【雄大】と【壮大】と【盛大】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「雄大」(読み方:ゆうだい)と「壮大」(読み方:そうだい)と「盛大」(読み方:せいだい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「雄大」と「壮大」と「盛大」という言葉は、規模が大きいことという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




雄大と壮大と盛大の違い

雄大と壮大と盛大の意味の違い

雄大と壮大と盛大の違いを分かりやすく言うと、雄大は目に見えるものの規模を表現する時に使い、壮大は目に見えないものの規模を表現する時にも使い、盛大は人の集まりの規模を表現する時に使うという違いです。

雄大と壮大と盛大の使い方の違い

雄大という言葉は、「自然の雄大さに息を呑む」「雄大な景色を写真に収める」などの使い方で、規模が大きく堂々としていることを意味します。

壮大という言葉は、「壮大な音楽とともに入場した」「子どもの見た夢が壮大で聞いたときににこにこしてしまった」などの使い方で、規模が大きくて立派なことを意味します。

盛大という言葉は、「多くの人に見守られて盛大に祝ってもらった」「盛大な式典も終わりを迎えようとしている」などの使い方で、事業や集会などが非常に盛んなことを意味します。

雄大と壮大と盛大の使い分け方

雄大と壮大は、どちらも物事の規模が大きいことを意味する言葉ですが、前者は特に目に見える景色や絵画などの作品などに使い、後者は目に見えない世界観や空気、夢などにも使います。

一方の盛大は、集会や儀式、コンサート、デパートなど人が集まっている催事にたくさんの人が集まっていて規模が大きいことを意味する言葉です。

これが、雄大、壮大、盛大の明確な違いです。

雄大の意味

雄大とは

雄大とは、規模が大きく堂々としていることを意味しています。

雄大の読み方

雄大は「ゆうだい」という読み方をします。「おだい」や「おすだい」など他の読み方はしません。

表現方法は「雄大な自然」「雄大な景色」「雄大な山」

「雄大な自然」「雄大な景色」「雄大な山」などが、雄大を使った一般的な言い回しです。

雄大を使った言葉として、「雄大豪壮」「雄大積雲」があります。

「雄大豪壮」の意味

一つ目の「雄大豪壮」とは、雄々しくて規模が大きい様子や、盛んで立派な様子を意味する四字熟語です。景色や芸術作品、建築物などに多く使われ、人の生き方にも使われることがあります。

「雄大積雲」の意味

二つ目の「雄大積雲」とは、大気が不安定で出来始めてから時間が経った積雲に見られることが多い雲で、雄大雲や入道雲とも呼ばれます。そもそも積雲は、晴れた日に発生することが多く、日差しによって空気が暖められた際の上昇気流で発生します。

夕方になると消え始めて大きくなることはありませんが、大気の状況が悪い場合には成長し、成長初期を扁平雲、発達段階を並雲(読み方:なみぐも)、さらに成長し高度10km以上となると雄大積雲と呼ばれるようになります。

雄大の対義語

雄大の対義語・反対語としては、取るに足りないことや、ちっぽけで価値の低いことを意味する「卑小」(読み方:ひしょう)があります。

雄大の類語

雄大の類語・類義語としては、厳かで立派なことを意味する「荘厳」、物事の規模が大きく立派な様子を意味する「豪壮」、建物などが広大で立派なことを意味する「広壮」、規模が大きくて美しいことを意味する「壮麗」などがあります。

壮大の意味

壮大とは

壮大とは、規模が大きくて立派なことを意味しています。

表現方法は「壮大なスケール」「壮大な景色」「壮大な話」

「壮大なスケール」「壮大な景色」「壮大な話」などが、壮大を使った一般的な言い回しです。

壮大を使った言葉として、「気宇壮大」「壮大華麗」があります。

「気宇壮大」の意味

一つ目の「気宇壮大」(読み方:きうそうだい)とは、心意気がよく度量が広いことや、発想などが人並み外れて大きい様子を意味する四字熟語です。

この四字熟語の類義語として、「気宇軒昂」(読み方:きうけんこう)や志気が盛んなことを意味する「幕天席地」、山を引き抜くほど強力な力と世を覆いつくすほどの気力があることを意味する「抜山蓋世」(読み方:ばつざんがいせい)などがあります。

