今日の買取件数:20件/今月の買取件数:40件/累計買取件数:18,926件

【許す】と【赦す】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「ゆるす」という読み方の「許す」と「赦す」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「許す」と「赦す」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「許す」と「赦す」の違い

「許す」と「赦す」の意味の違い

「許す」と「赦す」の違いを分かりやすく言うと、「許す」は公文書で使える、「赦す」は公文書で使えないという違いです。

「許す」と「赦す」の使い方の違い

一つ目の「許す」を使った分かりやすい例としては、「彼女には気を許すことができる」「今回は退室を許すことにしました」「大型車の通行を許す」「PKを与えてしまい追加点を許すこととなった」「父は私が外泊することを許してくれませんでした」などがあります。

二つ目の「赦す」を使った分かりやすい例としては、「納税を赦してもらえることもあるらしい」「彼女の失敗を赦すことにしました」「あの人の罪を赦すことは本当に正しいのだろうか」などがあります。

「許す」と「赦す」の使い分け方

「許す」と「赦す」は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって少し違いがあるので注意が必要です。

「許す」は常用漢字表に載っている言葉なので、新聞などの公に出されている公文書でも使えることができるのに対して、「赦す」は常用漢字表には載っていない言葉なので、新聞などの公に出されている公文書では使えないというのが違いになります。

また、「許す」は「今回は外泊を許すことにしました」「試合終了間際に追加点を許す」「彼には気を許すことができます」などのように、不都合なことがないとしてそうすることを認めること、相手がしたいようにさせること、警戒や緊張状態などを緩めることなどの意味でも使うことができます。

一方、「赦す」は過失や失敗などを咎めないようにすること、義務や負担などを引き受けなくて済むようにすることの意味でしか使うことができないというのも違いの一つです。

つまり、「許す」はどんな意味でも置き換えることが可能ですが、「赦す」は意味によっては置き換えることができません。したがって、どちらの言葉を使うか迷った場合は、「許す」の方を使えば問題ないと覚えておきましょう。

「許す」と「赦す」の英語表記の違い

「許す」も「赦す」も英語にすると「forgive」「pardon」「allow」「excuse」「permit」となり、例えば上記の「父は私が外泊することを許してくれませんでした」を英語にすると「My father wouldn’t permit me to stay out for the night」となります。

「許す」の意味

「許す」とは

「許す」とは、不都合なことがないとしてそうすることを認めることを意味しています。その他にも、相手がしたいようにさせること、そうするだけの自由を認めること、警戒や緊張状態などを緩めることの意味も持っています。

表現方法は「人を許す」「自分を許す」「罪を許す」

「人を許す」「自分を許す」「罪を許す」などが、「許す」を使った一般的な言い回しになります。

「許す」の使い方

「弊社は来月から副業が許されることになりました」「女のわがままを許すのが男ってもんだろう」などの文中で使われている「許す」は、「不都合なことがないとしてそうすることを認めることや相手がしたいようにさせること」の意味で使われています。

一方、「お時間が許すようでしたら是非ご出席ください」「彼は気を許すことができる友人の一人です」などの文中で使われている「許す」は、「そうするだけの自由を認めることや警戒や緊張状態などを緩めること」の意味で使われています。

「許す」は複数の意味持っているかつ常用漢字表に載っている言葉なので、様々な場面で使うことが可能です。また、公文書や新聞などで使用しても問題ありません。もし、どの「ゆるす」を使うか迷った場合は、「許す」を使えば問題ないでしょう。

常用漢字とは、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安として、内閣告示の常用漢字表で示された日本語の漢字のことです。現行の常用漢字表は、2010年11月30日に平成22年内閣告示第2号として告示され、2136字で成り立っています。

常用漢字はあくまで漢字使用の目安であって制限ではないので、常用漢字以外は使えないというわけではありません。ただし、公用文や新聞などでは常用漢字を使用するのが好ましいとされています。

