【才覚】と【才能】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「才覚」(読み方:さいかく)と「才能」(読み方:さいのう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「才覚」と「才能」という言葉は、どちらも人の能力を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



才覚と才能の違い

才覚と才能の意味の違い

才覚と才能の違いを分かりやすく言うと、才覚とは素早く頭を働かせて物事に対応する能力、才能とは生まれつきの優れた能力という違いです。

才覚と才能の使い方の違い

一つ目の才覚を使った分かりやすい例としては、「彼は才覚のある人だから仕事が速い」「各自が才覚を発揮できる職場です」「海外留学の費用を才覚する」「経営の才覚が乏しいようだ」「自分の才覚を活かす」などがあります。

二つ目の才能を使った分かりやすい例としては、「この子は芸術的な才能があるに違いない」「自分には音楽の才能がないと気づいた」「才能を活かせる仕事に就きたい」「我が子の才能を開花させたい」などがあります。

才覚と才能の使い分け方

才覚と才能という言葉は、「才覚のある人」「才能のある人」など似た表現をし、どちらも人の能力を表す時に用いられる言葉ですが、意味は異なります。

才覚とは、素早く頭を働かせて物事に対応する能力を意味し、「才覚のある人」とは知恵の働きや機転に優れている人のことです。一方、才能とは、物事を巧みに成しうる生まれつきの能力を意味し、生まれつき優れた能力を備えた人のことです。

つまり、才覚とは知恵の働きや機転を表し、才能とは生まれつきの優れた能力を表します。また、才覚という言葉は、「費用を才覚する」のようにお金を工面する意味や、「経営の才覚」のように学識の意味も持っています。これらが、才覚と才能という言葉の明確な違いになります。

才覚と才能の英語表記の違い

才覚を英語にすると「contrivance」「resource」「wit」となり、例えば上記の「才覚のある人」を英語にすると「a resourceful person」となります。

一方、才能を英語にすると「talent」「ability」「aptitude」となり、例えば上記の「芸術的な才能」を英語にすると「artistic talent」となります。

才覚の意味

才覚とは

才覚とは、素早く頭を働かせて物事に対応する能力、知恵の働きを意味しています。

その他にも、あれこれ苦心して金や物を手に入れること、学問の力や学識の意味も持っています。

表現方法は「才覚を発揮」「才覚のある人」「才覚の証」

「才覚を発揮」「才覚のある人」「才覚の証」などが、才覚を使った一般的な言い回しです。

才覚の使い方

「才覚がある人に仕事を任せたい」「優れた才覚を発揮する」「リーダーは才覚者で頼りになる」「トラブルに対して才覚をめぐらす」などの文中で使われている才覚は、「頭を働かせて物事に対応する能力」の意味で使われています。

一方、「期限までに才覚がつかない」「百万円ほど才覚する」などの文中で使われている才覚は「苦心して金や物を手に入れること」の意味で、「才覚が足りなくて社会で苦労する」「先生は才覚がある人です」などの文中で使われている才覚は「学問の力や学識」の意味で使われています。

才覚という言葉は、上記の例文のように複数の意味を持つ言葉ですが、「すばやく頭を働かせて物事に対応する能力、工夫すること」の意味で使われることが多い言葉です。現実的なことに用いられ、経済のやりくりの意味でも使われています。

「小才覚」「不才覚」「生才覚」の意味

才覚という言葉を用いた日本語には「小才覚」「不才覚」「生才覚」があります。それぞれ「小才覚」はちょっとした機転が利くこと、「不才覚」は才知や注意が足りないこと、「生才覚」は中途半端な才能や学識を意味する言葉です。

「才覚を表す」は誤り

才覚という言葉を用いた誤った言い回しには「才覚を表す」があります。正しくは「頭角を現す」であり、才能や技量などが周囲の人よりも一段と優れることを意味します。

才覚の類語

才覚の類語・類義語としては、その場に応じた機敏な心の働かせ方を意味する「機転」、よく気がつき巧みに物事を処理する知的能力を意味する「才気」、才能と知恵を意味する「才知」、知恵の働きや知的な能力を意味する「知力」、工夫して金銭を用意することを意味する「工面」などがあります。

