【淡い】と【薄い】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「淡い」(読み方:あわい)と「薄い」(読み方:うすい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「淡い」と「薄い」という言葉は、どちらも色が濃くないことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「淡い」と「薄い」の違い

「淡い」と「薄い」の意味の違い

「淡い」と「薄い」の違いを分かりやすく言うと、「淡い」は厚みが少ないという意味がない、「薄い」は厚みが少ないという意味があるという違いです。

「淡い」と「薄い」の使い方の違い

一つ目の「淡い」を使った分かりやすい例としては、「私は淡い味付けの方が好みです」「彼女は淡い色の服を好みます」「友人と学生時代の淡い思い出について語り合いました」「この淡い色合いが素敵だと思います」などがあります。

二つ目の「薄い」を使った分かりやすい例としては、「夫の髪の毛は薄いです」「紅茶は薄い方が好きです」「彼は人情の薄い人だと思います」「この賭けが成功する可能性は薄いです」「絵に薄い色を塗る」などがあります。

「淡い」と「薄い」の使い分け方

「淡い」と「薄い」はどちらも色が濃くないことを意味している言葉ですが、使い方に少し違いがあります。

「淡い」と「薄い」は色、味、光、物事への程度に関しての意味は、ほぼ同じであり違いはありません。ただし、厚みが少ないという意味は「淡い」は持っていないのに対して、「薄い」は持っているというのが違いです。

「淡い」と「薄い」の英語表記の違い

「淡い」も「薄い」も英語にすると「light」「slight」「pale」となり、例えば上記の「絵に薄い色を塗る」を英語にすると「paint a picture in pale colors」となります。

「淡い」の意味

「淡い」とは

「淡い」とは、色や味などが際立たず薄いことを意味しています。その他にも、形や光などがぼんやりしていること、執着や関心が少なくてあっさりしていることの意味も持っています。

表現方法は「淡い恋心」「淡い色」「淡い気持ち」

「淡い恋心」「淡い色」「淡い気持ち」「淡い思い出」「淡い記憶」などが、「淡い」を使った一般的な言い回しになります。

「淡い」の使い方

「彼は淡い水色の洋服を好んで着ています」「私は淡い味付けの方が好みです」などの文中で使われている「淡い」は、「色や味などが際立たず薄いこと」の意味で使われています。

一方、「淡い雲が綺麗だったので写真を撮りました」「彼女とは淡い関係だと思っています」などの文中で使われている「淡い」は、「形や光などがぼんやりしていることや執着や関心が少なくてあっさりしていること」の意味で使われています。

「淡い」は色や味などが際立たず薄いこと、形や光などがぼんやりしていること、執着や関心が少なくてあっさりしていることなど、複数の意味を持つ形容詞です。形容詞とは、物事の状態や性質がどのようであるかを表現する際に使う言葉になります。

「淡い」は複数の意味を持つ言葉なので、様々な場面において使われている言葉です。また、色、味、光、物事への程度に関して使うのが一般的になっています。

「淡い」には現代で使われていない意味もある

「淡い」は以前、軽薄であるという意味でも使われていましたが、現代では使用されていないので、使わないように注意しましょう。

「淡い」の対義語

「淡い」の対義語・反対語としては、程度や度合いが大きいことを意味する「強い」があります。

「淡い」の類語

「淡い」の類語・類義語としては、穏やかであることを意味する「柔らかい」、量や程度がわずかなことを意味する「ほのか」、いかにも弱そうであることを意味する「弱々しい」などがあります。

「薄い」の意味

「薄い」とは

「薄い」とは、厚みが少ないことを意味しています。その他にも、物の濃度や密度などが少ないこと、物事の程度が甚だしくないことの意味も持っています。

表現方法は「色が薄い」「味が薄い」「髪が薄い」

「色が薄い」「味が薄い」「髪が薄い」などが、「薄い」を使った一般的な言い回しになります。

「薄い」の使い方

「板を薄く削るようにお願いされました」「この部屋は壁が薄いので隣りの部屋声が聞こえてくる」などの文中で使われている「薄い」は、「厚みが少ないこと」の意味で使われています。

一方、「味が薄いラーメンよりも濃いラーメンの方が好きです」「当選する見込みは薄いのであまり期待しない方がいいだろう」などの文中で使われている「薄い」は、「物の濃度や密度などが少ないことや物事の程度が甚だしくないこと」の意味で使われています。

