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【最早】と【最速】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「最早」(読み方:もはや)と「最速」(読み方:さいそく)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「最早」と「最速」という言葉は、最という漢字が使われているという共通点がありますが、本来の意味は大きく異なります。




最早と最速の違い

最早と最速の意味の違い

最早と最速の違いを分かりやすく言うと、最早は時間が経ってしまったことを表現する時に使い、最速は速度が速いことを表現する時に使うという違いです。

最早と最速の使い方の違い

一つ目の最早を使った分かりやすい例としては、「そのような考えをするような人は最早居ない」「持ってきてもらった差し入れは最早無くなろうとしていた」「最早病院に行かずとも痛みが治まった」などがあります。

二つ目の最速を使った分かりやすい例としては、「最速ランナーの練習方法や練習量が気になる」「その日で最速の列車に乗って帰郷する」「目標予定金額までの到達はその年が最速だった」などがあります。

最早と最速の使い分け方

最早と最速は、どちらも最という漢字と「はやい」と読む漢字が使われていますが、意味は大きく異なります。

最早は、最早の早が時間や時期的に早いこと表すことから、早いうちにある事態が成立しようとしている様子や、変えることのできない状態になるほど時間的に進んだ様子を表します。

一方の最速は、最速の速がスピードが速いことを表すことから、いくつかあるものの中で最も速いことを表します。

つまり、最早は時間が経ってしまった物事や早い頃に実現しようとしている場合に使い、最速はスピードが速い場合に使います。

最早と最速の英語表記の違い

最早を英語にすると「no longer」「already」となり、例えば上記の「もはやここに居ない」を英語にすると「no longer here」となります。

一方、最速を英語にすると「the fastest」「at full speed」「the highest speed」となり、例えば上記の「最速ランナー」を英語にすると「the fastest runner」となります。

最早の意味

最早とは

最早とは、時間が経過して変えられない状態まで進んでいることを意味しています。

最早の読み方

最早は「もはや」という読み方をしますが、「さいそう」という読み方をすることもあります。この場合は時期や時刻が一番早いことを意味しますが、製造業などにおいて作業を開始できる最も早い日を表す場合に使われるため、一般的には使われません。

最早の使い方

最早を使った分かりやすい例としては、「敵に囲まれれば最早これまでと思うほかなかった」「最早打つ手がないと諦めるにはまだ早い」「最早恒例とも言えるようになったほどルーティン化された」などがあります。

一方、「最早バスが出発しようとしていた」「ろうそくが最早消えようとしていた」「最早バーチャル世界と実世界を行き来するのが当たり前になる日も近い」などの文中で使われている最早は、「事態がまさに実現しようとしている様子」の意味で使われています。

最早の由来

最早は「もう、はや」が短縮された表現です。「はや」は「早くも」と言った意味で使われており、「もう早い頃に」という意味が転じて、とある事態が成立して変えようにも変えられないことを表すようになりました。

また、江戸時代や明治時代には「もう」という副詞は「最う」と表記するのが一般的だっただめ、「最う、早」が「最早」という表現に変わり、今日では使われています。これが最早の由来です。

最早の対義語

最早の対義語・反対語としては、その時点でまだ実現されていない様子を表す「未だ」、以前の状態がそのまま続いている様子を表す「なお」があります。

最早の類語

最早の類語・類義語としては、ある時点でその状態になっていることを表す「既に」、ある事態になっている様子を表す「もう」、かなり前にその自体が成立していることを表す「とっくに」、ずっと以前からを意味する「つとに」などがあります。

最速の意味

最速とは

最速とは、最もスピードが速いことを意味しています。

最速の読み方

最速は「さいそく」という読み方をしますが、「さいはや」など他の読み方をすることはできません。

最速の使い方

最速を使った分かりやすい例としては、「有名作品の最速上映が決定した映画館の近くには当日長蛇の列ができていた」「最速で当日荷物が届くこともあるらしい」「先日連載が始まったマンガがアニメ映像化されて最速なのではと言われている」などがあります。

その他にも、「最速でも三日は到着まで掛かると聞いてある程度の用意はしてきた」「自分の記録の中でも最速タイムを叩き出すことができた」「最速最短で向かうよりも途中下車をしながら余裕を持って旅をする方が楽しいかもしれない」などがあります。