才能の意味

才能とは

才能とは、物事を巧みに成しうる生まれつきの能力、才知の働きを意味しています。

表現方法は「天性の才能」「才能がない」「才能がある人」

「天性の才能」「才能がない」「才能がある人」などが、才能を使った一般的な言い回しです。

才能の使い方

才能を使った分かりやすい例としては、「ネット上にある才能診断を試してみる」「才能がないと諦める必要はない」「特別な才能がない人がほとんどです」「才能は開花させるものだろう」などがあります。

その他にも、「指導者としての才能がある」「才能に恵まれる人が羨ましい」「サークルで才能を発揮する」「才能はないけど能力を得ることはできる」「自分の才能に目覚めよう」「音楽の才能がある人だ」などがあります。

才能という言葉の「才」は頭脳の働きや生まれつきの能力を表し、「能」は物事を成し遂げる力や働きを表します。才能とは、個人の素質や訓練によって発揮される物事をなしとげる力を意味する言葉です。

「才能教育」の意味

才能という言葉を用いた日本語には「才能教育」があります。個々の子どもが、どのような才能や能力において優れた資質を備えているかを幼少児の段階で発見し、それぞれに応じた指導や訓練によりその才能を発展させようとする教育のことです。英才教育とほぼ同義に扱われる言葉です。

才能の類語

才能の類語・類義語としては、物事を成し遂げることのできる力を意味する「能力」、物事を成し遂げる力の程度や能力の大きさを意味する「力量」、将来すぐれた能力が発揮されるもととなる性質や能力を意味する「素質」、生まれつきの性質や才能を意味する「天分」などがあります。

才覚の例文

1.彼女は親切なうえに才覚のある人だから、困ったことがあれば相談するといいよ。
2.兄はトレーダーとしての才覚を発揮し、億単位の資産を築くことが出来た。
3.戦国時代の才覚者と言えば、足軽から成りあがった豊臣秀吉だろう。
4.商売を行う上で抑えておくべき大事なことは、才覚・算用・始末だと言われている。
5.あの人は自分は才覚に乏しいなどと謙遜しているが、実は旧帝大で教鞭をとっていた人だよ。

この言葉がよく使われる場面としては、知恵の働き、すばやく頭を働かせて物事を処理すること、あれこれ苦心して金や物を手に入れること、学識を表現したい時などが挙げられます。

例文3にある「才覚者」とは才知や機転にすぐれている人を意味し、才覚人とも言い換えることが出来ます。例文4の「才覚」は工夫して経営革新をしていくこと、「算用」はしっかり採算を取ること、「始末」はコスト削減し節約することを意味します。

才能の例文

1.生年月日を元にした才能診断によると、私は芸術的なセンスに長けているらしい。
2.人事部の大きな役割は、社員の才能開花を促すことでしょう。
3.時間がないので才能開発教育研究財団のeラーニングで教員免許の更新講習を受けることにした。
4.才能とは続けられることだと聞いたことがあるが、何事も成し遂げられない自分は継続する才能がないのだと妙に納得した。
5. 自分には才能がないと諦めてしまうのは、ただの言い訳だと思う。

この言葉がよく使われる場面としては、ある個人の素質によって発揮される物事を成し遂げる力を表現したい時などが挙げられます。

例文1にある「才能診断」とは生まれつきの能力を特定しようとすることです。例文2の「才能開花」とは、もともと持っていた素質や能力を引き出すことや現れることを意味します。

才覚と才能という言葉は、どちらも人の能力を表す言葉です。どちらの言葉を使うか迷った場合、知恵の働きや工夫することや学識を表現したい時は「才覚」を、物事を巧みに成しうる生まれつきの能力を表現したい時は「才能」を使うようにしましょう。

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