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【高鳴る】と【高まる】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「高鳴る」(読み方:たかなる)と「高まる」(読み方:たかまる)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「高鳴る」と「高まる」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。




「高鳴る」と「高まる」の違い

「高鳴る」と「高まる」の意味の違い

「高鳴る」と「高まる」の違いを分かりやすく言うと、「高鳴る」とは動機が激しくなること、「高まる」とは物事の程度が増してくることという違いです。

「高鳴る」と「高まる」の使い方の違い

一つ目の「高鳴る」を使った分かりやすい例としては、「未来への希望で胸が高鳴る」「ついに合格発表の日を迎えたので鼓動が高鳴る」「好きなバンドのライブにチケットが当たり胸が高鳴る」「私は胸が高鳴るのを覚えました」などがあります。

二つ目の「高まる」を使った分かりやすい例としては、「彼がプロ野球へ進むのか世間の関心が高まる」「この場所は外国人の観光場所として人気が高まる」「新人は様々な経験を経験をすることでトラブルへの対応能力が高まる」「この作品のおかげで彼女の名声は高まる」などがあります。

「高鳴る」と「高まる」の使い分け方

「高鳴る」と「高まる」は似た言葉ですが、意味は異なっているので混同しないように注意しましょう。

「高鳴る」は高らかに鳴り響くことや動機が激しくなることを意味しており、「胸が高鳴る」「高鳴る鼓動」などのような言い回しで使います。

一方、「高まる」は物事の程度が増してくることを意味しており、「気持ちが高まる」「声が高まる」などのような言い回しで使うというのが違いです。

「高鳴る」と「高まる」の英語表記の違い

「高鳴る」を英語にすると「heart beat fast」「throb」となり、例えば上記の「私は胸が高鳴るのを覚えました」を英語にすると「I felt my heart beating fast」となります。

一方、「高まる」を英語にすると「get higher」「heighten」「rise」となり、例えば上記の「この作品のおかげで彼女の名声は高まる」を英語にすると「This work has heightened her reputation」となります。

「高鳴る」の意味

「高鳴る」とは

「高鳴る」とは、高らかに鳴り響くことを意味しています。その他にも、動機が激しくなることの意味も持っています。

表現方法は「高鳴る鼓動」「胸が高鳴る」「心が高鳴る」

「高鳴る鼓動」「胸が高鳴る」「心が高鳴る」などが、「高鳴る」を使った一般的な言い回しになります。

「高鳴る」の使い方

「彼らには高鳴る声援が送られています」「17時のお知らせに鐘が高鳴る」などの文中で使われている「高鳴る」は、「高らかに鳴り響くこと」の意味で使われています。

一方、「期待に胸が高鳴る」「不安で胸が高鳴る」などの文中で使われている「高鳴る」は、「動機が激しくなること」の意味で使われています。

「高鳴る」は高らかに鳴り響くことや動機が激しくなることの二つの意味を持つ言葉ですが、広く一般的に使われているのは動機が激しくなることの意味になります。

「高鳴る」の特徴

動機が激しくなること、つまり胸がドキドキする際によく使われている言葉で、願いや望みなどが叶うことを想像した際に使うのが一般的です。そのため、プラスのイメージを伴っていることが多いと覚えておきましょう。

「高鳴る」の類語

「高鳴る」の類語・類義語としては、音や声が辺りに伝わることを意味する「響く」、喜びや期待などで胸がどきどきすることを意味する「ときめく」、音があたり一面に響きわたることを意味する「鳴り渡る」、期待や興奮などで胸がどきどきすることを意味する「轟く」などがあります。

「高まる」の意味

「高まる」とは

「高まる」とは、物事の程度が増してくることを意味しています。

表現方法は「気持ちが高まる」「声が高まる」「動きが高まる」

「気持ちが高まる」「声が高まる」「動きが高まる」などが、「高まる」を使った一般的な言い回しになります。

「高まる」の使い方

「高まる」を使った分かりやすい例としては、「報酬を約束することで彼らの士気も高まるだろう」「暑さが高まると熱中症の人が増えてきます」「ワールドカップの日が近づき期待が高まる」「円安の影響により海外からの旅行先として人気が高まる」などがあります。

「高まる」は物事の程度が増してくることを意味する動詞です。

「高まる」は「興奮が高まる」「期待が高まる」「暑さが高まる」などのように、日常生活、ビジネスシーン、スポーツシーンなど、様々な場面において使うことができます。また、自分の感情や様々な状況がより盛り上がった様子を表現している言葉です。

「胸が高まる」は誤用

「胸が高まる」という表現は誤用なので使わないように注意しましょう。正しい日本語は「胸が高鳴る」になります。なぜなら、「胸が高鳴る」はドキドキすることを表現するので、物事の程度が増してくることを意味する「高まる」は使うことができないからです。

「高まる」の類語

「高まる」の類語・類義語としては、より高い位置や高い程度に向かってゆくことを意味する「上昇」、物の数量が増えることを意味する「増加」、喜怒哀楽の激しい感情が沸き上がってきて胸がいっぱいになることを意味する「込み上げる」などがあります。

「高鳴る」の例文

1.この会場は高鳴る声援で溢れているので、頑張れそうな気がしてきました。
2.あの鳥は高鳴る声で鳴く印象が強く、頭から離れることができません。
3.おみくじで大吉を引くことができたので、今年は良い年になりそうで胸が高鳴る。
4.志望校への入学が決まったので、望んだ学生生活を送れることに胸が高鳴る。
5.明日は遠距離恋愛している彼に会うので、胸が高鳴り中々寝付くことができません。

この言葉がよく使われる場面としては、高らかに鳴り響くことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、動機が激しくなることを表現したい時にも使います。

例文1と例文2の「高鳴る」は高らかに鳴り響くこと、例文3から例文5の「高鳴る」は動機が激しくなることの意味で使っています。

「高まる」の例文

1.海外で活躍する日本人のニュースを観て、海外移籍の意欲が高まる。
2.異常気象が続いているので、地球温暖化への対応の必要性が高まる。
3.政権交代のメリットは、国民の政治への関心が高まることだと思っています。
4.感染リスクが高まるので、不要不急の外出はしないように気をつけています。
5.楽しみにしていたイベントの日が近づいてきたので、期待が高まる。

この言葉がよく使われる場面としては、物事の程度が増してくることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「高まる」は様々な場面において使うことができる言葉です。

「高鳴る」と「高まる」は似た言葉ですが意味は異なっています。どちらの言葉を使うか迷った場合、動機が激しくなることを表現したい時は「高鳴る」を、物事の程度が増してくることを表現したい時は「高まる」を使うと覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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