【目指す】と【志す】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「目指す」(読み方:めざす)と「志す」(読み方:こころざす)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「目指す」と「志す」という言葉は、どちらも目標とすることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「目指す」と「志す」の違い

「目指す」と「志す」の意味の違い

「目指す」と「志す」の違いを分かりやすく言うと、「目指す」は行動を伴う必要がある、「志す」は行動を伴う必要がないという違いです。

「目指す」と「志す」の使い方の違い

一つ目の「目指す」を使った分かりやすい例としては、「彼が目指すのはサッカー日本代表です」「今大会は3時間以内のゴールを目指す」「この施設の年内の完成を目指す」「彼女は一等賞を目指している」などがあります。

二つ目の「志す」を使った分かりやすい例としては、「私は建築家を志す」「彼は中学生から医者になることを志す」「これからを日本を変えていくために政治家を志す」「彼女は学者を志している」などがあります。

「目指す」と「志す」の使い分け方

「目指す」と「志す」はどちらも目標とすることを意味している言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

結論から言ってしまうと、行動を伴う必要があるのが「目指す」、行動を伴う必要がないのが「志す」になります。

「目指す」は到達や達成の目標とすることを意味しており、「私は弁護士を目指す」「10分以内の完走を目指す」などのように、目標に向かって動き出している場合に使うのが一般的なので、基本的に行動が伴っている表現です。

一方、「志す」は心の中に立てた目的や目標に向かって進もうと決心することを意味しており、「医者を志す」「世界平和を志す」などのように、実際に動いていなくても心の中で思っていれば使うことができるというのが違いになります。

「目指す」と「志す」の英語表記の違い

「目指す」を英語にすると「aim」「go for」となり、例えば上記の「彼女は一等賞を目指している」を英語にすると「She is aiming at first prize」となります。

一方、「志す」を英語にすると「aspire」「resolve」「set one’s heart」となり、例えば上記の「彼女は学者を志している」を英語にすると「She has set her heart on becoming a scholar」となります。

「目指す」の意味

「目指す」とは

「目指す」とは、到達や達成の目標とすることを意味しています。

「目指す」の使い方

「目指す」を使った分かりやすい例としては、「今回の選挙で再選目指す」「市長としてみんな過ごしやすい街を目指す」「私はプロ野球選手を目指す」「我々が目指すのは世界一位です」「私たちはお客様に愛される店を目指す」などがあります。

「目指す」は到達や達成の目標とすることを意味する言葉です。

「目指す」は「20時に東京に到着するのを目指す」のように目標が物であったり地点である場合もあれば、「私はプロバスケットボール選手を目指す」のように状態や資格など、様々な場面で使うことができます。

また、目標が抽象的な内容の場合は、上昇的なものであり、意志の感じられることが多いと覚えておきましょう。

「目指す」の類語

「目指す」の類語・類義語としては、目標にすることを意味する「目掛ける」、ある方向や目的に向かうことを意味する「指向」、目指す方向に行くことを意味する「進む」、計画を立てることを意味する「企てる」などがあります。

「志す」の意味

「志す」とは

「志す」とは、目的や目標に向かって進もうと決心することを意味しています。

「志す」の読み方

「志す」の読み方は「こころざす」です。誤って「しす」などと読まないように気をつけましょう。

「志す」の使い方

「志す」を使った分かりやすい例としては、「私は建築家になることを志す」「彼が政治家を志すのはありそうなことだと思いました」「金儲けしか考えていない人は医者を志すべきではありません」「この喫茶店は漫画家を志すものが多く通っている」などがあります。

「志す」は目的や目標に向かって進もうと決心することを意味する動詞です。

「志す」の特徴

「志す」は将来の目標や行き着くべき所などを定める場合に使います。そのため、抽象的なものを指すのが一般的です。

また、「志す」は職業や地位に対して使われていることが多いと覚えておきましょう。

「志す」の類語

「志す」の類語・類義語としては、意識が一定の対象に向かうことを意味する「志向」、知識や経験などに基づいて筋道を立てて頭を働かせることを意味する「考える」、ある事を行うためにあらかじめ方法や順序などを考えることを意味する「計画」があります。

「目指す」の例文

1.私たちはサービス開始2年で、年商1億を目指すことにしました。
2.私も父のようにたくさんの人を救いたいので、医者を目指すことにしました。
3.今日の予定は午前7時に山小屋を出発し、山頂を目指すことです。
4.地域住民から愛されるお店を目指すために、接客には力を入れています。
5.ワンランク上の学校を目指すために、今ら数か月間死ぬ気で勉強しようと思います。

この言葉がよく使われる場面としては、到達や達成の目標とすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「目指す」は様々な場面で使うことができる言葉です。

「志す」の例文

1.このカフェは小説家を志すものが多く通っている、ちょっとしたスポットになっています。
2.他人を救いたいということを考えたことが無い人は、弁護士を志すべきではありません。
3.プロサッカー選手になったからには、日本代表としてワールドカップに出場することを志す。
4.私は母の華麗な演技力に憧れて、女優を志すことにしました。
5.このままで日本はダメになってしまうと思うので、政治家になることを志す。

この言葉がよく使われる場面としては、目的や目標に向かって進もうと決心することを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「志す」は職業や地位に対してよく使われている言葉です。

「目指す」と「志す」はどちらも目標とすることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、行動を伴う必要があるのが「目指す」、行動を伴う必要がないのが「志す」と覚えておきましょう。

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