「壮大華麗」の意味

二つ目の「壮大華麗」とは、立派で大きく、極めて華やかなことを意味する四字熟語です。この四字熟語の類義語として、華やかで光り輝くように美しい様子を意味する「絢爛豪華」、重々しく威厳があり華やかな様子を意味する「荘厳美麗」があります。

壮大の対義語

壮大の対義語・反対語としては、丈が低く形の小さいことを意味する「矮小」があります。

壮大の類語

壮大の類語・類義語としては、学問や言行などの程度が高く気高くて立派なことを意味する「高尚」、厳かで重々しいことを意味する「荘重」(読み方:そうちょう)、素晴らしく立派な様子を意味する「豪儀」などがあります。

盛大の意味

盛大とは

盛大とは、事業や集会などが非常に盛んで、大規模なことを意味しています。

表現方法は「盛大に祝う」「盛大に笑う」「盛大な拍手」

「盛大に祝う」「盛大に笑う」「盛大な拍手」などが、盛大を使った一般的な言い回しです。

「盛大に間違える」の意味

盛大を使った表現として「盛大に間違える」があります。これは、誰もが分かるくらい大きな間違いをすることを意味する表現で、「人の名前を盛大に間違える」「小学生でもわかるような英語を盛大に間違えた」などのように使います。

本来の盛大の意味としてはこの表現は適していませんが、ネットスラングの一つとして多用されています。もちろん、ビジネスシーンや目上の人に使う表現としても相応しくありません。

「酒池肉林」の意味

また、盛大の意味を含んだ言葉として「酒池肉林」があります。これは、酒や肉が豊富で盛大な宴を意味する四字熟語です。また、贅沢三昧な生活を送ることも意味しています。

盛大の対義語

盛大の対義語・反対語としては、みすぼらしく見劣りのすることを意味する「貧弱」、形や規模があまり大げさではなく控えめな様子を意味する「ささやか」があります。

盛大の類語

盛大の類語・類義語としては、大掛かりに物事をする様子を意味する「大々的」、計画の規模や志が将来まで見通されていて大きい様子を意味する「遠大」、極めて大きいことを意味する「極大」などがあります。

雄大の例文

1.雄大な自然を体感させたくて子供たちを連れてきたが、夫も一緒になって楽しんでいた。
2.初日の出を見るために山に登ってその時を待ったが、景色の雄大さに声も出なかった。
3.会議で聞いたのは雄大な計画ではあったが、この会社の人たちなら実現が可能だと感じる。

この言葉がよく使われる場面としては、規模が大きく堂々としていることを意味する時などが挙げられます。

どの例文の雄大も、壮大という言葉に置き換えて使うことができます。

壮大の例文

1.このゲームのお勧めしたいポイントの一つは、細部まで作りこまれた壮大な世界観だと思っている。
2.息子は私に壮大な目標を高らかに宣言したと思ったら、おもむろに机と向かい合った。
3.有名な監督の映画は毎度スケールが壮大で、私たちの考察をはるかに上回る結末が待っている。

この言葉がよく使われる場面としては、規模が大きくて立派なことを意味する時などが挙げられます。

例文1の「壮大な世界観」は目で見て一目で認識できるものではないため、雄大という言葉に置き換えるのは適していません。

盛大の例文

1.盛大な拍手でお迎えくださいというアナウンスをきっかけに会場内がどっと沸いた。
2.新が明けてから盛大に新年会を行おうと言っていたものの、未だに新人歓迎会さえ出来ていない。
3.テレビ番組でやっていたコントに盛大に笑ってしまって、家族に不思議そうな目で見られた。

この言葉がよく使われる場面としては、事業や集会などが非常に盛んで大規模なことを意味する時などが挙げられます。

例文3の「盛大に笑う」とは、一人、もしくは大勢が大声で笑うことを意味する表現方法で、本来の盛大とは意味が異なりますが、今日ではSNSなどで多く使われています。

雄大と壮大と盛大どれを使うか迷った場合は、目に見えるものの規模を表す場合は「雄大」を、目に見えないものの規模を表す場合は「壮大」を、人の集まりの規模を表す場合は「盛大」を使うと覚えておけば間違いありません。

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