などがあります。

「守る」の類語

「守る」の類語・類義語としては、法律や習慣を守り従うことを意味する「遵守」、法の指示するところを尊重し決まりを守って行動することを意味する「遵法」、命令や約束などを厳しく守ることを意味する「厳守」などがあります。

「護る」の意味

「護る」とは

「護る」とは、侵されたり害が及ばないように防ぐことを意味しています。

表現方法は「命を護る」「人を護る」「愛する者を護る」

「命を護る」「人を護る」「愛する者を護る」などが、「護る」を使った一般的な言い回しになります。

「護る」の使い方

「護る」を使った分かりやすい例としては、「お城を護る仕事をしています」「身を護るために空手を習っている」「陣地を護るために新兵器を投入する」「自国を護るために体を張りました」などがあります。

「護る」は「守る」と意味は同じなのですが、「守る」よりも「何かをまもる」意味合いが強い場合に使う言葉と覚えておきましょう。また、「護る」は常用漢字ではないので公的な場面では使うことができません。

「護る」の対義語

「護る」の対義語・反対語としては、相手の守りなどを突き抜けることを意味する「破る」、戦争でこちらから進んで戦いを仕掛けることを意味する「攻める」などがあります。

「護る」の類語

「護る」の類語・類義語としては、護ることを意味する「守護」、敵に侵害されないようにすることを意味する「防ぐ」、他からの攻撃に対して防ぎ守ることを意味する「防衛」、敵の攻撃などを防ぎ守ることを意味する「防御」などがあります。

「守る」の例文

1.命を守るために、普段からバランスの良い食事を心掛けています。
2.職場では周りの人に不快な思いをさせないために、ルールを守ることが大切です。
3.対人関係において一番大切なのは約束を守ることなので、約束だけは破ってはいけないと子供達に教えています。
4.我がチームのゴールマウスを守っている選手は、世界一のゴールキーパーと言われています。
5.子供を犯罪から守るために、保護者が交代でパトロールをしています。

この言葉がよく使われる場面としては、侵されたり害が及ばないように防ぐことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、決めたことや規則に従うことやスポーツの試合などで守備することを表現したい時にも使います。

例文1と例文5の「守る」は侵されたり害が及ばないように防ぐこと、例文2と例文3の「守る」は決めたことや規則に従うこと、例文4の「守る」はスポーツの試合などで守備することの意味で使っています。

「護る」の例文

1.自分の命を危険から護るために、毎週道場に通って護身術を習っています。
2.国を護る者として、国民のことを第一に考えて行動しています。
3.周りには誰も護ってくれる人がいないので、自分の身は自分で護るしかない。
4.この大きな城門は、外敵から国を護るために長い年月をかけて作られました。
5.彼はこの世界を護るために、自ら犠牲になることを選んだ勇敢な青年でした。

この言葉がよく使われる場面としては、侵されたり害が及ばないように防ぐことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、外敵から何かを護りたい場合に使う言葉と覚えておきましょう。

「守る」と「護る」どちらを使うか迷った際は、公的な書類などに記載する場合は常用漢字である「守」を使った「守る」とする方が良いでしょう。その他の場合だと、「守る」よりも「護る」の方が「何かをまもる」意味合いが強い時に使います。

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