「薄い」は厚みが少ないこと、物の濃度や密度などが少ないこと、物事の程度が甚だしくないことなど、複数の意味を持つ言葉になります。そのため、様々な場面において使うことができると覚えておきましょう。

「薄い」の特徴

「薄い」はプラスのイメージとマイナスのイメージどちらでも使えるというのが特徴です。

例えば、「このラーメンは味が薄いです」と一言で表したとしても、味が薄いラーメンが好きな人もいれば、味が濃いラーメンが好きな人もいるので、「薄い」が良いか悪いかは一概には言えないのです。

「薄い」の対義語

「薄い」の対義語・反対語としては、厚みがあることを意味する「厚い」、度合いが強いことを意味する「濃い」などがあります。

「薄い」の類語

「薄い」の類語・類義語としては、面白味や魅力がなくつまらないことを意味する「味気ない」、量が少なくて勢いが弱いことを意味する「細い」、紙や布が薄くて弱いことを意味する「ぺらぺら」などがあります。

「淡い」の例文

1.私は淡いピンクが好きなので、その色のワンピースをよく着ています。
2.この淡い色で描かれた絵画は、とても素晴らしいものだと思います。
3.空には淡い夜明けの光がみなぎっていたので、思わず眺めてしまいました。
4.家を出ていった妻がひょっこり帰ってきてくれると淡い期待をしているが、現実はそう甘くありません。
5.最近幼馴染に対して、淡い恋心を抱いている自分に気づきました。
6.彼女が着ているチュニックは大きな花柄が印象的だが、淡い色合いで派手さはなく涼し気に見える。
7.ポスターデザインのカラーですが、私は派手な色使いよりも、淡い色合いの方が上品で素敵だと思います。
8.仕事を辞めてからは、長年の夢だったカフェオープンに向けて、淡い期待と不安を胸に秘めながら、彼女は準備に奔走した。
9.初めての海外旅行は、誰でも心躍るもの。しかし、同時に様々な不安もつきまといます。私は、淡い期待と高まる緊張を胸に、いよいよ旅立ちの日を迎えました。
10.私は胸の鼓動を速めながら、思い切って気持ちを伝えましたが、相手には「ごめんなさい」と言われて、私の淡い恋は儚く散ってしまいました。

この言葉がよく使われる場面としては、色や味などが際立たず薄いことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、形や光などがぼんやりしていること、執着や関心が少なくてあっさりしていることを表現したい時にも使います。

例文1と例文2の「淡い」は色や味などが際立たず薄いこと、例文3の「淡い」は形や光などがぼんやりしていること、例文4と例文5の「淡い」は執着や関心が少なくてあっさりしていることの意味で使っています。

「薄い」の例文

1.壁が薄いせいで隣人の電話の声が聞こえてくるので、近いうちに引っ越しを考えています。
2.最近髪の毛が薄い気がするので、育毛剤を使うことにしました。
3.奥さんの料理の味が薄いので、どう伝えたら傷つけないか悩んでいます。
4.足を軽く捻挫したが痛みがだいぶ薄いので、このまま放っておけば治るだろう。
5.このポジションは激戦区なので、日本代表に選ばれる可能性は薄いらしいです。
6.来週のプレゼンのリハーサルを部内で行ったが、部長からちょっと内容が薄いんじゃないかと指摘を受けもう一度練り直すことにした。
7.この地域は地震の可能性が薄いと言われていましたが、最近小さな揺れが頻繁に起こっています。
8.山田さんは最近、仕事のストレスで髪の毛が薄くなってきたので、育毛サプリメントを試してみることにしました。
9.新入社員の田中君はいわゆる人情が薄く、同僚の困っている様子を見ても声をかけようとしません。
10.味が薄いラーメンよりも濃いラーメンの方が好きですが、医者から塩分のとりすぎだと止められているのです。

この言葉がよく使われる場面としては、厚みが少ないことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、物の濃度や密度などが少ないこと、物事の程度が甚だしくないことを表現したい時にも使います。

例文1の「薄い」は厚みが少ないこと、例文2と例文3の「薄い」は物の濃度や密度などが少ないこと、例文4と例文5の「薄い」は物事の程度が甚だしくないことの意味で使っています。

「淡い」と「薄い」はどちらも色が濃くないことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、厚みが少ないという意味がないのが「淡い」、「厚みが少ない」という意味があるのが「薄い」と覚えておきましょう。

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