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【さしずめ】と【さしづめ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「さしずめ」と「さしづめ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「さしずめ」と「さしづめ」という言葉は、どちらも結局のところのことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「さしずめ」と「さしづめ」の違い

「さしずめ」と「さしづめ」の意味の違い

「さしずめ」と「さしづめ」の違いを分かりやすく言うと、「さしずめ」とは現代仮名遣い、「さしづめ」とは歴史的仮名遣いという違いです。

「さしずめ」と「さしづめ」の使い方の違い

一つ目の「さしずめ」を使った分かりやすい例としては、「さしずめ彼女くらいしかできる人がいません」「さしずめになってしまった契約交渉を何とか再開させたいです」「新社長に相応しいのはさしずめ彼しかいません」などがあります。

二つ目の「さしづめ」を使った分かりやすい例としては、「さしづめ食生活に困ることはないだろう」「このプロジェクトの適任者はさしづめ彼しかいないだろう」「さしづめ必要なものだけを買うことにしました。」などがあります。

「さしずめ」と「さしづめ」の使い分け方

「さしずめ」と「さしづめ」はどちらも結局のところのことを意味しています。あえて違いを挙げるならば「さしずめ」が現代仮名遣いで、「さしづめ」が歴史的仮名遣いという点です。

どちらも正しい日本語なのですが、現代においては内閣告示の現代仮名遣いである「ずめ」の方を使うのが一般的になっています。そのため、法令、新聞、公的な書類などでは「さしずめ」の方を使うようにしましょう。それ以外の場面では好きな方を使っても問題ありません。

「さしずめ」と「さしづめ」の英語表記の違い

「さしずめ」も「さしづめ」も英語にすると「in point of fact」「for the moment」となり、例えば上記の「さしずめ彼女くらいしかできる人がいません」を英語にすると「In point of fact she is the only one who can do it」となります。

「さしずめ」の意味

「さしずめ」とは

「さしずめ」とは、結局のところのことを意味しています。その他にも、今のところのこと、直接関わること、行き詰まってしまうことの意味も持っています。

「さしずめ」の漢字表記

「さしずめ」を漢字にすると、「差し詰め」と表記することができます。

表現方法は「さしずめといったところか」「さしずめ俺は」

「さしずめといったところか」「さしずめ俺は」「さしずめ私は」などが、「さしずめ」を使った一般的な言い回しになります。

「さしずめ」の使い方

「この件に関してはさしずめ適任者はあなたしかいないだろう」「色界の法則にはさしずめな倫理的目的はあまりないです」などの文中で使われている「さしずめ」は、「結局のところのことや直接関わること」の意味で使われています。

一方、「貯金はたっぷりあるのでさしずめ生活には困ることはないだろう」「計画がさしずめになっても慌てず上司に連絡することにしました」などの文中で使われている「さしずめ」は、「今のところのことや行き詰まってしまうこと」の意味で使われています。

「さしずめ」は複数の意味を持っており、結局のところのことや今のところのことの意味の場合は副詞として使い、直接関わることや行き詰まってしまうことの意味の場合は形容動詞として使うのが一般的です。

また、現代においては、結局のところのことや今のところのことの意味で副詞として使うのが一般的になっています。

「さしずめ」は現代仮名遣いというのが特徴です。現代仮名遣いとは、1986年7月1日に昭和61年内閣告示第1号として公布された日本語の仮名遣いのことを指しています。

現代仮名遣いにおいて、歴史的に表記されてきた「づ」も「ず」に統一するとされています。そのため、法令、新聞、公的な書類などでは「ずめ」を用いた「さしずめ」を使うようにしましょう。

「さしずめ」の類語

「さしずめ」の類語・類義語としては、今後のことは別にしてその時点で一応の区切りをつけることを意味する「ひとまず」、他のことはさしおいてまず第一にのことを意味する「とりあえず」などがあります。

「さしづめ」の意味

「さしづめ」とは

「さしづめ」とは、結局のところのことを意味しています。その他にも、今のところのこと、直接関わること、行き詰まってしまうことの意味も持っています。

「さしづめ」の漢字表記

「さしづめ」を漢字にすると、「差し詰め」と表記することができます。

表現方法は「さしづめといったところか」「さしづめ私は」

「さしづめといったところか」「さしづめ私は」「さしづめ俺は」などが、「さしずめ」を使った一般的な言い回しになります。

「さしづめ」の使い方

「さしづめ下馬評通りのチームが勝ち上がっている」「私たちはさしづめ助けることはできません」などの文中で使われている「さしづめ」は、「結局のところのことや直接関わること」の意味で使われています。