「許す」の類語

「許す」の類語・類義語としては、願いを聞き届けてある行為や行動を許すことを意味する「許可」、適当と認めて許可することを意味する「認可」、人の意見や要求などを認めることを意味する「受け入れる」などがあります。

「赦す」の意味

「赦す」とは

「赦す」とは、過失や失敗などを咎めないようにすることを意味しています。その他にも、義務や負担などを引き受けなくて済むようにすることの意味も持っています。

表現方法は「赦す心」「赦すということ」「愛とは赦すこと」

「赦す心」「赦すということ」「愛とは赦すこと」などが、「赦す」を使った一般的な言い回しになります。

「赦す」の使い方

「彼の過ちを赦すことにしました」「罪を赦すことが彼女のためになるとは限りません」などの文中で使われている「赦す」は、「過失や失敗などを咎めないようにすること」の意味で使われています。

一方、「持病がある人は兵役を免除することが赦されている」「神様に赦しを乞うことにしました」などの文中で使われている「赦す」は、「義務や負担などを引き受けなくて済むようにすること」の意味で使われています。

「赦す」は過失や失敗などを咎めないようにすることと、義務や負担などを引き受けなくて済むようにすることの二つの意味を持つ言葉です。

主に、相手のした悪事に対して、罰したり、恨んだりしないようにするというニュアンスや、納税や兵役などの義務を免除するというニュアンスで使います。そのため、「許す」のように認めるという意味では使うことできないと覚えておきましょう。

「赦す」は常用漢字表にない読み方なので、公文書や新聞などでは使うことができません。公文書や新聞などでは常用漢字表にある「許す」に置き換えて使用すると覚えておきましょう。ただし、個人的な文章であれば「赦す」を使っても問題ありません。

「赦す」の類語

「赦す」の類語・類義語としては、許して負担や義務などを除くことを意味する「免ずる」、義務や役目などを免じることを意味する「免除」、制限されたりしているものを解き放して自由にすることを意味する「解放」などがあります。

「許す」の例文

1.父は彼の熱意に負けて、娘との結婚を許すことにしました。
2.失策をきっかけに手痛い追加点を許すこととなり、3点ビハインドで最終回を迎えることとなりました。
3.日本代表は先制点を許すも、エースのハットトリックなどで試合に勝利することができました。
4.指導者という仕事が大好きなので、時間が許す限りは監督業を続けようと思います。
5.私が気を許すことができる人物はそう多くないが、彼はそのうち一人です。

この言葉がよく使われる場面としては、不都合なことがないとしてそうすることを認めることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、相手がしたいようにさせること、そうするだけの自由を認めること、警戒や緊張状態などを緩めることを表現したい時にも使います。

例文1の「許す」は不都合なことがないとしてそうすることを認めること、例文2と例文3の「許す」は相手がしたいようにさせること、例文4の「許す」はそうするだけの自由を認めること、例文5の「許す」は警戒や緊張状態などを緩めることの意味で使っています。

「赦す」の例文

1.どんな理由があったとしても、犯罪行為を赦すなんてこと私にはできません。
2.彼女はとても反省しているので、過ちを赦すことにしました。
3.この罪を赦すことが、本当に彼のためになっているのか疑問に思います。
4.彼は持病を持っており満足に働くことができないので、納税を赦されている。
5.この大会で優勝すると兵役を免除することが赦されるので、みんな全力で臨みました。

この言葉がよく使われる場面としては、過失や失敗などを咎めないようにすることを表現したい時などが挙げられます。その他にも、義務や負担などを引き受けなくて済むようにすることを表現したい時にも使います。

例文1から例文3の「赦す」は過失や失敗などを咎めないようにすること、例文4と例文5の「赦す」は義務や負担などを引き受けなくて済むようにすることの意味で使っています。

「許す」と「赦す」は同音の言葉になります。どちらの言葉を使うか迷った場合、「許す」は常用漢字であるのに対して「赦す」は常用漢字ではないため、どの場面でも使える「許す」を使えば間違えることはないでしょう。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
例文買取センター