似た意味を持つ「お時間を頂戴したく存じます」(読み方:おじかんをちょうだいしたくぞんじます)と「お時間をいただきたく存じます」(読み方:おじかんをいただきたくぞんじます)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「お時間を頂戴したく存じます」と「お時間をいただきたく存じます」という言葉は、どちらも相手に時間をもらえないかと依頼することを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「お時間を頂戴したく存じます」と「お時間をいただきたく存じます」の違い
「お時間を頂戴したく存じます」と「お時間をいただきたく存じます」の意味の違い
「お時間を頂戴したく存じます」と「お時間をいただきたく存じます」の違いを分かりやすく言うと、「お時間を頂戴したく存じます」の方が「お時間をいただきたく存じます」よりも丁寧な表現という違いです。
「お時間を頂戴したく存じます」と「お時間をいただきたく存じます」の使い方の違い
一つ目の「お時間を頂戴したく存じます」を使った分かりやすい例としては、「つきましては下記の日程でお時間を頂戴したく存じます」「今日のどこかで15分ほどお時間を頂戴したく存じます」などがあります。
二つ目の「お時間をいただきたく存じます」を使った分かりやすい例としては、「一つご相談したいことがありお時間をいただきたく存じます」「来週のどこかで1時間ほどお時間をいただきたく存じます」などがあります。
「お時間を頂戴したく存じます」と「お時間をいただきたく存じます」の使い分け方
「お時間を頂戴したく存じます」と「お時間をいただきたく存じます」はどちらも相手に時間をもらえないかと依頼することを意味する言葉ですが、大きな違いはありません。
あえて違いを挙げるならば、「お時間を頂戴ししたく存じます」の方が「お時間をいただきたく存じます」よりも丁寧な表現という点です。
また、「頂戴」と「いただく」はどちらも謙譲語なので、「お時間を頂戴したく存じます」と「お時間をいただきたく存じます」はどちらもビジネスシーンにおいて目上の人に対して使っても問題ない言葉です。
ただし、「頂戴」の方がより堅い表現なので、社外の人や取引先などのよりかしこまった場面では、「お時間を頂戴したく存じます」の方を使うことが多いと覚えておきましょう。
「お時間を頂戴したく存じます」と「お時間をいただきたく存じます」の英語表記の違い
「お時間を頂戴したく存じます」も「お時間をいただきたく存じます」も英語にすると「Could you please give me a time」「I would like to give me a time」となります
「お時間を頂戴したく存じます」の意味
「お時間を頂戴したく存じます」とは
「お時間を頂戴したく存じます」とは、相手に時間をもらえないかと依頼することを意味しています。
「お時間を頂戴したく存じます」の使い方
「お時間を頂戴したく存じます」を使った分かりやすい例としては、「ご面談のお時間を頂戴したく存じます」「一度打ち合わせのお時間を頂戴したく存じます」「ご相談したいことがあるのでお時間を頂戴したく存じます」などがあります。
「お時間を頂戴したく存じます」は、ある長さをもつ時のことを意味する「時間」に、接頭語の「お」、もらうの謙譲語の「頂戴したく」、思うの丁重語「存じる」、丁寧語の「ます」が合わさり、相手に時間をもらえないかと依頼することの意味で使われている言葉です。
「お時間を頂戴したく存じます」はとても丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うことができると覚えておきましょう。
「お時間を頂戴したく存じます」は社外の人に対してビジネスメールや電話などで、相手に時間をもらえないかお願いする場合に使う言葉になります。その他にも、上司に対して相談する場合にも使うことが可能です。
「お時間を頂戴したく存じます」はクッション言葉とセットで使える
「お時間を頂戴したく存じます」は「大変恐縮ですがお時間を頂戴したく存じます」「ご迷惑をおかけしますがお時間を頂戴したく存じます」などのように、クッション言葉とセットで使うことで相手により良い印象を与えることができます。
クッション言葉とは、伝えたい本題に入る前に一言添えて気遣いを示す言葉のことを意味しています。そのため、クッション言葉を使用すると相手に対して良い印象を与えることができます。
「お時間を頂戴したく存じます」の類語
「お時間を頂戴したく存じます」の類語・類義語としては、時間をもらいたいことをお願いすることを意味する「お時間を頂戴したく申し上げます」、時間を頂戴とお願いすることを意味する「お時間をください」などがあります。
「お時間をいただきたく存じます」の意味
「お時間をいただきたく存じます」とは
「お時間をいただきたく存じます」とは、相手に時間をもらえないかと依頼することを意味しています。
「お時間をいただきたく存じます」の使い方
「お時間をいただきたく存じます」を使った分かりやすい例としては、「今から15分ほどお時間をいただきたく存じます」「今しばらくお時間をいただきたく存じます」「ご多忙の中大変恐縮ですがお時間をいただきたく存じます」などがあります。
「お時間をいただきたく存じます」はある長さをもつ時のことを意味する「時間」に、接頭語の「お」、もらうの謙譲語の「いただきたく」、思うの丁重語「存じる」、丁寧語の「ます」が合わさり、相手に時間をもらえないかと依頼することの意味で使われている言葉です。
「お時間をいただきたく存じます」は丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対して使うことができると覚えておきましょう。
ただし、社外の人に対して使用する場合は、「お時間をいただきたく存じます」よりもさらに丁寧な表現である「お時間を頂戴したく存じます」を使うことが多いです。
「お時間をいただきたく存じます」はビジネスメールや電話などで、相手に時間をもらえないかお願いする場合に使う言葉になります。その他にも、上司に対して相談する場合にも使うことが可能です。
「お時間をいただきたく存じます」の類語
「お時間をいただきたく存じます」の類語・類義語としては、時間をもらえたら嬉しいことを意味する「お時間をいただければ幸いです」、時間をもらうようにお願いすることを意味する「お時間をいただきますようお願い申し上げます」などがあります。
「お時間を頂戴したく存じます」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、相手に時間をもらえないかと依頼することを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「お時間を頂戴したく存じます」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。
「お時間をいただきたく存じます」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、相手に時間をもらえないかと依頼することを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「お時間をいただきたく存じます」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。
「お時間を頂戴したく存じます」と「お時間をいただきたく存じます」はどちらも相手に時間をもらえないかと依頼することを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、よりかしこまった場面では「お時間を頂戴したく存じます」の方を使うことが多いと覚えておきましょう。