【鏡割り】と【鏡開き】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
今日の買取件数:21件/今月の買取件数:531件/累計買取件数:2,970件
(例文買取センターでは日本語を売ってくれる日本人を探しています)

似た意味を持つ「鏡割り」(読み方:かがみわり)と「鏡開き」(読み方:かがみびらき)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「鏡割り」と「鏡開き」という言葉は、どちらも正月が過ぎた頃に鏡餅を食べることや、祝いの席で酒樽を割ることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



鏡割りと鏡開きの違い

鏡割りと鏡開きの違いを分かりやすく言うと、鏡割りは割るという言葉が縁起が悪いと使われなくなった言葉で、鏡開きは割るの代わりに開くという縁起の良い言葉が使われているという違いです

鏡割りも鏡開きも、表現される物事はまったく同一で、お供え物の「鏡餅」(読み方:かがみもち)を下げて食べることや、結婚式など祝いの席で酒樽を割ることを意味しています。

割るという言葉が縁起が良くないという理由で避けられ、一般的には鏡開きと呼ばれています。

鏡餅は12月29日と31日を避けて神様へのお供え物として置かれるものです。29日は9が苦に通じることから不吉で、31日は「一夜飾り」と言って、取ってつけたようにお供え物をするようで神様に失礼とされることから、鏡餅は28日にお供えされることが多いです。

鏡餅を食べるのは多くの地域で1月11日で、地域によっては1月15日のところもあります。鏡餅は、玄関に門松を飾る期間「松の内」が明けた後に食べるものですが、この松の内の期間が地域によって違うため、鏡餅を食べる日も地域によって差があります。

結婚式などのお祝いの場で酒樽のふたを木づち等で割ることも「鏡割り」や「鏡開き」と言われます。

ふたを割るから鏡割りですが、お餅の場合と同じ理由で、鏡開きが一般的に用いられています。中のお酒を抜くという意味で「鏡抜き」と呼ばれることもあります。

お餅や酒樽のことが鏡と呼ばれるのは、形が丸くて平べったいからです。酒樽の場合にはふたの部分の形から鏡と呼ばれています。鏡は、三種の神器の中にも含まれているように、古くから神様へのお供え物として使われてきました。

鏡割りの意味

鏡割りとは、鏡餅を食べることや、祝いの場で酒樽を割ることを意味しています。酒樽を開けることを元々は割ると言い、また鏡餅もその丸く平たい形から、調理することは割ると呼ばれます。

しかし、割るという言葉が縁を切るような連想をさせることから良くない言葉だと考えられるようになり、鏡割りよりも鏡開きという言葉が一般的に用いられるようになりました。

「酒樽に鏡開きは使わない」と考える人もいます。そういう人たちは「鏡抜き」(読み方:かがみぬき)という言葉を使います。中身のお酒を容器の樽から抜くことですが、「鏡を抜く」という言われ方をされることもあります。

ただし「抜く」も語感の悪さが指摘されることがあります。そのため公共放送では酒樽に対して「鏡開き」や「鏡抜き」といった言葉を使わずに、「酒樽を開ける」や「四斗樽を開ける」(読み方:しとだるをあける)と表現する傾向があります。

鏡開きの意味

鏡開きとは、鏡割りの割るという言葉が縁起が悪いので代わりに使われた言葉を意味しています。

開という字は縁起の良いものと考えられています。例えば「開運」とは運が良くなることを意味していますし、行き詰まった時に打開策が見つかることを「道が開ける」や「打開」などと表現することもあります。

鏡餅は平安時代には存在していましたが、今のスタイルの原型を作ったのは武士です。そのため、鏡餅を調理する時に刃物を用いるのは切腹を連想させるためご法度だと考える人もいます。

鏡餅は、玄関に門松を飾って新年を祝う「松の内」が終わってから食べるものだとされ、多くの地域では1月11日にお雑煮やお汁粉、それからかき餅などにして食べる習わしになっています。

鏡割りの例文

1.鏡割りという言葉は、縁起が悪いので使うことが避けられている。
2.結婚式などのお祝い場での鏡割りは、実は事前にふたを開けてあって、あとは軽く木づちを打てば割れるだけになっている。
3.樽を含めた鏡割りセットをどれくらい安くレンタル出来るか、インターネットで検索してみる。
4.友人に鏡割りの司会を頼んだが、なかなか良い返事を貰えない。
5.鏡割りの酒がなかなか場内に行き渡らなかったので、乾杯の音頭までに時間がかかった。

この言葉がよく使われる場面としては、鏡餅を食べる正月行事や、結婚式などの祝いの場で酒樽を開けることを表現したい時などが挙げられます。

餅を割ったり、酒樽のふたを割ったりするので、鏡割りには割るという言葉が使われています。その意味で、鏡割りは直接的な言葉だと考えることが出来ます。

しかし割るという言葉は縁を切るようなイメージを連想させるので、ほとんど使われません。代わりに鏡開きという比喩的な言葉が用いられます。

例文2にあるように、酒樽の鏡割りは事前にふたが開かれて、あとは木づちで割るだけでいいようにセッティングされていることが多いです。一から開けるためには力が必要なので、ふたを割った時、勢い余って衣装を汚してしまう恐れがあるからです。

鏡開きの例文

1.鏡開きのやり方にもルールがあるの知ってた?
2.鏡開きの時に、包丁で切るのは禁止されているんだってさ。
3.鏡開きの日は多くの地域で1月11日だけれど、1月15日のところもある。これは玄関に門松を飾る期間が地域によって違うこととも関係しているんだよ。
4.結婚式の振袖が鏡開きで汚れないか心配だ。
5.鏡開きで余ったお酒は持ち帰ることが出来る場合が多い。

この言葉がよく使われる場面としては、鏡餅を食べる正月行事や、結婚式などの祝いの場で酒樽を開けることを表現したい時などが挙げられます。

鏡開きは鏡割りと意味はまったく同一です。鏡割りの割るという字は縁起が悪いので、代わりに鏡開きと言われるようになりました。割は演技の悪い字ですが、開は演技の良い字だと考えられています。例えば「開運」という言葉を考えてみて下さい。

お正月の鏡餅を今のような形にしたのは、武士です。「具足餅」(読み方:ぐそくもち)といって、鏡餅を甲冑に見立てていました。武士にとって切腹は最後の手段でした。そのため鏡餅も包丁で割ることは縁起が悪く、するべきではないと考える人も多いです。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
例文買取センター