【来週明け】と【週明け】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「来週明け」(読み方:らいしゅうあけ)と「週明け」(読み方:しゅうあけ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「来週明け」と「週明け」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「来週明け」と「週明け」の違い

「来週明け」は「週明け」の間違い

「来週明け」と「週明け」の違いを分かりやすく言うと、「来週明け」とは「週明け」の間違った使い方、「週明け」とは新しい週が始まることです。

「来週明け」は誤字

一般的には「来週明け」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「週明け」のことを間違えて「来週明け」を使っている人がほとんどです。

「週明け」は正しい日本語

正しい言葉である「週明け」を使った分かりやすい例としては、「これが発行されるのは週明けになると思います」「週明けから新学期が始まります」「週明けに改めてご連絡いたします」「また週明けに来ますね」などがあります。

「週明け」という言葉はあっても、「来週明け」という言葉は存在しません。同時に「週明け」という単語の意味について「新しい週が始まること」と覚えておきましょう。

「週明け」の英語表記

「週明け」を英語にすると「the beginning of next week」となり、例えば上記の「また週明けに来ますね」を英語にすると「I’ll be back at the beginning of the week」となります。

「来週明け」の意味

「来週明け」とは

「来週明け」とは、「週明け」の間違った使われ方です。

「来週明け」が間違っている理由

「来週明け」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「週明け」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「来週明け」と「週明け」を間違ってしまう理由としては、新しい週が始まることを表現しようとして、勘違いで「来週」を使ってしまっているのが原因です。「来週明け」という言葉は辞書に載っておらず、間違った日本語になります。

ではなぜ「来週明け」が間違った言葉かというと、「週明け」自体で新しい週が始まることを意味しているので、「頭痛が痛い」「馬から落馬する」「日本に来日する」などのような重言に当てはまるからです。

重言とは同じ意味の語を重ねた言い方ことを意味しています。重言の多くは誤用と見なされるが、意味を強調したり語調を整えるため、あるいは理解を確実にさせるために、修辞技法として用いられる場合もあります。

「来週」の使い方

間違った言葉である「来週明け」の「来週」を使った分かりやすい例としては、「来週の土曜日は空いてますか」「試験が来週に控えているので体調を崩さないようにしよう」「来週までに完成させたいです」などがあります。

「週明け」の意味

「週明け」とは

「週明け」とは、新しい週が始まることを意味しています。

「週開け」や「週空け」は誤用

「週明け」を「週開け」や「週空け」とするのは誤用なので、間違えないように注意が必要です。

「週明け」の使い方

「週明け」を使った分かりやすい例としては、「荷物は週明けには届くと思いますよ」「お盆休みが終わり週明けから仕事が始まる」「週明け早々トラブルに巻き込まれてしまいました」「週明けにはこちらから連絡いたしますね」などがあります。

「週明け」は新しい週が始まることを意味する名詞です。また、日常生活、ビジネスシーン、ニュース、新聞など、様々な場面において使われています。

「週明け」はいつか

「週明け」はいつだろうと思う方もいるはずですが、結論から申しあげますと一般的には次の週の月曜日を指しています。そのため、「週明けにご連絡いたします」とすると、翌週の月曜日に連絡することを意味しています。

ただし、ビジネスシーンにおいては日曜日や火曜日にその週のが始まる会社もありますので、「週明けの月曜日にご連絡いたします」とした方が、トラブルを未然に防ぐことができる可能性があると覚えておきましょう。

「週明け」の類語

「週明け」の類語・類義語としては、日曜日の次の日のことを意味する「月曜日」があります。

「来週明け」の例文

1.「来週明け」という言葉は存在しないので、おそらく「週明け」の言い間違いだろう。
2.「週明け」という言葉は新しい週が始まることで、「来週明け」という言葉はない。
3.「来週明け」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.来週明けには荷物が届くはずですという言葉を使う人はいるが、正しくは週明けには荷物が届くはずですになります。。
5.週明けに面接結果をご連絡いたしますという言葉はあるが、来週明けに面接結果をご連絡いたしますという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「週明け」という言葉を間違えて「来週明け」と表現している時などが挙げられます。

「来週明け」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「週明け」を間違えて使っている可能性が高いです。

「来週明け」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「来週明け」ではなく、「週明け」と表現するのが正しい使い方になります。

「週明け」の例文

1.週明けには大学が始まるので、今週中に自宅に戻ろうと思います。
2.本当は土曜日開催予定でしたが、色々トラブルが発生し、週明けの開催となりました。
3.週明けには完成すると思いますので、もうしばらくお待ちください。
4.天気予報で週明けに台風が来ると言われているので、戸締りはしっかりしておくことにします。
5.この件に関してですが、週明けの月曜日中にはご連絡いたします。

この言葉がよく使われる場面としては、新しい週が始まることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「週明け」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「来週明け」と「週明け」どちらを使うか迷った場合は、「来週明け」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「週明け」を使うようにしましょう。

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