【見解】と【意見】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「見解」(読み方:けんかい)と「意見」(読み方:いけん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「見解」と「意見」という言葉は、どちらも物事に対する考えを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



見解と意見の違い

見解と意見の意味の違い

見解と意見の違いを分かりやすく言うと、見解とは考える道筋を意味し、意見とは考えそのものを意味するという違いです。

見解と意見の使い方の違い

一つ目の見解を使った分かりやすい例としては、「両者の見解が一致する」「否定的な見解を示す」「公の場で見解を述べる」「弁護士に見解を伺う」「テンプレートを使って見解書を書く」などがあります。

二つ目の意見を使った分かりやすい例としては、「他校の生徒と意見を交換する」「自分の意見を述べる」「自分の意見を批判されるのが怖い」「意見文の書き方を教わった」「意見を挙げて下さい」などがあります。

見解と意見という言葉は、物事に対する考えを表し、日常生活やビジネスシーンにおいて馴染みのある言葉です。似たような表現をする言葉ですが、意味や使い方は異なるので注意が必要です。見解は、物事に対する考え方や価値判断を意味します。一方の意見は、物事に対する主張や考えを意味します。

「見解が一致する」と「意見が一致する」の違い

上記の例の「見解が一致する」とは、考え方や事柄の評価が一致することを意味します。これが「意見が一致する」となると、考えそのものや主張がぴったり一致することを意味します。つまり、見解は考える道筋であり、意見は考えそのものなのです。

二つの言葉の使い方にも違いがあります。見解は、公的機関や団体が考え方を公表する場合に使われることが多い言葉です。一方の意見は、一個人が私的な考えを表す場合に使われることが多い言葉です。

見解と意見の英語表記の違い

見解も意見も英語にすると「opinion」「view」となり、例えば上記の「見解が一致する」を英語にすると「have the same opinion」となります。「意見を交換する」を英語にすると「exchange opinions」となります。

見解の意味

見解とは

見解とは、物事に対する考え方や価値判断を意味しています。

表現方法は「見解を深める」「見解に至る」「見解を述べる」

「見解を深める」「見解に至る」「見解を述べる」「見解を示す」「見解を聞く」「私の見解」などが、見解を使った一般的な表現方法です。

見解の使い方

見解を使った分かりやすい例としては、「専門家会議が見解を示す」「医学界と科学界で見解が一致する」「美醜の見解は人それぞれだ」「一方的な見解に基づく意見だろう」「専門家の見解を踏まえて判断したい」などがあります。

その他にも、「見解の相違と温度差を感じた」「皆様の見解をご教示ください」「これは私の個人的見解です」「国内の感染状況について見解を求める」「それは推測の域を出ない見解だろう」などがあります。

見解という言葉は、物事に対する考え方や価値判断を意味します。思考の展開の順序や、値打ちの評価など考えの基本となるところです。組織や団体の基本的な考えを表す言葉であり、日常生活よりもビジネスシーンで使われています。

見解の読み方

見解は二つの読み方があり、「けんかい」の他に「けんげ」とも読みます。「けんげ」と読む場合、意味は異なり、洞察力の意味になります。

「見解の相違」の意味

見解を用いた言い回しには「見解の相違」があり、考え方や解釈が互いに食い違うことや意見が一致しないことを意味します。脱税や申告漏れの報道で、企業側は「見解の相違があった」と表現することがありますが、これは税法の解釈ついて、国税と企業側で食い違いがあったことを表しています。

見解の類語

見解の類語・類義語としては、考える際のよりどころとなる立場を意味する「見地」、物事を見たり考えたりする立場を意味する「観点」、ある立場からの物事の考え方を意味する「見方」などがあります。

見解の解の字を使った別の言葉としては、言い訳をすることを意味する「弁解」、意味内容を解きほぐして明らかにすることを意味する「解釈」、図を用いて解き示すことを意味する「図解」などがあります。

意見の意味

意見とは

意見とは、ある問題に対する主張や考え、心に思うところを意味しています。

その他にも、自分の思うところを述べて人の過ちをいさめることの意味も持っています。

意見の使い方

「メールで他部署の意見を伺う」「自分の意見が上手く言えない」「先輩に意見を仰ぐ」「明日までに意見文を提出する宿題がある」などの文中で使われている意見は、「ある問題に対する主張や考え」の意味で使われています。