一方、「手術は無事成功しさしづめ体調も安定している」「開発がさしづめになり部署内で不穏な空気が流れている」などの文中で使われている「さしづめ」は、「今のところのことや行き詰まってしまうこと」の意味で使われています。

「さしづめ」は複数の意味を持っており、結局のところのことや今のところのことの意味の場合は副詞として使い、直接関わることや行き詰まってしまうことの意味の場合は形容動詞として使うのが一般的です。

また、現代においては、結局のところのことや今のところのことの意味で副詞として使うのが一般的になっています。

「さしづめ」の特徴としては歴史的仮名遣いという点です。

歴史的仮名遣いとは、明治時代から第二次世界大戦終結直後までの公文書や学校教育において用いられたもので、平安時代初期までの実際の綴りを基盤としている言葉を指しています。

歴史的仮名遣いは間違った日本語ではないのではないのですが、現代にはおいては「づめ」を使うよりも、現代仮名遣いである「ずめ」の方を使うのが推奨されています。また、法令、新聞、公的な書類などでは「づめ」を用いた「さしづめ」は使えないと覚えておきましょう。

「さしづめ」の類語

「さしづめ」の類語・類義語としては、その結果としてのことを意味する「挙げ句」、色々と考えたあげくに辿り着いたことを意味する「詰まるところ」、長い時間の後に最終的にある結果に達することを意味する「遂に」などがあります。

「さしずめ」の例文

1.さしずめ私に助けを求めてくるから、今は放ってくことにしました。
2.このプロジェクトには社運がかかっているので、適任者はさしずめあなたしかいません。
3.リストラにあってしまったが、実家生活なのでさしずめ生活に困ることはないだろう。
4.今回のテストは範囲がせまいので、さしずめノートに書いてあることを復習すれば問題ないはずだ。
5.年棒面で折り合いがつかず、契約延長の話はさしずめになってしまいました。
6.もし窃盗が疑われるとしたらさしずめこの二人だが、しかしあの生徒はその時教室にいたわけだしな。
7.ライバルが男を追い出したが経営はうまくいかず、社長に相応しいのはさしずめあの男しかいないことを暗に証明してしまった。
8.社長にこの仕事に関してはさしずめ適任者は君しかいないだろうと言われたら、さすがに断わるわけにいかないだろうよ。
9.もし有名インフルエンサーが引退を迫られたとしても、貯金はたっぷりあるのだろうし、さしずめ生活には困ることはないだろう。
10.主役は我が社の製品のひとつひとつで、社員は設計や製造、営業などそれぞれの役を担当し、さしずめ私は監督といったところでしょうか。

この言葉がよく使われる場面としては、結局のところのことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、今のところのこと、直接関わること、行き詰まってしまうことを表現したい時にも使います。

例文1と例文2の「さしずめ」は結局のところのこと、例文3と例文4の「さしずめ」は今のところのこと、例文5の「さしずめ」は行き詰まってしまうことの意味で使っています。

「さしづめ」の例文

1.長時間話あった結果、この経営不振を乗り越えるのにはさしづめ経営陣の一新ということになった。
2.出場選手はたくさんいるものの、さしづめ過去のデータを見れば誰が予選を突破するかは分かるだろう。
3.この後台風が上陸するという予報なので、本イベントはさしづめ中止だろう。
4.この不景気でもさしづめ利益を出しているが、来年はどうなるか分かりません。
5.新商品の開発がさしづめになり、どうしたらいいか非常に悩んでいます。
6.ワールドカップのトーナメントはさしづめ下馬評通りのチームが勝ち上がっていたが、ここで一つのドラマが起きました。
7.新製品の開発がさしづめになり部署内で不穏な空気が流れているが、部長は意に介していないようだった。
8.私は飽きっぽい性格で”一年の計は元旦にあり”の言葉に倣い何かを始めてみても、さしづめになっていつの間にかやめてしまうことを繰り返している。
9.彼の手術は8時間にも及ぶものであったが、無事成功しさしづめ体調も安定しているとのことでホッと肩をなでおろした。
10.たとえ日銀総裁といえどもさしづめ庶民の収入を増やすことは出来ない。出来ることと言えば金融緩和をすることだけだ。

この言葉がよく使われる場面としては、結局のところのことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、今のところのこと、直接関わること、行き詰まってしまうことを表現したい時にも使います。

例文1と例文2の「さしづめ」は結局のところのこと、例文3と例文4の「さしづめ」は今のところのこと、例文5の「さしづめ」は行き詰まってしまうことの意味で使っています。

「さしずめ」と「さしづめ」はどちらも結局のところのことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、現代仮名遣いなのが「さしずめ」、歴史的仮名遣いなのが「さしづめ」なので、現代仮名遣いである「さしずめ」を使えば問題ないでしょう。

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