【狂気の沙汰】と【正気の沙汰】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た日本語の「狂気の沙汰」(読み方:きょきのさた)と「正気の沙汰」(読み方:しょうきのさた)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「狂気の沙汰」と「正気の沙汰」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。



「狂気の沙汰」と「正気の沙汰」の違い

「狂気の沙汰」と「正気の沙汰」の意味の違い

「狂気の沙汰」と「正気の沙汰」の違いを分かりやすく言うと、「狂気の沙汰」とは異常な行動のこと、「正気の沙汰」とはまともな行動のことという違いです。

「狂気の沙汰」と「正気の沙汰」の使い方の違い

一つ目の「狂気の沙汰」を使った分かりやすい例としては、「私にはそれが狂気の沙汰としか思えない」「彼がしたことは狂気の沙汰としか言いようがなかった」「猛吹雪の中外出するなんて狂気の沙汰だ」などがあります。

二つ目の「正気の沙汰」を使った分かりやすい例としては、「緊急事態宣言が出されているのに旅行にいくなんて正気の沙汰ではない」「このスケジュールは正気の沙汰とは思えない」「試合で負けたのに笑っているなんて正気の沙汰じゃない」「彼のとった行動は正気の沙汰です」などがあります。

「狂気の沙汰」と「正気の沙汰」は対義語

「狂気の沙汰」と「正気の沙汰」は発音が似ているので間違いやすいですが、対義語になります。

「沙汰」とは行為や行動のことを意味しており、「狂気」は気が狂っていることを意味しているので、「狂気の沙汰」とは、異常な行動という意味です。もう一方の、「正気の沙汰」の「正気」は、正常な心のことを意味しているので、まとまな行動という意味なります。

しかし、「正気の沙汰」という言葉はあまり使いません。一般的な使い方としては、「正気の沙汰ではない」「正気の沙汰とは思えない」など、否定的な言葉と一緒に使います。

「正気の沙汰ではない」は、まともな行動を意味している「正気の沙汰」を否定しているため、まともではない行動という意味になります。そのため、「狂気の沙汰」とほぼ同じ意味の言葉です。

「狂気の沙汰」と「正気の沙汰」の英語表記の違い

「狂気の沙汰」を英語にすると「sheer madness」「crazy deed」となり、例えば上記の「彼がしたことは狂気の沙汰としか言いようがなかった」を英語にすると「What he did was nothing short of sheer madness」となります。

一方、「正気の沙汰」を英語にすると「sanity」となり、例えば上記の「彼のとった行動は正気の沙汰です」を英語にすると「His behavior is sanity」となります。

「狂気の沙汰」の意味

「狂気の沙汰」とは

「狂気の沙汰」とは、異常な行動のことを意味しています。

「狂気の沙汰」の使い方

「狂気の沙汰」を使った分かりやすい例としては、「姉がとった行動は狂気の沙汰としか言いようがない」「活躍している選手を放出するなんて狂気の沙汰だ」「猛暑の屋外スポーツは狂気の沙汰としか思えない」などがあります。

「狂気の沙汰」の語源

「狂気の沙汰」の「狂気」は、気が狂っていることを意味しており、「沙汰」は行為や行動のことを意味しています。そのため、「狂気の沙汰」は気が狂っている異常な行動という意味になります。また、「狂気の沙汰」は、マイナスなイメージでしか使わない言葉です。

表現方法は「狂気の沙汰だ」「狂気の沙汰でしかない」「狂気の沙汰ほど面白い」

「狂気の沙汰だ」「狂気の沙汰でしかない」「狂気の沙汰ほど面白い」「狂気の沙汰としか思えない」などが、「狂気の沙汰」を使った一般的な表現方法になります。

「狂気の沙汰」の類語

「狂気の沙汰」の類語・類義語としては、精神の正常な調和が取れなくなることを意味する「狂う」、普通と違った常識外れるの言動のことを意味する「常軌を逸する」(読み方:じょうきをいっする)などがあります。

「狂気の沙汰」の狂の字を使った別の言葉としては、異常なまでに喜ぶことを意味する「狂喜」、道理に外れた言動のことを意味する「狂言」、精神に異常をきたした人のことを意味する「狂人」、常識外れでまとまりのない考えのことを意味する「狂想」などがあります。

「正気の沙汰」の意味

「正気の沙汰」とは

「正気の沙汰」とは、まともな行動のことを意味しています。

「正気の沙汰」の使い方

「正気の沙汰」を使った分かりやすい例としては、「彼のとった行動は正気の沙汰とは思えない」「風邪を引いているのに旅行に行くなんて正気の沙汰じゃない」「こんな無茶な計画を立てるなんて正気の沙汰とは思えない」などがあります。

「正気の沙汰」の「正気」は、正常な心のことを意味しており、「沙汰」は行為や行動のことを意味しています。そのため、「正気の沙汰」はまともな行動という意味になります。

表現方法は「正気の沙汰ではない」「正気の沙汰じゃない」

「正気の沙汰」という言葉ではあまり使わず、「正気の沙汰ではない」「正気の沙汰じゃない」などの、否定的な言葉と一緒に使うのが一般的です。

「正気の沙汰」の類語

「正気の沙汰」の類語・類義語としては、正常に意識が働いていることを意味する「正体」、心が知覚を有している時の状態のことを意味する「意識」、本心のことを意味する「本性」、本来の姿のことを意味する「本地」(読み方:ほんじ)などがあります。

「正気の沙汰」の正の字を使った別の言葉としては、正しくて嘘偽りのないことを意味する「正直」、本物であることを意味する「正真」、道理に適っていることを意味する「正当」、素直で正しいことを意味する「正道」などがあります。

「狂気の沙汰」の例文

1.人を怪我させて何も感じないんて、狂気の沙汰としか思えない。
2.緊急事態宣言が出ているのに、飲み会を開催するなんて狂気の沙汰だ。
3.狂気の沙汰も金次第という有名な書籍があるらしいので、一度読んでみたい。
4.彼女がしたことは、狂気の沙汰としか言いようがありませんでした。
5.狂気の沙汰ほど面白いという言葉が、ネット上で流行っている。

この言葉がよく使われる場面としては、異常な行動のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、マイナスなイメージでよく使われています。また、例文5の「狂気の沙汰ほど面白い」は、福本伸行の作品の『アカギ』という漫画で生まれ流行った言葉です。

「正気の沙汰」の例文

1.35度を超えているのに屋外スポーツをやらせるなんて正気の沙汰ではない。
2.新型コロナウイルスが流行しているのに、飲み会を開催するなんて、正気の沙汰じゃねぇ。
3.マスクを転売して金儲けをしようとしている人達は、正気の沙汰とは思えない。
4.彼女がしたことは、正気の沙汰ではありません。
5.子供に対して暴力を振るう親が増えているが、正気の沙汰とは思えません。

この言葉がよく使われる場面としては、まともな行動のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「正気の沙汰」を否定する言葉と一緒に使い、まともな行動ではないという意味で使うのが一般的です。

「狂気の沙汰」と「正気の沙汰」は対義語になります。「狂気の沙汰」は異常な行動のこと、「正気の沙汰」はまともな行動のことと覚えておきましょう。

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