【ギター】と【ベース】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「ギター」と「ベース」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「ギター」と「ベース」という言葉は、「弦を指や爪などではじいて鳴らす楽器」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




ギターとベースの違い

ギターとベースの意味の違い

ギターとベースの違いを分かりやすく言うと、ギターは弦が細く音域が高く、ベースは弦が太く音域が低いという違いです。

ギターとベースの使い方の違い

一つ目のギターを使った分かりやすい例としては、「クラシックギターは父から譲り受けたものだ」「ギタースタンドはしっかりしたものを購入したい」「何年も弾いているが自分のギター技術が向上しているように思えない」などがあります。

二つ目のベースを使った分かりやすい例としては、「ベースを演奏する人はベーシストと呼ばれている」「自宅用のベースアンプを購入するために楽器屋へと向かう」「ベースになる酒とソーダがあれば美味しく飲めると思っている」などがあります。

ギターとベースの使い分け方

ギターとベースはどちらも、弦を指や爪などではじいて鳴らす楽器ですが、性質が大きく異なります。

ギターは、基本的に6本の弦を備えており、指やピックで弦をはじいたり掻き下ろすことで演奏する弦楽器を指します。伴奏やメインフレーズを担うことや、ソロパートで魅せる演奏を担当することもあります。

一方のベースは、基本的に4本や5本の弦を持つ、低音パートを演奏するための弦楽器を指します。その他にも、上記例文の「ベースになる酒」などのように、基礎となるものや土台、根拠地を意味する言葉として使われています。

つまり、ギターは弦が細く高い音域を演奏することができる弦楽器であり、ベースは弦が太く低い音域を演奏することができる弦楽器であるという違いがあります。

また、ギターは全長が約100cm、弦が基本6本であるのに対して、ベースは全長が約115cm、弦が基本4本であるなど、見た目も異なります。

ギターとベースの英語表記の違い

ギターを英語にすると「guitar」となり、例えば上記の「クラシックギター」を英語にすると「classical guitar」となります。一方、ベースを英語にすると「bass」となり、例えば上記の「ベースを演奏する」を英語にすると「play the bass guitar」となります。

ギターの意味

ギターとは

ギターとは、6本の弦を指やピックではじいたり掻き下ろすことで演奏する弦楽器を意味しています。

ギターの使い方

ギターを使った分かりやすい例としては、「エレクトリックギターに憧れていたが独学でやるには難しかった」「ギターの音も今では打ち込みができる」「好きなアーティストがギターの弾き語り配信をするらしく早く帰宅することにした」などがあります。

その他にも、「マンションでギターを練習するために防音壁を取り入れることにした」「ギターやベースは家で練習できるがドラマーの人はどうしているのだろうか」「アコースティックギターとカホンの組み合わせが好きだ」などがあります。

ギターは英語で「guitar」と表記されます。発音上のアクセントは異なりますが、英語の読み方をカタカナ語として用いています。空洞のあるボディを持つ「アコースティックギター」と電気も用いる「エレクトリックギター」の二つに大きく分けられます。

アコースティックギターとは

アコースティックギターは、クラシック音楽やフォークソング、ポップスなど様々なジャンルで用いられており、「アコギ」とも呼ばれています。今日では電気信号を取り出せるようにした「エレクトリックアコースティックギター」も存在します。

エレクトリックギターとは

一方のエレクトリックギターは、ボディの内部が空洞となっているもの、若干ボディが薄く、空洞も小さくなっているもの、空洞が存在しないものの三つに分類されており、「エレキ」と略して使われることもあります。

どのギターも一般的には6本の弦が張られていますが、低音側に4本弦が追加された「10弦ギター」や、通常のギターの弦を2本のペアに置き換えて調弦された「12弦ギター」もあります。

ギターの類語

ギターの類語・類義語としては、5から6本の弦を持ち、指などで弾奏する楽器を指す「バンジョー」、2本ずつ対になった8本の弦を張り、義甲で弾奏する楽器を指す「マンドリン」、7本の弦を持ち、左手で弦を押さえて右手で弾く楽器を指す「琴」などがあります。