最速は、最速の速がスピードが速いことを表すことから、いくつかあるものの中で最も速いことを表します。そのため、移動速度や行動速度が速い物事に対して使われています。

最速と最短の違い

似た使い方をする「最短」という言葉は一番短いことを意味しますが、物事に掛かる時間が短いことのみを表しますが、最速は掛かる時間が短いことだけでなく、その行為自体が速いことも意味します。そのため、使うことの出来る幅が変わります。

最速の対義語

最速の対義語・反対語としては、最も遅いことを意味する「最遅」(読み方:さいち)があります。

最速の類語

最速の類語・類義語としては、最高限度のスピードを意味する「全速力」、速度が速いことを意味する「最高速」があります。

最早の例文と使い方

1.その話題については最早語りつくされたからか、ほとんどの人が話題にもしなかったため、自分からも話すことはなくなった。
2.眼鏡は最早自分の一部と考えている人の中には、眼鏡が無ければ視界がぼやけてほとんど何も見えないという人も少なくない。
3.携帯電話は固定電話のような大きさのものを持ち歩いていたが、今日普及するスマートフォンは最早映画さえ撮影できそうなカメラのようだ。
4.幼少期から諸外国語を話し、その文化に触れてきた子どもが、突然日本の学校で他の子どもたちと一緒に日本語で勉強をするのは最早無理があるだろう。
5.学生時代にアルバイトをして貯めたお金も、免許取得やその他娯楽などに費やしてしまったため、最早底をつきようとしている。
6.いつもは口数が多く詰め寄られることも多かった彼女が何も言ってこなくなった。最早別れを決意しているということか。
7.私は最早これまでかと覚悟を決めていたが、そこに大学の知り合いが声をかけてくれてなんとかピンチを免れることができました。
8.令和になると少子化に伴い子供たちが街からいなくなったことで名物の駄菓子屋さんは最早消えようとしていた。
9.世の中はゴールデンウイークの真っ只中なのだから、最早仕事なんかしてる場合ではないという気持ちでいっぱいです。
10.今の時代スマートフォンさえあれば最早何でもできてしまうのだから、便利といえば便利なのだが、何かが物足りない気もします。

この言葉がよく使われる場面としては、時間が経過して変えられない状態まで進んでいることなどが挙げられます。

例文2や例文5の最早という言葉は、時間が経過してとある事態が実現されようとしている様子を表しています。

最速の例文と使い方

1.友人は舞台のチケットを最速先行で入手出来たらと何枚か応募していたようだが、全て当選してしまったため譲る相手を探しているらしい。
2.好きなドラマを一話見逃すこととなってしまったのが悔しく、最速配信を行なっている動画配信サービスの契約を決めた。
3.史上最速で夏日を観測したはずだったが、気温がいきなり下がる日もあるなど気温がなかなか安定しないため、冬コートを仕舞うに仕舞えない。
4.世界最速は、陸上を走る動物で言えば時速約115kmで走るチーターだが、時速約387kmで空を飛ぶハヤブサである。
5.ゲームの最速クリアを目標とするRTAイベントでは世界最速となった記録も見られ、その他魅力的な部分も多いため、視聴者は大盛り上がりである。
6.私は暗記物が苦手で受験科目の日本史に嫌気がさしていたので「最速で覚える」シリーズの参考書を買ってみることにした。
7.ネット通販で最速で当日荷物が届くと言うサービスは消費者にとっては便利なのだろうが宅配業者さんは大変だろう。
8.最短最速で結果を出す方法は素直な心を持ち、自分の非を認めて学ぶことだ。それは案外簡単なようで難しい。
9.新しい元号が発表されてからゴールデンボンバーは「令和」という曲を最速で配信して話題になっていました。
10.もし量子コンピューターが実用化すれば今までは難しかった複雑な計算も最速で答えを導くことも可能になるでしょう。

この言葉がよく使われる場面としては、最もスピードが速いことなどが挙げられます。

例文3の「史上最速」は、季節に関する言葉と一緒に使う場合、「最早」(読み方:さいそう)が使われることもあります。

最早と最速どちらを使うか迷った場合は、時間が経ってしまったことを表す場合は「最早」を、速度が速いことを表す場合は「最速」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
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