一方、「意見を具申いたしたく伺いました」「日頃の行いが悪い同僚に意見する」「他人の意見を聞き入れない」などの文中で使われている意見は、「自分の思うところを述べて人の過ちをいさめること」の意味で使われています。

表現方法は「意見を述べる」「意見を伺う」「意見を仰ぐ」

意見という言葉には二つの意味がありますが、どちらの意味でも団体よりも一個人の考えとして使われることが多い言葉です。

上記の例にあるように、意見を用いた表現には「意見を述べる」「意見を伺う」「意見を仰ぐ」「意見を言う」「意見する」などがあります。

「御意見番」の意味

意見を用いた日本語には「御意見番」があり、豊かな経験と知識とを持ち、遠慮なく意見を述べたり忠告したりする人を意味します。歯に衣着せぬ物言いで人気がある芸人やタレントなどが、ワイドショーの御意見番として活躍しています。

意見の類語

意見の類語・類義語としては、どうするつもりかという考えを意味する「意向」、持論を強く言い張ることを意味する「主張」、目下の者に物事の道理を話し聞かせることを意味する「諭す」、目上の人の過失を指摘して忠告することを意味する「諫言」(読み方:かんげん)などがあります。

意見の意の字を使った別の言葉としては、自分一人の考えを意味する「我意」、気持ちを集中して励むことを意味する「鋭意」、決意をひるがえすことを意味する「翻意」などがあります。

見解の例文

1.戦争の歴史は国によって見解の相違があるが、それぞれが真実だとも言える。
2.見解書の書き方が分からず、先輩社員に教えてもらった。
3.事故が発生した原因について、会社としての見解書をすぐに作成しなくてはいけない。
4.私が書いたレポートについて、先生の見解を是非お聞かせください。
5.イルカ漁業に対する和歌山県の公式見解がホームページにアップされている。
6.災害・地震対策の見解について、早急に専門家の意見を取り入れて対策を急ぎたい。
7.記者会見で専門家会議のメンバーが公式見解と正反対の見解を述べた。
8.ふだんは対立する与党と野党ではあるが、ある政策においては見解の一致が見られた。
9.今回の政策が本当に経済回復に役立ったのかどうかは、専門家でも見解が分かれるところだ。
10.彼はそのプロジェクトの一員だったのだから、プロジェクトは成功したとする彼の見解は至極当然のことである。

この言葉がよく使われる場面としては、物事に対する考え方や価値判断を表現したい時などが挙げられます。

例文2と例文3にある「見解書」とは、物事に対する考え方を記したビジネス文書のことです。例文5にある「公式見解」とは、自治体や政府、あるいは団体が、公式に表明する見解を意味する言葉です。

意見の例文

1.あがり症なので、人前に出たり、公の場で意見を述べることは苦手だ。
2.弁護士会は、高齢者の運転免許期間に関する法律改定を求める意見書を提出した。
3.飛行経路の変更について、周辺住民や自治体の意見を聞く意見聴取会が開かれた。
4.聴聞会とは、行政機関などが利害関係者などからの意見を聞く場のことだ。
5.新入社員から鋭く痛いところを突く意見具申をされて、課長が怒り出した。
6.少数派の意見というのは看過されがちだが、そこにこそ問題解決の糸口が隠されていることもある。
7.意見交換会とは名ばかりで、会は業者の一方的説明に終始し、質問の時間さえも取られなかった。
8.ワイドショーの芸能界のご意見番というのは何の根拠があるのだろう。
9.最近、人の意見を聞かない自己中心的な考えの人が増えてきているように思う。
10.香川県でスマホ・ゲーム依存症条例が施行されたが、自分たちできちんと時間を守るからやめてほしいという若者の意見のインタビューがニュースで報道されていた。

この言葉がよく使われる場面としては、ある問題に対する主張や考え、自分の思うところを述べて人の過ちをいさめることを表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文4で使われている意見は、ある問題に対する主張や考えを表します。例文2にある「意見書」とは、ある問題についての考えを述べた文書のことです。例文3にある「意見聴取会」とは、利害関係者および第三者などの意見を聞き取るために開催する会合を意味します。

例文5で使われている意見は、自分の思うところを述べて人の過ちをいさめることを表します。「意見具申」とは、自分より上の役職、機関などに意見を述べることを意味します。

見解と意見という言葉は、どちらも物事に対する考えを表す言葉です。どちらの言葉を使うか迷った場合、考えの道筋を表現したい時は「見解」を、考えそのものを表現したい時は「意見」を使うようにしましょう。

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