ベースの意味

ベースとは

ベースとは、4本前後の弦で低音パートを演奏する弦楽器を意味しています。

その他にも、基礎となるものや土台、根拠地を意味する言葉として使われています。

ベースの使い方

「初心者向けのベースのおすすめを調べている」「ギターよりもベースの方が簡単と聞いたが本当だろうか」「ベースギターの奏でる音が一番好きだ」などの文中で使われているベースは、「低音や低音域を演奏するための楽器」の意味で使われています。

一方、「今ある案をベースに展開させることになった」「ベースアップもされているが物価も上がっている」「ベースキャンプ地へ戻る足取りは軽かった」などの文中で使われているベースは、「土台や基礎」の意味で使われています。

ベースは英語で「bass」と表記され、「低音楽器」「低音の」といった意味を持ちます。日本語でも同じように使われ、ギターと並べて使われるベースは主に「エレクトリックベースギター」を指すことがほとんどです。

クラシックやジャズで用いられる場合には「コントラバス」を指すことが多く、コントラバスが用いられていない楽曲ではヴィオラやヴァイオリンを指すこともあり、低音部を表す場合には他の楽器で「シンセベース」のように表現されることもあります。

表現方法は「ベースに展開させる」「ベースアップ」

また、上記例文の「ベースに展開させる」「ベースアップ」などのように、「基礎部分」「土台」「根拠地」を意味する言葉としても使われることも多いですが、英語表記は「base」であり、音楽用語として使われるベースとは元となる語が異なります。

ベースの対義語

ベースの対義語・反対語としては、原理や知識を実際の事柄に当てはめて用いることを意味する「応用」があります。

ベースの類語

ベースの類語・類義語としては、最低音部や最低音域を意味する「バス」、ある物事の基礎となるものを意味する「基底」、思想や行動などの根底にある基本的な考えや傾向を意味する「基調」などがあります。

ギターの例文

1.ギターやピアノを小さい頃からさわっていたため、一人暮らしをする時に防音対策についてまず悩むことになった。
2.コードだけを見てもギターを弾くことはまだできず、初心者向けの運指表が近くになければ何も押さえられない。
3.ギターの弦交換の方法が分からないため、友人にご飯を奢るからと頼んで定期的にやってもらうことにしている。
4.ギターのチューニングが合っていないと、周りの演奏と合わないため、しっかり準備しておかなければならない。
5.エレキギターをかき鳴らすアーティストの姿を見て、歌って踊る以外にも特技があったのかとファンが大喜びしていた。

この言葉がよく使われる場面としては、6本の弦を指やピックではじいたり掻き下ろすことで演奏する弦楽器を意味する時などが挙げられます。

どの例文のギターも、ベースや他の弦楽器とは性質が異なるため、置き換えて使うことはできません。

ベースの例文

1.エレキベースはバンドの中で他の音を支える縁の下の力持ちのような役割を担っていると思っている。
2.4弦ベースで練習していたため、5弦ベースと何が違うのかが全く分かっていない。
3.まだベーシストと名乗れるほどベースの技術はないため、必死に練習しているところだ。
4.この考えをベースに調査を進めていけば、きっと良い結果が得られると思っている。
5.働いている会社ではベースアップが度々検討され、自分たちの頑張りも評価してもらえるため、良い企業だと感じる。

この言葉がよく使われる場面としては、4本前後の弦で低音パートを演奏する弦楽器を意味する時などが挙げられます。

例文4や5のように、基礎となるものや土台、根拠地を表す言葉としても使われています。例文5の「ベースアップ」とは、基本給の引き上げを意味する言葉です。

ギターとベースは、どちらも「弦を指や爪などではじいて鳴らす楽器」を表します。どちらを使うか迷った場合は、弦が細く音域が高く場合は「ギター」を、弦が太く音域が低い場合は「ベース」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
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